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【140字小説】夜風 #風まかせ文芸部

夏の夜の高い空
静寂を湛えた山の中
煌々と炎が燃え上がる

黒煙が滔々と立ち上り
夜風に吹かれ、霞と消える

下弦の月の昇る夜
信じたものは、嘘だった
彼の不義にも、心を離さず

出来る限りの愛情を込めて
優しく首を絞めて殺した

かつて愛したあの人は
黒煙となり空に舞う

夜空に滔々と立ち上り

夜風に吹かれーーー


風まかせ文芸部さんの企画に参加させていただきました。

お読み頂きありがとうございます。

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