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「明日の目標」の直後に「明日の意気込み」を聞く病

休日の午後、ゴルフ中継のラウンド後のインタビューを見ていると、いつもテレビの前でズッコケる瞬間がある。

​——4番のイーグルはすごかったですね。

「砲台だったんで私は見えなかったんですが、ギャラリーの方々の声で入ったことがわかって、びっくりしましたし。はい。うれしかったです!」

——5人の選手が首位で並ぶ混戦ですが、明日の最終日、ズバリ目標は何でしょうか?

「優勝は意識してしまうと思うんですが、ほかの選手も伸ばしてくると思いますし、1ホール1ホール、自分らしい攻めのプレーをしてバーディーをいっぱい取れるようにがんばります!」

​うんうん、ここまではいい。ちゃんとキャッチボールが成立している。

なのに、だ。

​——それでは最後に、明日への意気込みをお願いします!

​……いや、「明日の目標」を聞いた直後に「明日の意気込み」って?

たしかに「目標」と「意気込み」は、厳密には違うだろう。だが、先の質問に答える選手の言葉には、すでに十分すぎるほどの熱や意気込みが乗っかっているのだ。

だからこそ、プロの顔にも一瞬「え、いま言ったよね?」という戸惑いが浮かぶ。それでも「はい、明日も暑くなると思いますが精一杯がんばります。応援よろしくお願いします!」と、見事な返しでインタビュアーの尻拭いをしてくれる。

​相手は極限の状態で戦ってきたプロなんだから、マイクを握る側もプロとして最低限の構成くらい練ってほしいものだ。手元のカンペを、相手の答えも聞かずにただ消化しているのが丸わかりで本当に冷めてしまう。

あの謎のテンプレ質問、早く絶滅してくれないかな。


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