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あの時、採用しとけばよかったって後悔しても遅いよね

「人を捨てた会社」と「種をまいた会社」の通信簿

就職氷河期の真っ只中、多くの日本企業が「新卒採用凍結」を掲げました。 そんな絶望的な時代に、あえて採用の手を緩めなかった企業があります。

当時、世間が彼らを冷めた目で見ていたことをよく覚えています。

「こんな時に採用し続けるなんて」
「調子に乗っている」
「馬鹿じゃないのか」
「きっと失敗する」

しかし20年以上の歳月が流れた今、その「異端の決断」が企業の運命を劇的に変えていました。


1. 「逆張り」で勝った企業たちの20年後

当時、周囲の冷笑をよそに採用を続けた企業には、共通する「確信」がありました。人を「削るべきコスト」ではなく、「将来の収益を生む最強の投資(資本)」と定義していたことです。

ニトリ・ファーストリテイリング(ユニクロ) 「不況こそ、優秀な人材を確保する好機である」と考え、採用を緩めず海外展開を加速。当時、必死の思いで入社し、現場で揉み倒された氷河期世代が、現在のグローバル経営を支える最強の幹部層となっています

キーエンス・村田製作所・ファナック 「技術の継承には10年かかる。今止めれば10年後の世界競争に負ける」と断言し、採用と研究開発を聖域化しました。
結果: 現在、世界シェアを独占。当時採用された「地頭の良い」氷河期世代が、今の最強のマネジメント層を形成しています。

ソフトバンク・楽天 大手が採用を絞ったことで、本来ならメガバンクや商社に行っていたはずの「超優秀な学生」を、まだ怪しいと思われていたITベンチャーが根こそぎ獲得しました。
結果: この「人材の移動」こそが、現在の日本のデジタル経済の基盤を作りました。

オープンハウス(1997年創業) 建築・不動産業界が冷え込む中、まさに氷河期のど真ん中で産声を上げた企業。他社が採用を絞る中、エネルギー溢れる若手を徹底的に鍛え上げ、わずか四半世紀で売上高1兆円を超える巨大企業へと成長しました。

リサーチをして記事にしていますが
『違うよ!』いう現場の声などありましたら
是非教えて下さい

2.人を捨てて延命した会社が突きつけられている「通信簿」

一方で、目先の決算書を整えるために採用を止めた大手企業(ゼネコン、電機メーカーなど)は今、どうなっているでしょうか。

  • 「ひょうたん型」の年齢構成: 40代後半から50代前半という、本来なら「現場の要」であるはずの世代が極端に少ない。この「中抜き」状態が、意思決定の鈍化や、若手への技術指導の断絶を招いている。

  • 技術継承の断絶: ベテランが持つ「現場の勘」を伝える相手がいないまま、定年退職を迎えていく。組織としての知見が、砂のようにこぼれ落ちる状況。


3.組織の力を決めるのは?


「人をコストと見るか、投資と見るか」

これは企業だけの話ではありません。
私たち個人もまた、不透明な未来を前にして、「目先の不安から種を捨てるのか、それとも未来のために種をまくのか」を問われている気がしませんか?

【連載|日本の未来とこどもの未来】

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