モバイル北海道
そうだ旅に出よう!北海道は函館尾ビレをしなわせて、襟裳ヒレと稚内ヒレでグイと水を掻いて泳ぎ始めた。
まずは北極まで。真っ白なホッキョクグマたちは上陸してきたヒグマを見て驚いた。「僕たちに似ているけれど、汚い色だなぁ牙を落としたセイウチみたいだ!」
次に向かったのはオーストラリア。カンガルーはエゾシカを見てちょっと惚れた。「まぁスマートな足!冠みたいな角がお洒落だわ」「なんだ、あの下太りの体は!でっかい後ろ足としっぽで弾むように走っているが、なんかやぼったくね?」エゾシカがひそひそ。
南回りでインドへ。インド象たちは丹頂鶴にほれぼれ。「しなやかな首優雅な翼、あんな上品な生き物初めて見たぞぉ」
次はアラビアへ。ラクダの群れに乳牛たちはびっくり!「うわ、背中のコブは何?あんなところからお乳が出るの?」「暑いし砂ぼこりで真っ白な羽が汚れちゃう、帰ろうよ~」とシマエナガ。
北海道は知床半島と根室半島というアンテナで日本の方向をキャッチ、スイスイと帰ってきたのでした。
おわり(434文字)
注)mobile=よく動く、流動する (コンサイス英和辞典より)
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