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時代の変遷と個人の死生観

UnsplashChristopher Stitesが撮影した写真の
Christopher Stitesが撮影したイラスト素材

同僚に健康管理に対する関心が薄い人がいる

僕から見ると彼は結構『合理的だ』

『無駄なことはしない』

彼の普段の思考や行動から

そんなポリシーが見え隠れする

ある時僕は彼に
『うちの会社、健康経営優良法人』みたいな
取り組みしてくれないかな

(健康経営優良法人認定制度:特に優良な健康経営を実践している法人を「見える化」することで、従業員や求職者、関係企業や金融機関などから社会的な評価を受けることができる環境を整備することを目的に、日本健康会議が認定する顕彰制度)

僕は『健康』という資源を
人生の幸福度に影響するる最重要素として
見ているので、会社組織がなんとなく
そういう方向に向くといいなぁ、
くらいのニュアンスで言ったのだか、

彼の反応は先ほどまでとは急変し
『何か言いたげ』な雰囲気を強く表していた

『それは、人それぞれの価値観ですから』

彼のトーンからは『それはあなたの好みですよね』
という『異論』が伝わってきた

どうやら彼の琴線に触れることを
言ったらしいことを自覚しながら

彼の『健康』に対する価値観を聞いてみた

口ごもる彼に、

『いや、無理に言わなくていいです』

そう伝えたが

少し間を置いて

彼は言葉を選びながら

自身の価値観を語りだした


『僕はあなたと違って、
長く生きたいとは思っていないんだと思います』


重たい言葉だ

僕には彼が何故
そんな結論を導きだしたのか
少しだけわかる気がした

彼は僕と同じく、
物心ついた頃から
既に構築されていた『こうあるべき』という
量産型ライフスタイルをインストールされ

社会に出たと同時に弾けた『バブルの残骸』にまみれながら
『失われた30年』を生き抜いてきた世代だ

彼のライフデザインは
過去の成功モデルに照らすと『不可』だ

勿論、その『不可』は
彼の尊厳を脅かすものであってはならない
絶対に

時代が変わった今、

評価軸はグラデーションを持って

現在進行形で加速度的に変化し続けている

時代の評価に晒されたものの声、

この声は、

氷山の一角だ

急激に変化する時代

希望を持って先を見ることのできる人が

ひとりでも多くいてほしい

今も、できることを考えている

また、出ない答えを探し続ける

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