時代の分断
やはり最近の左翼の違和感を考えてたんだけどさ、戦前と戦後では世界が違うんだよね。
プロレタリア文学もアートも素晴らしいのに、なんで今はこうなったのか?
でね、戦前ってさ完全な階級社会だったのよ。
子爵制度があったからね。
だから子爵家の生まれではそれだけで生活も保障されてたし、苦学して大学に入ったとしても、そこでリアルな差別を感じてね。
その後でも、選挙に出られるのは〈生まれ〉で決まってるようなもんだったじゃない?
ましてや徴兵の〈赤紙〉だって、一般から行ってもさ行き先は東南アジアか厳しい戦地の数合わせだった訳でさ。
そりゃ行きたくねえし、反抗だってしたくなるよ。
子爵家の男子はほぼ指揮官、士官クラスでさ、安全が保障されてた訳でしょ?
学校でもさ、せっかく入ってもそこで階級を見せつけられたら反抗したくなるじゃない?
それに子爵側とか上位カーストは暴れてるのを法的に抑えたいから〈テメェ等〉のための〈治安維持法〉を作った訳でさ。
で、[特高]なんて警察じゃないからね。
あれは[官僚]の特別組織でさ、テメェらの立ち位置に反対する[下民]を勝手に取り締まる組織だからね。
だから人権なんて無視よ。
特権意識だから出来た訳でさ。
だから、あの時代の反抗運動は〈魂〉の反抗だった訳で、だから文学にもアートにも魂がこもってたのよ。
でも、今の時代なんてそんな階級なんてほぼ無い訳でしょ?
戦後に子爵制度がGHQによって解体されたからね。
相当子爵家の連中は苦労したみたいよ。
何しろ〈特権〉がなくなったからな。
でも完全に無くなった訳じゃ無いけどね。
大手銀行とか会社の〈社外取締役〉とかで良い思いしてるみたいだけどな。
でも、資本主義になったから誰でも会社を興せるし、良い仕事すれば稼げるようになってるからね。
だから、〈反抗〉する理由も実は無いのよ。
確かに70年代英国とかではまだまだ階級は残ってたからさ。
それに反抗する気持ちがROCKで〈名曲〉を作ってた訳でね。
だから今の左翼連中を見ると〈かっこ悪く〉見えるんだろうな。
ただの他の国の代弁者でしか無いからね。
そこに信念も何もねえからな。
ただの中学生の浅い文句なんだよ。
まあ、人間自分が上手くいかない時は〈誰か〉に文句言うのが一番楽だからな。
でも、その楽を覚えても現実はいつまで経っても変わらねえんだよ。
今の自分にとっての現実を変えられるのは〈自分の行動〉だけだからさ。
現実を変えたければ、自分で歩き出すしか無いんだよ。
今はさ、どこにでも行ける自由はあるんだから。
誰かの真似もしなくていいし、誰かにならなくても良いんだよ。
だから文句ばかりで時間を自分以外の事で消費するなんて一番無駄だと思うよ。
そう言う事でね。
