【速報】ChatGPT Images 2.5を実際に使ってみた|「そこだけ変えて」はどこまで通じる?
ChatGPT Images 2.5が、ChatGPT・ChatGPT Work・Codexの全ユーザー向けに展開されました。
速くなった、きれいになった。公式発表を読むと、もちろんその辺も気になります。でも自分がいちばん試したかったのは、もっと地味なところです。
「背景だけ夜にして」
「猫のマフラーだけ赤にして」
この“だけ”が、ちゃんと通じるのか。
画像生成AIを仕事で使っていると、ここで何度も困ります。背景を直したら顔まで少し変わる。服の色を変えたら、机に置いてあった物が消える。完成に近づいたはずなのに、別の場所をまた直すことになる。
今回は柴犬と白猫の一枚絵を作り、同じ画像に2回続けて修正をかけました。下の短い実践動画は、その変化を順番に並べたものです。
まず、実践動画を見てほしい

最初は明るい朝の部屋です。次に、犬と猫は変えず、窓の外と照明だけを雨の夜へ。最後は、猫の青いマフラーだけ赤にしました。
比べると、思った以上に同じです。
犬のグレーのパーカー、猫の顔、前足の位置、机、パソコン、マグカップ。細部まで完全に一致しているとは言い切れませんが、「別の絵を作り直した」という感じはかなり薄くなっています。

テスト1|まずは元画像を作った

最初の指示は、柴犬と白猫が机で一緒に作業している場面。あとで編集テストをするため、犬はグレーのパーカー、猫は水色のマフラーと決めました。
ここで大事なのは、最初から全部を盛らないことでした。
画像生成を触り始めた頃は、細かく書けば書くほど良いと思っていました。でも後から直す前提なら、最初の画像は基準になる要素をはっきりさせた方が扱いやすい。今回はキャラクター、服、小物、構図。この4つです。
テスト2|背景だけ雨の夜にした

次の指示はかなり単純です。
「時間帯と光だけ、朝から雨の夜へ変える。犬と猫、服、机、小物、構図は変えない」
窓の外には雨と街の明かりが入り、デスクライトも暖かくなりました。一方で、犬と猫の姿はほぼそのまま残っています。
ここは素直に驚きました。
以前なら“雨の夜らしさ”を出そうとして、人物の表情や服の質感まで引っ張られることがありました。今回は、変える場所と残す場所の境目がかなり分かりやすいです。
テスト3|猫のマフラーだけ赤にした

最後はもっと細かい修正です。
雨の夜になった画像を引き継ぎ、「白猫の水色のマフラーだけ、暖かいコーラルレッドへ」と頼みました。それ以外は変えない、と念押ししています。
結果は動画の通り。赤くなったのはマフラーで、夜の窓も犬のパーカーも残りました。
画像の中の一部分だけを直したい場面は、実務だとかなり多いです。商品画像の背景、広告のコピー、服の色、バナーの小物。毎回ゼロから作り直さなくていいなら、生成速度の数字以上に時間が浮きます。
触って分かったのは、速さより「やり直しが減る」こと
OpenAIの公式発表では、Images 2.0と比べて生成待ち時間を最大50%短縮したと説明されています。自然な光や質感、参照画像の被写体を保つ力、複数回の編集で一貫性を保つ力も改善点として挙げられています。
確かに今回は速かったです。
ただ、自分が便利だと思ったのは待ち時間そのものより、修正のたびに他の場所まで崩れにくいことでした。1回の生成が20秒短くても、3回余計にやり直したら意味がありません。
このテストでは、朝から夜へ、青から赤へと2回編集しても、最初に決めた犬と猫の印象が残りました。ここがいちばん大きいです。
ChatGPT Images 2.5の使い方
特別なモデル選択をしなくても、ChatGPTの会話で作りたい画像を伝えれば使えます。OpenAIによれば、デスクトップ・モバイル・Webの全プランへ展開中です。
編集するときは、画像を開いて「何を変えるか」だけでなく、「何を残すか」も書くと分かりやすくなります。
変える:窓の外を雨の夜にする
残す:犬と猫、服、机、小物、構図、カメラ位置
「いい感じに夜にして」でも動きますが、仕事で使うなら残したい条件を書いた方が安心です。
新機能のSketchでは、ChatGPT上でラフを描き、それを完成画像の参考にできます。画像の特定箇所へコメントを置き、そこだけ修正する機能や、ポスター・商品写真などのテンプレートも追加されています。
もちろん、完全コピーではない
今回の結果はかなり良かったものの、ピクセル単位で同じではありません。毛並み、雨粒、机の反射などは少しずつ変わっています。
なので、ロゴや商品の形を絶対に変えられない案件では、生成後の目視確認はまだ必要です。1回うまくいったから、何を投げても同じ精度になるとも言えません。
それでも、「生成した画像は一発で決めるもの」から「会話しながら仕上げるもの」へ、かなり近づいた印象があります。
まとめ|派手さより、地味な修正がうれしい
ChatGPT Images 2.5の発表で目立つのは、画質と速度です。
でも実際に触って感じたのは、“そこだけ変えて”が前より通じる安心感でした。
派手な一枚を偶然引くより、気に入った一枚を少しずつ完成へ近づけられる方が、自分には使いやすい。SNS画像、noteのアイキャッチ、バナー、資料。普段の仕事へ入れるなら、この地味な改善の方が効いてきそうです。
制作の続きやAI活用の実験は、X(@aisukidog)でも更新しています。
