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グランドオープン前夜、招き猫がやってきた。


2026年7月1日。

自家焙煎コーヒーとフルーツサンドのお店「風琉」をオープンする前日のことでした。

店の仕込みも終わり、「さあ帰ろう」と車に乗ろうとしたその時、一匹の小さな子猫が足元に現れました。

「撫でて。」

そう言わんばかりに鳴きながら、どこまでも付いてきます。

何度離れても、また追いかけてくる。

結局、その子を置いて帰ることはできませんでした。

「これはもう、うちに来る運命なのかもしれない。」

そう思い、我が家に迎えることにしました。



名前は「ムン」


我が家にはすでに2匹の猫がいます。

1匹目は、スウェーデン語で「コーヒーを囲む時間」を意味するフィーカ。

2匹目は、コーヒーの原種として知られるティピカ。

そして3匹目。

この日は満月だったこともあり、沖縄で最も多く栽培されているコーヒー品種「ムンドノーボ」から一文字いただいて、「ムン」と名付けました。

コーヒー屋らしい名前です。


オープン初日から働く新入社員


グランドオープン初日。

ムンはまだ来たばかりなのに、お客さんが来るたびに起きて接客へ。

店内を歩き回り、お客さんの肩に乗ったり、足元へ近寄ったり。

気づけば「看板猫ですね」と言われる存在になっていました。

さらに驚いたのは、お客さんの中に、僕が和歌山で営んでいた旅人喫茶を知っている方が偶然来店されたこと。

まさか沖縄でそんな再会があるなんて。

オープン初日から、不思議なご縁の連続でした。




接客のプロ


ムンには自分なりの仕事のリズムがあります。

お客さんが来ると起きて接客。

帰られる時は玄関まで見送り。

そしてまた眠って体力回復。

まだ生後間もない子猫なのに、その姿はまるで何年も接客をしてきたベテランスタッフのようでした。




先住猫たちの優しさ


一番感動したのは家に帰ってからでした。

僕たち夫婦は昼は仕事、夜は眠ります。

その間、ムンの面倒を見られない時間もあります。

でも、先住猫たちが自然と役割分担を始めたのです。

昼から夜までは長男猫が付きっきり。

夜から朝までは次男猫が付きっきり。

寝ている時は近くで見守り、起きたら一緒に遊び、まるで親代わりのように世話をしていました。

誰が教えたわけでもないのに。

猫って、本当にすごい生き物だと感じました。




Threadsで思わぬ反響


何気なく投稿したムンの話は、Threadsで多くの方に読んでいただきました。

「NNNですね」
「本物の招き猫だ」
「幸せになってね」

たくさんの温かいコメントをいただき、多くの方がムンの成長を見守ってくださるようになりました。

僕たちは猫カフェではありません。

たまたまオープン前夜に一匹の子猫が迷い込み、そのまま家族になっただけです。

それでもムンは、気づけばお店の顔になっていました。




あの日、ムンが来てくれた意味


グランドオープン前夜。

あの日ムンが現れなければ、この物語は始まっていませんでした。

コーヒーやフルーツサンドを通して、お客さんとつながりたい。

そう思って始めたお店でしたが、最初にたくさんの人とのご縁を運んできてくれたのは、一杯のコーヒーでも、一つのフルーツサンドでもなく、小さな一匹の子猫でした。

今では毎日、お店の窓辺でお客さんを迎えています。

これからもムンと一緒に、このお店でたくさんの出会いを紡いでいけたら嬉しいです。🐈☕


FUULU (ふうる)
COFFEE & SANDWICH
沖縄県名護市済井出1064-1 (屋我地島)
水木金土営業。10時-16時。


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Fuga Seki 自分の成長を自分で見守る。目標はプロのアスリートになる事。自分へ向けたメッセージや心に響く言葉をメモ代わりに。やるべき事ややった事を書く。成長する為に書きます。