「まだ大丈夫」と思っていた自分への、遅すぎたけど間に合った備え
能登の震災、そして熊本の震災。ニュースで倒壊した家屋や、家具の下敷きになった人の話を見るたびに、心のどこかで「うちも危ないな」と思いながら、結局は何もしないまま日々を過ごしていました。
きっかけは、そんな漠然とした不安が、ある日ふと現実的な行動に変わった瞬間でした。「今日、注文しよう」と。
選んだのはアイリスオーヤマの「家具転倒防止伸縮棒」
アイリスオーヤマの家具転倒防止伸縮棒(KTB-40R、Mサイズ)。取り付け範囲は40〜60cm、耐圧220kgとパッケージに書かれていて、工具不要というのも背中を押してくれました。
正直なところ、こういう防災グッズは「いつか買おう」で終わりがちです。でも箱を見た瞬間、公的機関の振動試験で転倒防止効果が実証済みという言葉に、妙な安心感を覚えたのを覚えています。





取り付けてみて感じたこと
実際に設置してみると、思っていたよりずっと簡単でした。伸縮させて天井と家具の間に挟み込むだけ。工具がいらないというのは本当で、女性や高齢の方でも一人で十分に取り付けられる作業だと思います。
天井にしっかりと固定された白い棒を見上げたとき、不思議な感覚がありました。地震そのものへの不安が消えたわけではないけれど、「できることはやった」という小さな安心感が、確かにそこにあったんです。

備えは、後回しにするほど重い
家具の転倒は、地震の被害の中でも命に直結しやすいものだと言われています。寝ている間に本棚やタンスが倒れてきたら――そう考えると、数千円と数十分の手間は、決して高い代償ではありません。
能登や熊本で起きたことは、決して「よそごと」ではない。そう頭ではわかっていても、実際に行動に移すまでには、いつも一歩の距離があります。今回、その一歩を踏み出せたことが、自分にとっては小さいけれど確かな前進でした。
備えは、完璧である必要はない。まず一本から、で十分なのだと思います。
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