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「人の意見を素直に認められる」って立派なスキルじゃん!

大学生の息子が、
今日インターンに参加してきた。

どんなことをしたのか聞いてみると、
商品開発のアイデアを
グループに分かれて出し合う、
という内容だったらしい。

親としては、どうしても気になる。

どんなアイデアを出したのか。
グループディスカッションで、
どんな立ち振る舞いをしていたのか?
親としては息子は
ちゃんと自分をアピールできたのか
すごく気になった。

でも、息子が最初に話してくれたのは、
自分のアイデアのことではなかった。

同じグループにいた人のアイデアが、
すごくよかった。

自分には思いつかないようなアイデアで、
そこからの膨らまし方もよかったらしい。

それを聞いたとき、
僕は一瞬、心の中で思った。

いや、お前は?

息子は何を言ったんだろうか。
ちゃんと発言できたのかな。
周りの人に埋もれていなかったんだろうか。

親としては、どうしてもそこが気になる。

インターンという場であれば、
ただ参加するだけではなく、
自分を見てもらう場でもある。
だからこそ、もっと自分のことを
話してもいいんじゃないかと思った。

でも、少し考えてみて、ふと思った。

これって、実はすごいことなんじゃないか。

息子は、
同じグループの人の話をちゃんと聞いていた。
その人のアイデアを、自分とは違うものとして
受け止めていた。
そして、いいものはいいと、素直に認めていた。

そこには、相手へのリスペクトがある。

グループディスカッションというと、
どうしても「いかに自分の意見を言うか」
「どう目立つか」「どう評価されるか」に
意識が向きやすい。

もちろん、それも大事だと思う。

黙っているだけでは
なかなか伝わらないこともあるし、
自分の考えを言葉にする力は必要だ。

でも、コミュニケーションは
相手があって成り立つものでもある。

自分の意見を言うことと同じくらい、
人の話を聞くことも大事なんじゃないか。
人の考えを受け止めて、
そこから議論を進めていくことも、
立派な参加の仕方なんじゃないか。

仕事の場でも、ときどき感じることがある。

「俺はこう思う」
「私はこれができます」
「どうだ、すごいだろう」

自分を前に出すことが
求められる場面は多い。

もちろん、会社では
自分の考えを持つことも、
発言することも大切だ。
遠慮ばかりしていても、
仕事は前に進まないから。

ただ、アピールすることばかりに
意識が向くと、相手の話を聞く
余裕がなくなることもある。

相手が何を言おうとしているのか。
そのアイデアのどこが面白いのか。
自分にはなかった視点はどこか。

そういうものを受け取れる人がいると、
議論は少しずつ建設的になっていく。

たぶん息子も、
自分の意見をまったく
言わなかったわけではないと思う。
みんなの話を聞きながら、
自分なりに発言もしたのだと思う。

でも、帰ってきて開口一番に出てきたのが、

「あの人すげー」

という話だった。

それが、なんだかよかった。

自分を大きく見せようとするより先に、
誰かのすごさを素直に言える。

自分にはないものを持っている人を、
ちゃんと認められる。

これって簡単そうに見えて、案外できない。

僕自身も、仕事の中で人の話を
聞いているつもりで、実は自分が
何を言うかばかり考えていることがある。

相手の発言を聞きながら、
頭の中では次に自分が
どう返すかを考えている。

相手のよさを受け止める前に、
自分の意見を出そうとしている。

そんなことが多々ある。

だからこそ、
息子の話を聞いて、少しハッとした。

アピールできることは大事。
自分の意見を言えることも大事。
でも、人の話を素直に聞けることも、
同じくらい大事なんだと思う。

いや、もしかすると、
それができるからこそ、
自分の意見もちゃんと届くのかもしれない。

「あの人すげー」と話していた
息子を見て、僕は最初、少し心配したけど
あとから思った。

人のすごさをちゃんと
見つけられる息子も、
なかなかすごいじゃないか。

親バカかもしれないけれど、
今日はそんなことを思った。

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

会社で会議や議論に参加したときに
自分の意見を考えて話し半分になりがちな
あなたにとって
何らかの気づきになればうれしいです。

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