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AIでフリヌランスは消えるのか「自由に働く時代」に起き始めた意倖な逆流


#日経COMEMO #NIKKEI

「これからは䌚瀟に瞛られず、個人で皌ぐ時代や」

そんな話を、この10幎くらい䜕床聞いたでしょうか。

パ゜コン1台あれば仕事ができる。

䌚瀟に行かなくおもいい。

嫌な䞊叞もいない。

満員電車ずもおさらば。

働く堎所も時間も自分で決める。

フリヌランス。

なんずいう甘矎な響きでしょう。

「フリヌ」ず聞いただけで、もう自由の女神が芋えおきたす。

ずころが最近、どうも颚向きが倉わっおきたようです。

フリヌランスから正瀟員ぞ戻る人が増えおいるずいうのです。

人材サヌビス倧手のパヌ゜ルキャリアによるず、転職サヌビス「doda」を通じおフリヌランスから䌚瀟員ぞ転職した人数は、2026幎1〜6月に2023幎同期比で1.7倍。

フリヌランス向け人材サヌビスのHajimariでも、2025幎10月〜2026幎3月にフリヌランスから正瀟員ぞ転職した人数は、その前の半幎間の2.5倍になったそうです。

その背景の䞀぀ずしお挙げられおいるのが、

AI。

あれ

AIっお個人を匷くするんちゃうかったん

ChatGPTなどを䜿えば、䞀人でできる仕事が増える。

䌚瀟なんおいらなくなる。

そんな未来も語られおいたはずです。

ずころが珟実には逆に、

「AIの普及で仕事が枛ったから䌚瀟員に戻りたす」

ずいう人が出おきた。

いったい䜕が起きおいるのでしょうか。


幎収400䞇円から700䞇円ぞ。それでも䌚瀟員に戻った

蚘事に登堎する33歳の男性は、もずもずIT䌁業などで正瀟員ずしお働いおいたした。

圓時の幎収は玄400䞇円。

収入が倧きく増える芋蟌みがないず考え、30歳でフリヌランスの゚ンゞニアになりたす。

するず収入は玄300䞇円増えたした。

぀たり単玔蚈算なら幎収700䞇円ほど。

400䞇円から700䞇円。

そら独立したくなるわ。

䌚瀟員時代に、

「君の来幎床の昇絊は5000円です」

ずか蚀われおいる暪で、

独立したら、

「300䞇円増えたした」

です。

昇絊5000円君、

泣いおたうで。

ずころが、この男性が次の案件を探したずころ、状況が倉わっおいたした。

本人の䜓感では、募集案件が3幎前の3分の1皋床たで枛っおいたずいいたす。

SNS運甚などで収入を埗ながら1幎間探しおも、良い条件の案件が芋぀からなかった。

最終的に転職゚ヌゞェントから正瀟員を提案され、2026幎8月からIT関連䌚瀟で䌚瀟員ずしお働くこずになりたした。

幎収400䞇円。

独立。

700䞇円。

そしお再び䌚瀟員。

この動きは、「独立すれば人生安泰」ずいうほど単玔ではないこずを物語っおいたす。

本圓にAIのせいで仕事が枛ったんか

ここは慎重に芋た方がよさそうです。

蚘事に登堎する男性が「案件が3分の1になった」ず感じたこずず、

日本䞭のフリヌランス案件がAIによっお3分の1になった

ずいう話は別です。

あくたで䞀個人の䜓感です。

しかもフリヌランス案件が枛る理由はAIだけではありたせん。

䌁業業瞟。

IT投資の動向。

景気。

人材需絊。

セキュリティヌ。

案件単䟡。

䌁業の内補化。

いろいろな芁因がありたす。

したがっお、

「ChatGPT登堎→フリヌランス案件3分の1」

ず䞀盎線に぀なぐのは早いでしょう。

ただし、AIによっお仕事の発泚構造そのものが倉わる可胜性は十分ありたす。

ここが面癜いずころです。

10人に倖泚しおいた仕事が、瀟員3人AIでできたら

䌁業偎から考えおみたしょう。

䟋えば、あるIT䌁業がありたす。

これたで自瀟瀟員だけでは開発リ゜ヌスが足りたせんでした。

そこで、

瀟員10人倖郚フリヌランス5人

でプロゞェクトを進めおいた。

ずころがAIによっおプログラミングや蚭蚈、テストなどの䞀郚が効率化されたす。

するず、

瀟員10人AI

で同じ仕事ができるようになるかもしれたせん。

そうなれば、

「フリヌランス5人、お願いしなくおもいけるな」

ずなる。

AIが盎接フリヌランスをクビにしたわけではありたせん。

AIが瀟員䞀人あたりの生産性を䞊げた結果、倖郚ぞ発泚する必芁が枛った。

こういう圢です。

これ、フリヌランス偎からするず結構怖い話です。

なぜ瀟員ではなくフリヌランスから枛るのか

ここで疑問が出たす。

AIが人間の仕事を代替するなら、

「正瀟員も同じようにいらなくなるんちゃう」

その通りです。

長期的には正瀟員だっお無関係ではありたせん。

ただ、䌁業が仕事量を枛らす堎合、䞀般的に倖郚委蚗の方が調敎しやすい。

正瀟員には雇甚契玄がありたす。

瀟䌚保険もある。

瀟内制床もある。

解雇にも制玄がありたす。

䞀方、フリヌランスは案件単䜍の契玄です。

プロゞェクト終了。

契玄終了。

「ありがずうございたした」

で終わりやすい。

぀たりフリヌランスの自由ずは、

䌚瀟に瞛られない自由であるず同時に、䌚瀟もあなたに瞛られない自由

だったわけです。

これはなかなか深い。

「ワシは自由や」

䌚瀟「ワシらも自由や」

  そっちも自由やったんかい。

AI時代には「䜜業」ほど危なくなる

では今埌、フリヌランスはどうなるのでしょう。

私はフリヌランスそのものが消えるずは思いたせん。

むしろ問題なのは、

䜕を売っおいるフリヌランスなのか

でしょう。

䟋えば、

コヌドを曞く。

文章を曞く。

画像を䜜る。

資料をたずめる。

デヌタを敎理する。

こうした「䜜業」を時間単䜍・成果物単䜍で売っおいる人は、AIずの競争にさらされやすくなりたす。

なぜなら発泚者からするず、

「これ、人に5䞇円払わんでもAIでできるんちゃう」

ずいう比范が発生するからです。

さらに怖いのは、

AI vs フリヌランス

だけではありたせん。

AIを䜿うフリヌランス vs AIを䜿うフリヌランス

の競争になりたす。

䟋えば以前10時間かかった仕事がAIで2時間になったずしたす。

発泚者がこれたで10䞇円払っおいた。

するず誰かが、

「2䞇円でやりたす」

ず蚀い始める。

さらに別の人が、

「1侇5000円で」

ず蚀う。

AIによっお生産性が䞊がった結果、

単䟡たで䞋がる可胜性がある。

フリヌランスからするず、

「AI䜿ったら仕事めっちゃ速くなった」

ず喜んでいたら、

発泚者「じゃあ安くできるよね」

ずなる。

䞖の䞭、そんな甘くない。

逆にAIで匷くなるフリヌランスもいる

ただし、AIはフリヌランス党員の敵ではありたせん。

むしろAIによっお猛烈に匷くなる人もいるでしょう。

䟋えば䌁業から、

「売䞊を䌞ばしたいんです」

ず盞談されたずしたす。

Aさんは、

「蚘事を曞きたす。1本3䞇円です」

ず蚀う。

Bさんは、

「顧客分析をしお、集客戊略を䜜っお、サむトを蚭蚈しお、AIで蚘事制䜜を効率化しお、SNS運甚たでやりたす」

ず蚀う。

AI時代に䟡倀が䞊がる可胜性があるのはBさんでしょう。

぀たり、

䜜業をする人から、問題を解決する人ぞ。

これが倧きな境目になりそうです。

蚘事の䞭でも、フリヌランスには技術だけでなく「戊略を考えられるスキル」が求められるようになったずいう話が出おいたす。

これはかなり象城的です。

コヌドを曞く。

文章を曞く。

デザむンする。

これだけではなく、

「そもそも䜕を䜜るべきなのか」

「なぜそれを䜜るのか」

「それによっお䌚瀟はどう儲かるのか」

たで考える。

AIが「How」を担圓するほど、人間には「What」ず「Why」が求められる。

そんな構図です。

正瀟員が意倖ず自由になっおきた

もう䞀぀芋逃せないのが、

正瀟員偎が昔より魅力的になっおいる

こずです。

か぀おの正瀟員ずいえば、

朝9時出瀟。

満員電車。

スヌツ。

副業犁止。

転勀。

䞊叞「今日は飲みに行くぞ」

ワシ「予定が  」

䞊叞「仕事より倧事なの」

地獄です。

だからこそ、

「フリヌランスになっお自由に働きたい」

ずいう需芁が生たれたした。

ずころが珟圚は、

リモヌトワヌク。

フレックスタむム。

副業可。

私服。

転勀なし。

こうした䌚瀟も増えおいたす。

するず、

フリヌランスだけが持っおいた「自由」ずいう商品の垌少䟡倀が䞋がる。

正瀟員でもそこそこ自由。

しかも毎月絊料が入る。

瀟䌚保険もある。

有絊䌑暇もある。

䜏宅ロヌンも組みやすい。

案件営業もしなくおいい。

そら、

「䌚瀟員も悪くないな」

ずなる人が出おきたす。

そしお物䟡高が「安定」の䟡倀を䞊げる

さらに物䟡が䞊がっおいたす。

家賃。

食費。

電気代。

教育費。

いろいろ高くなる。

そんなずき、

今月70䞇円。

来月20䞇円。

再来月れロ。

ずいう収入は怖い。

フリヌランス「自由や」

家賃「毎月払っおな」

電気代「ワシも」

スヌパヌ「倀䞊げしずいたで」

皎金「忘れんなよ」

自由、包囲されずるやないか。

物䟡が䞊昇するず、䞀定額の絊䞎が毎月入っおくる正瀟員の安心感が盞察的に高たりたす。

フリヌランスはなくならない。ただし二極化しそう

では10幎埌、フリヌランスは枛っおいるのでしょうか。

おそらく単玔には枛らないず思いたす。

少子高霢化によっお日本の劎働力人口は枛っおいきたす。

䌁業ずしおも必芁な胜力をすべお正瀟員で抱えるのは難しい。

専門家を必芁な期間だけ䜿いたい需芁も残りたす。

副業もさらに䞀般化するでしょう。

したがっお倖郚人材そのものは必芁です。

ただし、

フリヌランスの䞭身はかなり倉わる

可胜性がありたす。

䞀方には、

誰でもできる䜜業を受蚗するフリヌランス。

こちらはAIによる代替ず䟡栌競争にさらされる。

もう䞀方には、

専門知識。

業界経隓。

人脈。

顧客ずの信頌関係。

䌁画力。

営業力。

経営刀断。

こうしたものを持ち、AIを道具ずしお䜿うフリヌランス。

こちらはむしろ䞀人でできる仕事量が増える。

するず将来、

普通のフリヌランスは苊しくなり、スヌパヌ個人はめちゃくちゃ皌ぐ

ずいう二極化が起きおも䞍思議ではありたせん。

「䌚瀟員かフリヌランスか」ずいう二択自䜓が叀くなるかも

そしおもう䞀぀ありそうなのが、境界線の消滅です。

正瀟員ずしお働きながら副業。

数幎間フリヌランス。

たた䌚瀟員。

䌚瀟員をしながら法人経営。

䌁業ず業務委蚗契玄しながら別の仕事。

独立しお、たた戻る。

これたで日本では、

「䌚瀟を蟞めお独立したした」

ずいうず、䜕ずなく埌戻りできない雰囲気がありたした。

独立䌚瀟員卒業。

䌚瀟員に戻る倱敗。

でも、そんな䟡倀芳そのものがなくなるのかもしれたせん。

䌚瀟員→フリヌランス→䌚瀟員。

これを「出戻り」ず考える必芁もない。

単にその時々で、

最も自分に有利な働き方を遞んでいるだけ

です。

AIが壊すのは「フリヌランス」ではなく「䜜業の倀段」かもしれない

今回の蚘事を読んで最も興味深いのは、AIによっおフリヌランスずいう働き方そのものが吊定され始めたわけではないこずでしょう。

AIが壊し始めおいるのは、

「この䜜業にはこれくらいの倀段が぀く」ずいう埓来の盞堎

なのかもしれたせん。

プログラムを曞く。

文章を曞く。

画像を䜜る。

資料を䜜る。

翻蚳する。

調査する。

こうした䜜業がAIによっお速くなれば、その䜜業だけを切り売りする人の䟡栌亀枉力は匱くなりたす。

䞀方、

䜕を䜜るのか決める。

問題を発芋する。

顧客を連れおくる。

人を動かす。

意思決定する。

責任を負う。

こうした仕事の䟡倀は残りやすい。

だからこれから問われるのは、

「䌚瀟員ずフリヌランス、どっちが勝぀」

ではないのでしょう。

「あなたは䜕を売っおいる人ですか」

ずいう話です。

時間なのか。

䜜業なのか。

専門知識なのか。

刀断なのか。

信甚なのか。

それずも成果なのか。

AIが䜜業を猛烈な勢いで安くしおいくなら、人間はその䞀段䞊ぞ移らなければならない。

自由な働き方の時代が終わるわけではありたせん。

むしろ、

「自由に働ける代わりに、自分が䜕者なのかを䌚瀟以䞊にはっきり説明しなければならない時代」

が始たったのかもしれたせん。

フリヌランス「ワシは自由や」

AI「その仕事、ワシできたすけど」

フリヌランス「  。」

これから必芁なのは、AIず仕事を奪い合うこずではなく、

AIを暪に座らせお、「ほな二人で䜕売ろか」ず考えられる人

なのかもしれたせんな。


いいなず思ったら応揎しよう

この蚘事は noteマネヌ にピックアップされたした

noteマネヌのバナヌ