新盆狂騒曲(超高齢化社会に思う)
みなさま
お盆、ご存知ですか?
急にどうした?
というツッコミが入りそうな
出だしですね。
ご先祖様の霊を自宅にお迎えして、
感謝を伝えて供養する日本の伝統行事
だそうです。
私もだいたいそんな事だろうとは
思ってましたが、
正直、半世紀以上生きて来て、
お盆の行事について気にしたこと
はありませんでした。
盆踊りとか、お盆休みとか
言葉についてる枕詞的な?
という認識。
あまりに非常識だったでしょうか?
それぞれ生活されている地域に
よってお盆に対する心構えは
違うと思いますが、もちろん
宗教によっても。
少なくとも私はそれほど重要視して
おらず、実際、父親の新盆の時も
記憶にありません。
そういえば母親が何かしらやってた
気がする…という程度。
いわゆる本家筋ではないという
のも影響しているとは思います。
それなのに今年は様子が一変。
昨年から今年にかけて伯母と叔父が
相次いで亡くなり、新盆を迎える人が
二人になりました。
新盆は、故人が初めて里帰りする
ということで盆の中でも重要らしい
のです。
故人の一人は私の母親の兄の奥さんで
ある伯母、もう一人は母親の弟である
叔父です。
二人ともたいへんな人格者でした。
お葬式も盛大でした。
だからなのか、数ヶ月前から親戚が
お盆どうする?とざわつき始め、
故人が住んでいた地域とは違う県外に暮らす
87歳の私の母親や、さらに違う県外の95歳の
伯父もなんとしても行かねばならぬ、
いや絶対行きたいという状態になり、
私や、伯父の息子(私のいとこ)
を困らせることになったのです。
私の母親は杖をついている状態で、電車に
乗るにも遠出だと私が付き添わねばならない。
私は車の運転が出来ない。
いとこは車の運転が出来るが、当の伯父が
長距離の移動に耐えられるか分からない。
結局、決まったのがお盆のハシゴ作戦
でした。
故人2人は同じ県内で、同じく県内に
住んでいる比較的マトモで若い?叔母
(私の母親の妹)85歳がまとめてくれました。
1日で2軒のお盆行事を済ますのです。
取り敢えず、伯母(故人)の家に到着
すれば行事の後、叔母の娘(私のいとこ)
が叔父(故人)のところへ車で送迎して
くれるというのです。ありがたいことです。
ただ、そのいとこが仕事を休める日が
限られていて、日にちが固定されて
おり、世間的には7月のお盆の時期でも
8月のお盆の時期でもありませんでした。
結局、当日は私たち親子は行けましたが、
95歳の伯父は来られず、いとこ夫婦
だけが来ました。
2軒の当家も半ば押しかけたように
なってしまった我々を快く受け入れ、
色々用意して待っていてくれました。
綺麗な提灯が回る中、
お食事をして、思い出話をしながら
故人を偲びました。
こうして、
お盆のハシゴ作戦は無事成功
したの?
本当にこれでいいの?
伯母さんも叔父さんも変な時期に
呼び出されちゃったんじゃないの?
二人とも本当にいい人だったから
多分許してくれると思うけど。
何としてもお盆をしてあげるというか、
お盆をしなければならないという自己満足
にしか思えない出来事で、私は身も心も
疲れ切りました。
してあげたいという気持ちは分かるけれど、
自分に出来る事と出来ない事があると
自覚することも時には必要かと。
私の母親も伯父もその他御高齢の親戚
もその熱い気持ちはそろそろしまって
くれませんか?
故人の子供たち、私たちにそろそろ任せて
くれませんか?
と思った今年の猛暑なのでした。
長くなって、しかも分かり難い文章を
ここまで読んで下さり、有難うございました。
