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岩手県に縁もゆかりもなかった私。水が出ない移住初日に、岩手山に癒やされた話。

はじめまして、FUJIKA(ふじか)と申します。

都会っ子だった私も、気づけば岩手暮らし6年目。
東京から岩手へ移住し、すっかり定着……しきれない移住者の日々を、書いてみることにしました。

移住のリアルや、よかったこと、困ったこと。
記念すべき最初の記事では、私の「ポンコツすぎた移住初日」のお話をさせてください。


初日からの洗礼。「水抜き」って何ですか?


一番の事件は、引っ越してきた当日、3月下旬のことでした。
社宅で蛇口をひねったのですが……


なんと、水が一滴も出ないんです。

パニックになって社宅の周りの方たちに助けを求めたのですが、それでも解決せず。
結局、職場の人事担当者に電話でSOSを出すことになりました。

すると、わざわざ駆けつけてくれた上司が、蛇口を見て一言。
「……これ、水抜きされてるね」


皆さん、「水抜き」って知っていますか?

北国の冬には欠かせない、凍結防止の「重要儀式」です。
水道管の中の水を空にして、凍って破裂するのを防ぐシステムなのですが、東京育ちの私にはそんな知恵があるはずもなく。

どうやら前任者が退去してから空き室だったため、しっかり水が抜かれていたのです。

それ以来、私の中で「水抜き」は、避けては通れない「宿敵」になりました。

この作業がどうしても得意になれない私は、ある結論に達しました。

「だったら、水抜きしなきゃいけないような冬の間、家を空けなければいいじゃない!」

以来、どんなに遠出したくても、冬場は絶対に長期で家を空けないという鉄の掟を自らに課しています。
岩手の冬を越すための、都会っ子なりの精一杯の防衛策です。


港区出身者が驚く、圧倒的な「のどか」


そんなドタバタな初日でしたが、窓の外には見たこともない景色が広がっていました。

家からドカンと見える、大きな山。

当時はただの「大きな山だなぁ」としか思っていませんでしたが、それが岩手山(いわてさん)だと知るのにそう時間はかかりませんでした。

その雄大な山の写真を、東京・港区で生まれ育った知人に送ったところ、

岩手山の画像
窓から見えた岩手山

「なんだかのどかだわぁ〜〜☺」

と、あまりにのんびりした返信が。

その時、
「ああ、私は今、とんでもなく遠くまで来たんだな」
と実感したのを覚えています。


あれから6年。


地名も読めず、水道の使い方も知らなかった都会っ子が、
今ではすっかり(?)岩手の温かさに甘えながら暮らしています。

もちろん、たまに東京の味が恋しくなることもありますが、
不便さの中にある「面白さ」を、今はとても気に入っています。

このnoteでは、そんな岩手暮らしの「やわらかくて少しおかしな日常」を覗き見できるような場所になればいいなと思っています。

のんびり更新していきますので、ふらっと立ち寄ってみてください。
これから、どうぞよろしくお願いします。

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