オレは現場の中間管理職、ほどほどにどうにかする男。
職場で欠員が相次いでいる。早くも猛威を奮っているというインフルエンザかと思えばさにあらず、夏バテのようなものであるらしい。急激な寒暖差が各所で被害を出している。最近だと寒暖差疲労というのだったか。熱が出たりして感染症との判別も難しく、なかなか大変であるらしい。
シフト業務であるからまあまあな事態なのだが、私はこういう状況に、こいつは一大事だ!ウヒヒ!と興奮するタイプだ。防衛機制なんだろうか。
日頃培った手抜き・サボりのテクニック、喫煙所で育んだコネクション、上への「こういう事態ですから…」としおらしい目配せを送る演技力、持てるものを総動員して、クオリティは二の次、業務をどうにかするのは、なんだか楽しい。
パワプロ的に言えば「欠員対応◯」だ。欠員のため二人でやることを一人でやる時、実質的な負担は増えても「今日はオレがルールねー!」という全能感が勝る。
けれどパワプロ的に言えば「電池切れ」「急な凪」という致命的な欠陥を持つ、要注意選手でもある。
ロートルらしい老獪な手練手管、ドーパミンなのかアドレナリンなのかそういった何かを醸し出して日々をやり過ごしつつ、これは所詮狭い部署の話だ。
私ことなんちゃって中間管理職の裁量で済む範囲のことであって、ガチ管理職のお歴々は頭を抱えているだろう。心中お察し奉ると、鼻をほじりつつ思う。
早出の日、出勤前に今日も欠員ありだなあなどとNHKをボケーっと見ていると、6時前、綺麗なダリヤ畑の映像をバックに地域の天気予報が字幕で流される。
そのBGMが宮本浩次の『September』だった。
宮本浩次は「手付かずの野生」といった感じの時もあれば、こういう繊細で優しい、まるでスナフキンのような時もあり、不思議な人だ。
スナフキンの方の宮本浩次に、「ドーパミンなのかアドレナリンなのか知らないが、それにかまけ過ぎないで落ち着きなさいよ。体調崩しますよ。」そう優しく諭されている気がした。
『手付かずの野生、宮本浩次』の例↓
初秋の候、朝夕はめっきり涼しくなりました。季節の変わり目、どうかお体ご自愛ください。
