準富裕層になって気がついた 「お金より大切なこと」
─資産形成を始める前の「運転免許」がなかった頃の自分へ─
✅️1時限目│はじめに✉️
これは「過去の自分への手紙」です。
漫画家のアシスタントを辞めて、
行き場を失いなんとなく教習所に就職した頃の自分へ。
給料明細を見るたびに溜め息をついていた頃の自分へ。
「このままでいいのか」と、教習車のハンドルを握りながら毎日考えていた頃の自分へ。
あの頃の君に、今のきょーかん👮から正直に話しておきたいことがあります。
✅️2時限目│準富裕層になってからの良い事と悪い事
よくあるセリフの「良い事と悪い事どっちから聞きたい?」というやつで始めましょうか。
まず、良い事を伝えます。
君は5年後、準富裕層になっています。
資産がある一定のラインを超えます。
今のその状況からは信じられないかもしれないけれど本当のことです。
あの頃、給料日前になると財布の中を何度も確認していた君が。
子どもの教育費を計算するたびに、胃が痛くなっていた君が。
「老後なんて考える余裕もない」と思っていた君が。
ちゃんと準富裕層まで辿り着きます。
しかしここからが本題です。
次は悪い事を伝えましょう。
確かにお金の不安は消えたでしょう。
しかしそれだけでした。
特に大きな変化は何もなかった──
準富裕層になったとき、別に花火は上がらなかった。「やった!人生変わった!」という瞬間はなかった。
ただ、静かに、お金の不安が消えていた。それだけです。
急な出費があっても焦らなくなった。
子どもの「あれ買って」に、少し余裕を持って答えられるようになった。
老後の計算をしても、以前ほど怖くなくなった。
それはたしかに、すごいこと。
あの頃の君が毎晩悩んでいたことが、
解決されたんだから。
でも君はきっと、もっと大きな変化を
期待していたはずです。
「お金さえあれば、幸せになれる。何者かになれる」と信じていたからね。
しかし残念ながら準富裕層になっても
特に生活や価値観に大きな変化はありませんでした──
✅️3時限目│運転免許とお金の話
教習所で毎日きょーかん👮は、こんなことを生徒に伝えています。
「免許を取ることがゴールじゃない。
免許を取得した後に、安全運転をして
どこへ行くかが大事だよ」と。
これはお金の話とまったく同じでした。
準富裕層になることは、運転免許を取ることに似ています。
それまで行けなかった場所へ行ける可能性が広がる。選択肢が増える。不安が減る。
しかし免許を取っただけでは、どこにも行けないんです。
目的や行き先が無ければ、車はただ駐車場に止まったまま。
お金や資産も同じです。
貯めること、増やすことに必死になっていた5年間、私は「なぜ増やすのか」をちゃんと考えていなかった。
気づいたのは、目標の数字に到達した後のことです。
✅️4時限目│1番後悔していること
子どもがまだ小さかった頃の話です。
あの頃、夜に時間ができると投資の勉強をしていました。銘柄を調べて、チャートを見て、次の戦略を考えて。
子どもが「パパ、一緒に遊ぼう」と来ても、「ちょっと待って」と言って冷たくあしらった夜が、何度あったか。
資産形成は、家族のためにやっていると思っていました。
でも気づいたら家族との時間を削って、家族を犠牲にしてまで資産形成をしていました。
準富裕層になった今、あの夜の「ちょっと待って」は取り戻せません。
あの時の子どもの悲しそうな顔は今でも忘れられません。
あの頃のまだまだ幼かった我が子に巻き戻す事は出来ないのです。
お金では買えないものがこの世界には確かにあります。それをお金が増えてから知りました。
✅️5時限目│だから伝えておきたいこと
資産形成を始める前の君へ。
まず、投資は絶対に始めてください。
あの選択は正しかった。お金の不安から自由になることで、見える景色は確かに変わります。
でも、それと同時に覚えておいてほしいことがあります。
お金は「目的地へ行くための車」です。
車を磨くことに夢中になりすぎて、隣に乗せるべき人を待たせてはいけない。
子どもの「今日」は、今日しかありません。妻の「ありがとう」は、ちゃんと受け取ってください。
お金の勉強と同じくらい、家族との時間に投資してください。
そして健康も大切にした方がよいです。
準富裕層になって気づいた「お金より大切なこと」は、実はずっと隣にあったものでした。
✅️まとめ│それでも間違いなく投資は始めてよかった
後悔ばかり書いてきたけれど、最後に正直に言わせてください。
投資を始めて、本当によかった。
お金の不安がなくなったことで、家族に笑顔で向き合える回数が増えました。
余裕が生まれたことで、子どもの話をちゃんと聞けるようになりました。
将来への恐怖が消えたことで、今日という日を大切にできるようになりました。
お金が幸せをくれるわけじゃない。
しかし、お金の不安は確実に幸せを遠ざけます。あるに越したことはありません。
だから、過去の私やあるいは「君」に
伝えたい。
投資は、幸せになるためのツールではありません。しかし、幸せに気づくための「余白」を作ってくれるものです。
運転免許を取って、行き先を決めて、大切な人を助手席に乗せて走ってください。
それが、私が5年かけてたどり着いた答えです。
過去の自分より✉️
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
この記事を書きながら、正直、少しだけ泣きそうになりました。
「お金の教習所」というnoteを続けているのは、お金の知識を伝えたいからだけじゃないんです。
お金の不安から解放されたとき、初めて見えてくるものがある。その景色を、もっと多くの人に見てほしいから続けています。
もし共感してくれた方がいたら、フォローしていただけると嬉しいです。これからも、教習所の先生らしく、正直に、わかりやすく書いていきます。
お金の教習所|準富裕層パパ
