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思いがけない春のごちそう。お花見で出会ったわらびの話

お花見に出かけた先で、思わぬ収穫があった。

春の新芽を食べると良い――

そんな一文をどこかで読んでから、散歩道でつくしやよもぎを見つけるたび、夢中で摘むようになった。

今年は、つくしには出会えず。

「山菜採りに行きたいね」と話していた、そんな矢先のことだった。

今回訪れたのは、宮崎に移住してから初めてのお花見スポット。

近くのスーパーで、穴子寿司に鶏の炭火焼き、牡蠣フライのお惣菜を買い込んで向かった。

道中には「落石注意」の看板。

少し険しい山道を登った先で、満開の桜が迎えてくれた。


先客は、年配のご夫婦が一組。

吾妻屋で、ゆったりとランチを楽しまれている。

私たちは車を停めて、周辺をのんびりお散歩。

高台からは、海と桜が一緒に見えて——

「来てよかったね」と、自然とそんな言葉がこぼれた。

ランチのあとは、それぞれの時間。

夫は愛犬と一緒に、車のベッドでお昼寝。

私は、ひとり桜の写真撮影。

そんなとき、見つけてしまった。

——わらび。


細くても、ちゃんと春の味。

細くて頼りないものばかりだったけれど、

ひとつ見つけると、またひとつ。

気づけば夢中になって、あちこち探していた。

片手に一束ほど収穫して、帰宅後にあく抜き。

翌日、豚肉と油揚げと一緒に炒め煮にしていただいた。


こういう素朴な一皿が、
いちばん贅沢かもしれない。


春の恵みは、やさしい味がした。

皆さまは、もう春の味覚を楽しまれましたか?

春の苦味には、冬のあいだに溜まったものを外へ出してくれる力があるそうです。

旬のものを、少しだけ意識して取り入れてみるのもいいかもしれませんね。


最後までお読みいただきありがとうございました✨
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