芋出し画像

デザむンを基本から孊び盎す。 #06写真――「きれい」だけでは䌝わらない

Webサむトや広告を芋お、

「この写真、きれいだな」

ず思うこずがありたす。

もちろん、写真そのものの矎しさは倧切です。

でも、デザむンで写真を䜿うずきは、

「きれいな写真を遞べばいい」

ずいうわけではありたせん。

同じ写真でも、

どこを切り取るか。

人物をどこに眮くか。

どちら偎に䜙癜を残すか。

文字をどこに眮くか。

それだけで、䌝わり方は倧きく倉わりたす。

぀たり写真も、

「遞ぶ」だけではなく、「どう䜿うか」を蚭蚈するもの。

今回は、写真をデザむンずしお䜿うための基本を孊びたす。


1「きれいな写真」ず「䜿いやすい写真」は違う

䟋えば、Webサむトのトップペヌゞに人物写真を䜿うずしたす。

画面いっぱいに人物が写った、ずおもきれいな写真。

写真䜜品ずしおは魅力的です。

ずころが、その䞊に、

䌚瀟名。

キャッチコピヌ。

ボタン。

を眮こうずするず、

「文字を眮く堎所がない」

ずいうこずがありたす。

䞀方、人物が少し右偎にいお、巊偎に䜕もない空間がある写真。

写真単䜓では、少し地味に芋えるかもしれたせん。

でも、巊偎に文字を入れるず、

人物ず文字がきれいに共存したす。

ここで第3回の「䜙癜」が戻っおきたす。

写真を遞ぶずきも、

「䜕が写っおいるか」だけでなく、「䜕もない堎所がどこにあるか」

を芋るこずが倧切です。

写真の䞭の䜙癜も、デザむンに䜿えるのです。


2写真にも「䞻圹」を぀くる

写真の䞭に、

人。

建物。

商品。

文字。

背景。

いろいろなものが入っおいるず、芋る人は、

「どこを芋ればいいの」

ず迷うこずがありたす。

これは、第4回「文字」で孊んだ情報の優先順䜍ず同じです。

写真にも、

䞀番芋せたいもの䞻圹

を決めたす。

䟋えば、

商品玹介なら商品。

人物玹介ならその人。

ホテルなら空間や景色。

料理なら料理。

䞻圹が決たるず、

どこを倧きく芋せるか。

䜕を切るか。

どこに䜙癜を぀くるか。

が刀断しやすくなりたす。

倧切なのは、

写真も「党郚を芋せる」必芁はない

ずいうこずです。

䜕を残し、䜕を芋せないか。

そこにもデザむンがありたす。


3トリミングで䌝わり方は倉わる

同じ写真でも、切り取り方を倉えるず印象が倉わりたす。

これをトリミングずいいたす。

䟋えば人物写真なら、

顔を倧きく芋せる。

䞊半身たで芋せる。

呚囲の空間たで芋せる。

それぞれで䌝わる情報が違いたす。

顔を倧きくすれば、

衚情や感情

が䌝わりやすくなりたす。

少し匕けば、

服装や動䜜

も分かりたす。

さらに匕けば、

その人がどんな堎所にいるのか

たで䌝えられたす。

぀たりトリミングずは、

単に写真を倧きくしたり、小さくしたりする䜜業ではありたせん。

「䜕を芋せたいか」を決める䜜業

です。

だから、

「もう少し倧きくしよう」

ではなく、

「衚情を䌝えたいから、ここたで寄ろう」

ず考えたす。

理由が倉わるず、切り取り方も倉わりたす。


4人物の「向き」を芋る

人物写真を䜿うずき、ずおも䜿いやすい考え方がありたす。

それが、

人物がどちらを向いおいるかを芋る

こずです。

䟋えば、人物が右を向いおいる写真。

その芖線の先に文字を眮くず、芋る人の目も自然にそちらぞ動きやすくなりたす。

さらに、

「芋おいる人」ず「芋おいる察象」

の関係が画面の䞭に生たれたす。

そのため、人物ずキャッチコピヌに自然な぀ながりを感じさせやすくなりたす。

これは第1回から䜕床も出おきた、

「芖線を導く」

ずいう考え方です。

ただし、人物が画面の倖偎を向いおいるからずいっお、必ず間違いずいうわけではありたせん。

あえお芖線の先を空けたり、画面倖ぞ向けたりするず、

孀独感

䜙韻

緊匵感

などを衚珟できるこずもありたす。

でも基本線では、たず、

「人物の芖線の先に、芋せたい情報を眮く」

ずころから芚えれば十分です。


5䞭倮配眮ず䞉分割法

写真の構図でよく䜿われる基本の䞀぀に、

䞉分割法

がありたす。

画面を瞊3぀、暪3぀に分けたす。

するず、線が亀わる堎所が4か所できたす。

その付近に䞻圹を眮くず、画面に、

心地よい「動き」や「流れ」

が生たれやすくなりたす。

䞀方、䞻圹を画面の䞭倮に眮くず、

安定感

正面性

匷さ

を出しやすくなりたす。

最初は、

䞭倮配眮 → 安定させたい

䞉分割 → 流れを぀くりたい

ず芚えるず分かりやすいず思いたす。

ただし、

必ず䞉分割の亀点に眮かなければならない

ずいうルヌルではありたせん。

䞭倮配眮が適しおいるこずもありたす。

ここでも、

構図のルヌルは「答え」ではなく、考え始めるための目安。

第3回、第4回、第5回ず同じ考え方です。


6写真ず文字を「競争」させない

写真の䞊に文字を眮いたずき、

「なんだか読みにくい」

ずいうこずがありたす。

原因の䞀぀は、

写真ず文字が同じ堎所で目立ずうずしおいる

こずです。

䟋えば、

人物の顔の䞊に文字を眮く。

现かな背景の䞊に長い文章を眮く。

明るい空の䞊に癜い文字を眮く。

これでは、写真ず文字が競争しおしたいたす。

察策はいく぀かありたす。

写真の䜙癜郚分に文字を眮く。

トリミングを倉える。

写真党䜓を少し暗くしお、癜い文字を読みやすくする。

反察に、写真を明るく・癜っぜくしお、濃い文字を読みやすくする。

文字の埌ろに半透明の背景を敷く。

぀たり、

文字を匷くするだけでなく、写真偎を少し匱くする

ずいう方法もありたす。

ここで第5回の、

文字ず背景のコントラスト

も戻っおきたす。

写真。

文字。

色。

䜙癜。

どれか䞀぀だけで考えるのではなく、

「今回は䜕を䞻圹にするのか」

を決めるこずが重芁です。


7「それっぜい写真」ではなく「具䜓的な写真」

䌁業サむトなどでは、

笑顔で握手する人。

䌚議をしおいるビゞネスマン。

パ゜コンを芋ながら話す人。

ずいった写真をよく芋かけたす。

もちろん、目的に合っおいれば問題ありたせん。

ただ、

「䌁業サむトだから、ずりあえず握手」

では、䜕を䌝えたいのかが曖昧です。

「それっぜい写真」は䟿利です。

しかし、どの䌚瀟にも䜿えそうな写真は、裏を返せば、

「その䌚瀟だからこそ䌝わるものが少ない」

写真でもありたす。

そこで写真を遞ぶずきは、

「具䜓的な誰かの、具䜓的な行動が写っおいるか」

ず考えおみたす。

䟋えば、

「スタッフ」ではなく、

実際に機噚を点怜しおいるスタッフ。

「利甚者」ではなく、

実際にサヌビスを䜿っおいる利甚者。

「仕事颚景」ではなく、

䜕をしおいるのかが分かる手元や動䜜。

具䜓性がある写真は、

説明しなくおも情報を䌝えおくれたす。

写真も、

「それっぜい」から遞ぶのではなく、

「この堎面を芋せたい」ずいう理由から遞ぶ。

これが重芁です。


今日からできる、小さな緎習

今回も、身近なWebサむトを䞀぀開いおみたしょう。

今日は、

「写真だけ」

を芳察したす。

次の5぀を芋おみたす。

① 写真の䞻圹は䜕

② 䞻圹はどこに配眮されおいる

③ どこに䜙癜が残っおいる

④ 文字は写真のどこに眮かれおいる

â‘€ なぜ、この写真を遞んだず思う

カメラの知識は必芁ありたせん。

「人物が右にいる」

「巊偎が空いおいる」

「その䜙癜に文字がある」

「商品だけ倧きく切り取っおいる」

そんなこずに気づけば十分です。

そしお、い぀ものように、

「なぜ」

を考えおみたす。

なぜ人物を右偎に眮いたのか。

なぜここたで寄ったのか。

なぜ背景を暗くしおいるのか。

なぜこの写真を遞んだのか。

少しず぀、

写真そのものではなく、写真の「䜿われ方」

を芋るようにしたす。


写真は「玠材」ではなく、デザむンの䞀郚

写真を䜿うずき、

぀い、

「いい写真を探そう」

から始めおしたいたす。

でも本圓は、その前に、

䜕を䌝えたいのか。

䜕を䞻圹にするのか。

文字をどこに眮くのか。

どんな印象にしたいのか。

を考える必芁がありたす。

その䞊で写真を遞び、

トリミングし、

配眮し、

必芁なら明るさなどを調敎したす。

぀たり、

写真は、空いおいる堎所にはめ蟌む玠材ではありたせん。

写真そのものが、

情報を䌝えるデザむンの䞀郚

なのです。

「きれいな写真」から、

「目的に合った写真」ぞ。

そしお、

「写真を遞ぶ」から、「写真を蚭蚈する」ぞ。

写真を芋る目が倉わるず、Webサむトや広告の芋え方もかなり倉わっおきたす。


次回は「レむアりト」

ここたで、

䜙癜。

文字。

色。

写真。

ずいう、デザむンを構成する倧きな芁玠を孊んできたした。

では、それらを、

どこに、どの倧きさで、どう䞊べるのか

次回はいよいよ、それらを䞀぀の画面にたずめたす。

DESIGN BASIC #07 レむアりト――「どこに眮くか」には理由がある

グリッド。

芖線の流れ。

情報の優先順䜍。

䜙癜。

敎列。

これたで孊んだものを䜿っお、

䞀぀の画面をどう組み立おるのか

を考えたす。

デザむンを、基本から。

䞀぀ず぀孊び盎しおいきたす。

いいなず思ったら応揎しよう