倒れた時に背中を支えてくれたのは誰か。20戦20勝のコンサルタントが「冷徹な仕組み」の奥に隠す、泥臭い狂気。

ビジネスの世界で、私はよく「冷徹に仕組みで動け」「結果に感情を入れるな」と言い続けています。

実際、私が脳梗塞で倒れ、右半身の感覚を失って救急搬送されたときも、病室のベッドの上で行ったのは感情の処理ではなく、動く左手を使ったタスクの再配分と、AIを活用した「無敵のインフラ」の稼働でした。現状を把握し、課題を特定し、ただのデータとしてバグを潰していく。この割り切りがあるからこそ、どんな逆境でもクライアントの売上を伸ばす仕組みを作り続けることができます。

ですが、そんな冷徹なロジックを回し続ける私の胸の奥には、実は本気とは違う「狂気」に近い情熱があります。

そして、私が倒れたあの時、本当の資産とは何なのかを、身をもって知る出来事がありました。

1. ほしいものリストを一瞬で埋めた「社外の味方」という資産

病室で、私はAmazonのほしいものリストを公開しました。 すると、一瞬のうちに10個以上のプレゼントがすべて画面から消えたのです。

誰が送ってくれたのか、胸を熱くしながら名前を確認しました。 そこには、社内の人間は1人もいませんでした。 全員が、過去の取引先や、すでに別の道を歩んでいる元部下たちだったのです。

経営者やビジネスのリーダーは、社内で孤独になるのが当たり前です。それはトップの宿命だから、諦めていい。 本当に大切なのは、利害関係のない社外の場所に「あの人のためなら、一肌脱ごう」「力になってやろう」と思ってくれる本物の味方を何人作れるかです。

業種が違っても、営業の泥臭さや組織の歪み、人を動かすことの難しさはすべての決裁者が共通して抱えています。損得抜きで応援してくれる仲間の数こそが、ビジネスにおける本当の防壁であり、自分が倒れたときに背中を支えてくれる最後の資産になります。

2. 6月のデータが証明した、147名が私をフォローした理由

私は、自分の投稿データもすべて数字で振り返ります。自分が良いと思ったものと、相手が求めているものが一致するとは限らないからです。

2026年6月、私のSNSは月間で6,504インプレッション、160のいいね、そして「147名のフォロワー増」という大きな成果を叩き出しました。特に6月10日には、1日で372インプレッション、30名のフォロワー獲得を記録しています。

なぜ、この時期にこれほど多くのビジネスパーソンが私をフォローしたのか。 それは、最新のマーケティング手法や、派手なシステム導入といった「綺麗なレトルト食品風の提案」を私が一切しなかったからです。

ネットやAIが吐き出す答えは綺麗ですが、それは3秒で誰でもアクセスできる一般論に過ぎません。経営者はそんなものに大金は払わない。 私が発信し続け、現場にインストールしてきたのは、「現場のブラックボックスに隠れた耳の痛い一次情報の回収」や「Excelの動線チェック」といった、極めて地味で泥臭いインフラ整備の段取りです。

派手な戦略に逃げず、現場が迷わずに動ける足元の仕組みを固める。その生々しい仮説と実践データにこそ、市場は価値を感じてくれたのだと確信しています。

3. テクニックで売り込むな、相手の人生の裏方に徹しろ

営業コンペで20戦20勝を達成したとき、周りから「どんな魔法を使ったんだ」と聞かれました。 魔法なんてありません。私がやったのは、徹底的な「相手への憑依(ひょうい)」です。

知名度がゼロで、実績が大手に比べて圧倒的に不利なコンペの席が過去にありました。相手の役員陣から冷ややかな視線を浴びたとき、私が取った段取りは、綺麗事で武装することではありませんでした。 「うちには大手の組織力はありません。知名度もありません」と、自社の弱みを最初にすべて素直にさらけ出しました。

売り込みを捨て、弱みを認めた上で、窓口であるフロント担当者の「社内評価が上がり、給与が増えるストーリー」を裏で一緒に汗を流して組み立てる。 顧客が最後に選ぶのは、会社の看板ではなく、自分の人生の痛みを分かち合ってくれる本物のパートナーです。小手先のテクニックで売り込もうとする三流を横目に、私は相手を勝たせる裏方に徹する。この段取りを踏むだけで、競合は勝手に脱落していきます。

最後に

AI(Gemini)という最強の武器を片手に、事前準備を3分で終わらせ、Meetのリアルタイムログから次の一手を引き出す。頭脳はどこまでもデジタルで高速化させますが、心はどこまでも泥臭く、人間らしく。このハイブリッド戦略こそが、私の無敵のインフラです。

いつ死ぬかわからない人生だからこそ、このビジネスの世界に、淡々と、冷徹に、圧倒的な爪痕を刻み込む。その狂気があるから、私は今日も仕組みを回し続けます。

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