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【旅行記】娘が生まれる前の、最後の夏。妻と二人で熱海へ行った。

2026年の夏季休暇が始まった。

10連休。

今年の夏は、これまでとは少し違う。

実家神戸には帰らない。

そして、11月には長女が生まれる。

つまり今年の夏は、妻と二人だけで過ごす最後の夏になる。

もちろん、娘が生まれることは楽しみで仕方がない。

三人で食卓を囲み、三人で旅行をして、三人で笑う。

これから始まる新しい生活を想像すると、今から楽しみで仕方がない。

その一方で、

「妻と二人だけで過ごす時間も、あと少しなんよな」

と思うことが増えた。

だから、この夏は妻との時間を大切にしたい。

二人でしかできないことをしておきたい。

そんな気持ちから、夏季休暇の最初の旅先に選んだのが熱海だった。

いつものモーニングルーティンから

0600起床。

10連休初日の朝。

まずはルーティンの日記を書く。

前日のことを朝イチで書く。もう20年続けているルーティンである。

後から読み返したとき、「この日の自分は何を考えていたんだろう」と思い出せるからだ。

日記を書き終えると、近所のAnytime Fitnessへ向かう。

今日はデッドリフト。

私が好きなトレーニングの一つだ。

今、ひそかに目標にしていることがある。

11月までにデッドリフト200kg。

娘が生まれるまでに、何としても達成したい。

娘が生まれたところで、

「パパ、200kg挙げたよ」

と言っても、きっと何のことか分からない。

それでもいい。

娘が生まれるまでに、自分自身との約束を一つくらい果たしておきたい。

そんなことを考えながら、バーベルを引く。

帰宅し、シャワーを浴び、準備をして、0950頃に家を出た。

いよいよ、10連休の始まりだ。


ジョエル・ロブション出身の店主のパン屋


車を走らせていると、妻が思い出したように言った。

「近くに新しいパン屋さん今日オープンよね」

そうやった。

8月7日にオープンしたばかりの「Dear Bread」。

しかも店主は、ジョエル・ロブションに約12年間在籍し、パン部門のトップを務めていたという。

熱海へ向かう前に、少し寄り道してみることにした。

ところが。

店の前まで来て、すぐに状況を理解した。

ものすごい行列。

……無理だ。

これは並んでいたら熱海に着く頃には夜になってしまう。

今回は泣く泣く諦めることにした。

オープン翌日からこの行列。

相当な人気店になりそうだ。

食べられなかったのは残念だが、

「次は絶対に食べよう」

という、次回への楽しみが一つ増えた。

旅というのは、不思議なものだ。

全部を達成しなくてもいい。

むしろ、少し心残りがあるくらいの方が、また行きたくなる。


海沿いを走る。


熱海へ向かう。

渋滞にも巻き込まれ、到着まで約2時間半。

それでも、今日は急いでいなかった。

せっかくの夏休みだ。

あえて海沿いを走る。

そして正午頃。

茅ヶ崎の海岸線に出た。

左側には海。

エメラルドグリーンの大海原。

白い波が次々と立っている。

車内ではサザンオールスターズ。

妻と二人で海を眺めながら、ゆっくり車を走らせる。

その景色を見ていると、ふと地元神戸の海を思い出した。

懐かしい。

そして、なんだか嬉しい。

これぞ夏だ。

そう思った。

旅行では、有名な観光地に行った瞬間よりも、こういう何気ない瞬間の方が、なぜか記憶に残ることがある。

今日の海沿いの道も、きっとその一つになる。

1430 熱海を見下ろすカフェ

休憩を挟みながら車を走らせ、コエダハウスに到着。

時刻は1430。

店内には若いカップルが多い。

その中で、運よく窓際の席に座ることができた。

目の前には熱海の街。

その先には海。

注文したのは、特製のりんごジュースとチーズケーキ。

そして、名物のパフェ。

……と言いたいところだった。

売り切れ。

とほほ。

旅には、こういうこともある。

とはいえ、窓際の席で海を眺めながら飲むりんごジュースは、それだけで十分美味しかった。

コエダハウスがあるのはACAO FORESTの中。

時間があれば、麦わら帽子作りのワークショップにも参加したかったし、夏の花々もゆっくり見たかった。

でも今回は、ここまで。

「また来よう」

そう思って店を出た。

今日の宿へ

そして、本日のメイン。

今回のマタニティ旅行で予約した宿、

「秀花園 湯の花膳」へ。

旅館に到着して、部屋へ案内される。

襖を開けて部屋に入ると、まず景色に驚いた。

窓の向こうに熱海の街と海が広がっている。

さらに部屋には露天風呂まで付いている。

これは贅沢だ。

妻と二人で、

「むっちゃええやん!!」

と言いながら部屋を見て回る。

今回、マタニティプランで予約していたこともあり、旅館の女将さんやスタッフの方々も妻のことをかなり気遣ってくれた。

こういう心遣いは本当にありがたい。

旅行先では、料理や景色ももちろん大事だが、スタッフの方のちょっとした優しさが印象に残ることがある。

今回の宿は、そういう意味でもとても居心地が良かった。


熱海プリンを食べに行く

夕食までまだ少し時間があったので、宿の周辺を散策する。

向かったのは「渚の熱海プリン」。

熱海に来たからには、やっぱり食べておきたい。

妻も2つ。

私も2つ。

合計4つ購入。

二人で4つはちょっと多い気もするが、旅行なので問題ない。

私はカラメル味といちご味。

妻はカラメル味と抹茶味。

宿に戻って早速食べる。

一口食べると、甘くてとろっとしていて美味しい。

これは何個でも食べられそうだ。

こういうご当地スイーツを旅先で食べるのはやっぱり楽しい。


夕食は部屋食

宿に戻り、いよいよ夕食。

今回は部屋食で懐石料理をいただく。

部屋でゆっくり食べられるのは、今回の旅行にはちょうど良かった。

伊豆・熱海ならではの食材を使った料理が次々と運ばれてくる。

まず登場したのが鮑。

まるまる一つ。

鮑を一個丸ごと食べるのは人生で初めてだった。

バターにレモン。

この組み合わせがよく合う。

一口食べて、

「鮑ってこんなに美味いんや!!」

と素直に思った。

続いて金目鯛の煮付け。

これも大きい。

そして身がしっかり詰まっている。

箸を入れると、身がほろっと取れる。

美味しい。

妻もかなり気に入ったようで、箸が止まらない。

こういうときは、夫婦の会話も少なくなる。

二人とも料理を食べることに集中しているからだ。

鮑を食べて、金目鯛を食べて、また別の料理を食べる。

旅行先の夕食は、こういう時間が一番幸せだったりする。

そこからは、持参していた村上春樹の最新作『夏帆』を読み

物語の世界に入り、2200くらいには就寝した。

最高の1日でした!明日も妻と熱海を堪能する!!


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