すばる2026年10月号に「戦争」という掌編が掲載されています

 本日(2026年9月4日)発売された『すばる』(2026年10月号・集英社)の特集:100人が書く「百年後」に「戦争」という掌編を寄せています、百年後の日本は普通に侵略国家になってんじゃないすかね?という感じの小説です、手前味噌だけど、まあまあいい小説だと思います、小説をあれこれ書いてきて「日本」という単語を初めて使った気がします、見開きで、せいいっぱい戦争と権力に、俺なりのやり口で抗しましたので、よろしくお願い致します。

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 で、この100人の書き手がマジのマジのマジの強メンツで、本当に知っている人しかいないというくらいのそこに「福田節郎」という得体の知れない、聞いたこともない、は?フクダ?誰だよ、お前なんか知らねえよ、早く帰れよ、来るとこ間違ってんぞ、は?間違ってない?はいはい、ダルいウソつかなくていいから、おっさんもう帰りなよ、ってかTシャツ首んとこベロベロじゃんよ、それもう着ない方がいいし、あとサンダルはさすがにダメだよ、せめてウソつくにしてもさ、身なりくらいはちゃんとしないと、見た目だけで門前払いくらっちゃうよ?は?ウソじゃない?あー、めんどくせえなあ、わかったわかった、いちおう確認してやるから、したら早く帰れよ、え、なんだっけ、フクダセツロウ?だからそんな名前ねえっての、えー、フクダ、フクダ、フクダ、えー、フクダ?あー、え、フクダセツロウさん?でしたっけ、あー、あれ、あ、あ、あー、フクダセツロウさんね、はいはいはい、はい、あの、お名前ありました、ありましたけどー、すいません、っていうか、ごめんなさい、え、マジであなた誰ですか、あの、失礼なんですけど、他の方々はぱっとみ全員知ってるんですけど、本当にあなたのことだけを存じあげなくて、え、あ、小説をお書きになっている、そうなんですね、へー、てっきり字面からはなんかこう、日本画家の方とかなのな、とか思ったんですけど、あー、いまちょっとググりますね、あ、なんだ、ちゃんとWikipediaあるじゃないですかー、やるじゃないですか、で、はいはいはい、1981年のお生まれで、あー、出身は横須賀市ですか、あの海軍カレーとかの、はいはい、行ったことないですけど、で、ことばと新人賞というものを受賞されている?いやあの、聞いたことない賞ですけど、あ、賞はもう終わっている、そうなんですね、あ、でも、選考委員すごいっすね、へー、で、『銭湯』という単行本を出されている、でも、え、え?著作は一冊だけですか、一冊しかないんすか?あー、それはごめんなさい、知らなくても仕方ないと思うんですけど、あ、でもAmazonでも売っている、売ってますけど、えでもいま704,687位ですけど、どんだけ売れてないんすか、しかも全然在庫あるし、え、いや買わないっすよ、え、いやいいっす、いらないっす、そんな704,687位の本なんか普通につまんないに決まってんじゃないすか、買いません、買わないです、はい、あと、え、え?ひょっとしてツイッターやってないんですか、いやいやいやそれはあなたのこと知らなくても無理ないっすよ、なんだかんだ今でもツイッターがいちばん強いっすからね、ツイッターやってなけりゃね、そんなね、あなたね、デカい賞とか取ってるならともかく、ツイッターやってないのに小説家面されても困りますよ、シンプルに迷惑ですよ、あのね、今はね、文学にもシーンっていうものがあるわけですよ、で、シーンのなかにいる皆さんはそれこそツイッターで日々激論を交わし、交流を深めながら、しっかり文学を盛り上げていこうっていう姿勢で真剣にやっているわけですよ、なのに、あー、ダメだ、ダメですよフクダさん、あなたね、初めて会う人にこんなこと言いたくないけど、でも親切心から言わせてもらいますけど、ツイッターやってないなんて、さすがに時代に取り残されますよ、こんなにすごいメンツばかりの100人のなかにいるにも関わらず、私はあなたのことを知らなかったそれがなによりの証拠じゃないですか、それもこれもツイッターやってないからですよ、ね、今からでもツイッターやったらどうですか、え、やらない、やらないですか、え、なんでですか、やりたくないから、それはまあ、やりたくないならやんなくていいと思いますけど、チッ、で、えー、今回は「戦争」ですか、物騒ですね、戦争の話ですか、大体そうですか、なるほど、ってか「銭湯」と一文字違いですね、一文字違うだけでなんかこうずいぶんと変わるものですね、へー、あー、そうですかそうですか、え、じゃまあ、あのいちおう名前はあるんで、はい、どうぞお通りください……という感じだろう俺が名を連ねているのも謎というか、知名度も功績も需要もダントツで最下位というか、一人だけ戦っているリーグが違うというくらいであるそれはそれとして、「戦争」という掌編を書きましたのでよろしくお願い致します、上述したように100人がというか俺をのぞく99人が本当にすさまじいので、今号の「すばる」はマジでやばいです、一日4つ読んでも25日も楽しめますからね、もちろん他にも創作やら連載やらありますからね、みなさん買いましょう、それにしても、小説でやるべきこと、とか言ったら小説の可能性を狭めているような言い方になってしまうにしても、それでも、こういうめちゃくちゃな時代だからこそ、シンプルに、ストレートに、正面から、可能な限り、強い物言いを無理やりに押し通して、ただひたすらに承認欲求を満たすような振る舞いに興じている権力ある人たちにちゃんと釘を刺す、批判する、しっかりと抗するという姿勢を小説のなかにおいて、でも俺の書き方で、俺にしか書けない書き方で、俺の小説で打ち出すべきだと痛感させられて、というか、この頃は何を書いても「戦争」そのものを避けることは本当に困難という以上に不可能であるとつくづく思わされているけれど、でもなにがどうあれ、俺は俺の小説をじゃんじゃん書いていくだけのことではあるのだけれど、今年はあといくつか、小説や小説ではない文章がなんらかの場で掲載される予定がありますので、引き続きよろしくお願い致します、あと、常に全方位からの原稿依頼をお待ちしておりますので、なにかあれば、なんらかの方法でご連絡ください、なんでもどこでも書きます、ツイッターはやっていません。


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