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お土産は結構毛だらけ

夫には、出張に行ってもお土産はいらないと言っている。

理由はシンプルだ。
お土産の選び方が、なんとも夫らしいのである。

以前、夫が出張先でお土産を買ってきてくれたことがあった。
「これ、子供たちに」
そう言って渡された洋菓子。

箱を開けると、
いちごのプリン風のお菓子だった。

私は思った。
子供たちにって言ったよな?

息子は、いちごが苦手だ。
プリンも好きではない。

つまり、見事に刺さらない。

もちろん、
お土産を買ってきてくれたことは嬉しい。
わざわざ選んでくれたのだろう。

でも、
何を思ってこれを選んだのか。
少し不思議だった。

たぶん夫は、
「お土産を買って帰ろう」
というところまでは考えている。

でも、
もしかすると、
夫の中では
「お土産を買った」
時点でミッション完了だったのかもしれない。

せっかく買ってきてくれたのに、
こんなことを言うと文句になってしまう。

でも私は、
「いや、そこじゃないんだよな」
とつい思ってしまう。

お土産を買ってきてくれたことはありがたい。

きっと私が欲しかったのは、
お菓子ではなく、
「〇〇はこれが好きだから」
という視点だったのかもしれない。

そんなことを思いながら、
今では夫に、
「お土産はいらないよ」
と言っている。

その方が何も起こらない。

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