【G-Mateコラム】「お金の不安」は二つに分けて考える
【G-Mateコラム】
人生100年時代を自分らしく楽しもう!
第2章:嵐に備える「リスクマネジメント」編③
こんにちは。
ウェルビーイング・ナビゲーター
G-Mate 後藤 学です。
「人生100年時代」と言われる今、私たちはかつてないほど長い航海に出ています。
この連載では、変化の激しい時代を自分らしく、楽しく、安心して進むための「航海術」を「キャリア(=人生)の天気」に例えながらお届けしていきます。
今日は、多くの方が抱える「お金の不安」との、穏やかな付き合い方についてお話しします。
煽られる時代だからこそ
「このままでは、老後の資金が足りません」
「知らないと、大損します」
そんな言葉を、毎日のように目にします。
不安をかき立てられ、気がつくと、よく分からないまま何かを買っていた。
そんな経験がある方も、いるかもしれません。
でも、私はお金との付き合いで大切なのは、煽られて慌てることではなく、不安の正体を「静かに見極める」ことだと考えています。
不安は、正体が分からないうちは、実際より大きく膨らみます。お金の不安も、同じです。
まず、その霧を晴らしていきましょう。
リスクは二つに分けられる
リスクを大きく二つに分けて考えてみましょう。
一つは、「いつか来ると分かっているもの」です。
歳を重ねること、病気をすること、子どもの教育費。これらは、季節の移ろいのように、来ることが予測できます。
予測できるなら、備え方も計画的に考えられます。少しずつの貯蓄、必要に応じた保険、時間をかけた資産形成。晴れた日から、雨具を用意しておくイメージです。
もう一つは、「いつ来るか分からないもの」です。
突然の失業、急な出費、思いがけない事故。予測できない、突然の雷雨のようなものです。
こちらには、計画ではなく、「とっさに使えるお金」で備えます。生活費の数ヶ月分を、手をつけずにとっておく。この「緊急資金」で、予測できなかった嵐から、あなたの身を守ることができます。
漠然と「お金が不安」と思うと、途方に暮れます。でも、「予測できる備え」と「予測できない備え」に分けるだけで、不安は、対処できる二つの課題に変わります。
頼れる制度は意外とある
また、私たちは思っている以上に、公的なしくみに支えられています。
たとえば、病気やケガで働けなくなったときの支え、医療費が高額になったときに負担を抑えるしくみ、仕事を失ったときの給付。
名前を挙げれば、健康保険の傷病手当金、高額療養費制度、雇用保険制度、といったものです。
大切なのは、これらの制度は「知らないと使えない」ということです。どんなに手厚いしくみも、存在を知らなければ、たどり着けません。
逆に言えば、「こういう制度がある」と知っているだけで、心の不安は、ずいぶん軽くなります。
私はここで、制度の細かい中身までは、お伝えしません。制度は変わりますし、一人ひとり事情も違うからです。
大切なのは、「困ったときに頼れるしくみがある」と知っておくこと。そして、いざというときは、専門の窓口や専門家を遠慮なく頼ることです。
今日からできる「0→0.1の行動」
もし、お金に漠然とした不安があるなら。
今日からできる「0.1の小さな一歩」として、こう考えてみてください。
「私が今、いちばん心配なお金のことは、『予測できること』だろうか、『予測できないこと』だろうか」
分けてみるだけで、それが「計画で備えるもの」なのか「緊急資金で備えるもの」なのか、輪郭が見えてきます。
そして、もし時間があれば、気になる公的制度の名前を一つだけ、検索してみてください。
「こんな支えがあったのか」と、少し肩の力が抜けるかもしれません。
お金の不安は、消そうとすると、かえって大きくなります。でも、正体を見極め、頼れるしくみを「知っておけば」、ちゃんと付き合っていける。
それが、損保の現場で私が学んだ、お金のリスクとの穏やかな向き合い方です。
天気に良い悪いはありません。
その日の天気をありのままに受け入れ、柔軟に装備を使い分けながら、自分らしい航海を続けていくこと。それが、私がお伝えしていきたい「ウェルビーイングな生き方」です。
次回も、変化の激しい時代を自分らしく、楽しく、安心して進むための「航海術」を「キャリア(=人生)の天気」に例えながらお届けしていきます。
ウェルビーイング・ナビゲーター
G-Mate 後藤 学
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▼1話完結短編小説 「安全な港の物語」
物語の中の登場人物は…
今のあなた自身かもしれません。
もしかしたら、将来のあなたかもしれません。
あるいは、あなたの大切な人かもしれません。
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