07|「安心できる場所」は、子どもだけに必要なんじゃなかった
以前の私は、
「子どもが安心して過ごせる場所を見つけなきゃ。」
そのことばかり考えていました。
長女は学校へ行けなくなり、
次女は学校で安心して過ごせず、
毎日のように学校や支援機関のことを考えていました。
「どうしたら二人は安心できるんだろう。」
その答えを探す毎日でした。
でも、今振り返ると、
一番安心できる場所を必要としていたのは、
私自身だったのかもしれません。
仕事中に学校から電話が入る。
「お迎えをお願いします。」
その電話が鳴るたびに、
胸がぎゅっと締めつけられるような気持ちになりました。
会社に頭を下げ、
仕事を調整し、
急いで学校へ向かう。
家に帰れば、
子どもたちの話を聞き、
家事をして、
翌日の準備をする。
毎日、
「私が頑張らなきゃ。」
そう思っていました。
次女の癇癪(他害行動を含む)がひどく一時保護になった時期は、
「母親として何が足りなかったんだろう。」
そんなことばかり考えていました。
長女も不登校になり、
離婚も経験し、
仕事も続けなければならない。
周りには相談していましたが、
心のどこかでは
「私がもっと頑張れば何とかなる。」
と思っていた気がします。
そんな私が少しずつ変われたのは、
訪問看護の看護師さん、
相談支援専門員さん、
児童相談所の担当の方、
放課後等デイサービスの先生、
学校以外にも、
一緒に考えてくださる方々と出会えたからでした。
「一人で抱えなくて大丈夫ですよ。」
「困ったらまた相談してください。」
その言葉を何度も掛けてもらいました。
すぐに安心できたわけではありません。
でも、
少しずつ
「全部一人で背負わなくてもいいんだ。」
と思えるようになりました
私は、
子どもが安心できる場所ばかり探していました。
でも、
親である私に安心できる場所ができると、
不思議と子どもたちへの向き合い方も少しずつ変わっていきました。
焦ることが減り、
「今できることを一つずつでいい。」
と思える日が増えました。
もちろん、
今も悩みはあります。
学校のこと、
進路のこと、
将来のこと。
考え始めると不安になる日もあります。
それでも、
以前より「一人じゃない」と思えるようになったことは、
私にとって大きな変化です。
子どもには安心できる場所が必要。
それは間違いありません。
でも今は、
親にも安心できる場所が必要なんだと心から思います。
親が安心できると、
子どもも少し安心できる。
その安心は、
家族みんなに少しずつ広がっていく。
私はこれからも、
そんな「安心」を一つずつ増やしていきたいと思っています。
以前の私は、
「一人で頑張ること」が母親の役目だと思っていました。
でも今は、
「助けてもらえる安心」があるからこそ、子どもたちを支えられる。
そう思っています。

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