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【サウナ探訪記22】サウナだけじゃない南三陸へ。KIKUTANSAUNAと「いりやど」で過ごした一泊二日

8月22日(土)。

KIKUTANSAUNAの1周年祭に参加するため、
南三陸へ向かいました。

KIKUTANSAUNAを訪れるのは、
今回が初めてです。

いつもの「サウナ探訪記」なら、
サウナを中心に書くところですが、
今回は少しだけ違います。

朝ごはんを食べ、サウナを楽しみ、
そのまま「南三陸まなびの里 いりやど」に泊まる。

夜は歩いて町へ出て、
翌朝は近くの神社まで散歩する。

せっかく南三陸まで来たのだから、
サウナだけで帰るのは、
ちょっともったいない。

そんな気持ちもあって、
今回は「南三陸を楽しむ一泊二日」として
書いてみようと思います。



まずは、朝ごはんを食べに寄り道

仙台から志津川I.C.までは、
車で1時間30分ほど。

KIKUTANSAUNAへ向かう前に、
「南三陸さんさん商店街」へ寄りました。

目的は、山内鮮魚店の
「のっけ丼(セルフ海鮮丼)」です。

好きなネタをとりますが、迷ってしまいました。

山内鮮魚店は朝8時から営業していますが、
お店で注文する通常の海鮮丼などは9時から。

↑注文できるのは、9時からです。

そのため8時〜9時の時間帯に食べられるのが、
のっけ丼」です。

※提供曜日などは、
訪問前に確認することをおすすめします。

お店の奥へ行くと、
南三陸サーモンやまぐろなど、
その日の水揚げや
旬に合わせた刺身が並んでいます。

そこから、
「これも食べたい」
「こっちもおいしそう」と、
自分の好きなネタを選んでレジへ。

そこで「ごはんセット(ごはん+あら汁)
も一緒に注文して、お会計です。

ごはんセットはレジ右横から受け取り、
自分で選んだ刺身をのせれば、
オリジナル海鮮丼の完成。

決められた海鮮丼を注文するのとは違って、
「今日、自分が食べたいもの」だけで
作れるのが楽しいところです。

お腹が空きすぎて、失敗。
ネタが分厚いので、おなかいっぱいになりました。

外の好きな場所で食べられるので、
朝の南三陸の空気を感じながらいただきました。

お店を出てすぐ右側には、
水や醤油なども用意されています。

食器の返却場所もその周辺にあります。

サウナへ向かう前から、
すでに南三陸を満喫していました。


さんさん商店街から、KIKUTANSAUNAへ

南三陸さんさん商店街から
KIKUTANSAUNAのある「いりやど」までは、
車で10分ほど。

駐車場は建物の奥にあり、
砂利になっています。

EV充電スポットは3台分

その近くには喫煙スペースもありました。

車を降りて、入口を見ています。
EV充電スポットは、右側です。

建物に入ると、
左右に下足棚があります。

靴を脱いでスリッパに履き替え、
左へ。

そこに事務所兼受付があり、
サウナや宿泊の受付を行います。

サウナ利用時の着替え場所については、
その都度案内があるそうです。

ひとつ注意したいのが、
荷物です。

私が確認できた範囲では、
一般的なサウナ施設にあるような
大きな鍵付きロッカーはなく、
財布や車の鍵などを入れる
小さな貴重品ロッカーがありました。

大きな荷物を持って行く場合は、
事前に確認しておくと安心だと思います。


ちょっと懐かしい「渡り廊下」

「南三陸まなびの里 いりやど」は、
大きく分けて5つの建物・棟からできています。

ここに、サウナは記載されていません。
サウナは、左側に離れてあります。

それぞれの棟が独立しているため、
移動するたびに扉を開けたり閉めたりするのは、
少し面倒に感じるかもしれません。

でも、私は研修宿泊棟とアネックス棟をつなぐ
渡り廊下」が印象に残りました。

印象的な廊下です。

なんだか学校にいるみたい。

歩いていると、
ちょっと懐かしい気持ちになります。

一方で、段差や移動距離などを考えると、
足に不安のある方には
不便を感じる部分もあると思います。

渡り廊下の途中には、
室内用と外用のスリッパを
履き替える場所があります。

翌朝撮影。
ここで履き替えて、向かいます。

ここから外へ。

KIKUTANSAUNAへ向かいます。


KIKUTANSAUNA(キクタンサウナ)へ|ウッドフェンスの向こうにある、小さなサウナ

KIKUTANSAUNAは、
2026年6月29日から
土日のみ13時から利用できるようになっています。

パブリック利用と貸切利用があるため、
訪問前に電話で確認しておくこと
をおすすめします。

渡り廊下から外に出たところです。
正面が「くつろぎハウス」、右が「KIKUTANSAUNA」。

ウッドフェンスで囲まれた空間に入ると、
中央にサウナ小屋。

左側には水風呂とシャワー。

サウナ小屋の横を通って奥へ進むと、
インフィニティチェアやベンチのある
休憩スペースがあります。

大きな施設ではありません。

でも、このコンパクトさが、
私にはちょうどよく感じました。


南三陸杉に包まれるサウナ室

サウナ室に入って最初に感じたのは、
木のぬくもりでした。

壁や座面には、
地元産の南三陸杉が贅沢に使われています。

ストーブが大きい!?

薪サウナというと、
薪の香りを想像していました。

ところが、
ここで強く感じたのは、
杉の香り。

杉は温められることで、
爽やかさの中に
少し甘みを感じるような香りを放ちます。

薪の香りが隠れてしまうほど、
上品な杉の香りがサウナ室を包んでいました。

「ああ、いい香り……」

熱さだけではなく、
香りでもゆっくり力が抜けていきます。

セルフロウリュも可能です。

ロウリュをすると熱がゆっくり広がり、
木の香りに包まれながら汗をかく。

南三陸に来たことを、
サウナ室の中でも感じられる時間でした。


氷を見て身構えた水風呂

サウナ室を出たら、
シャワーを浴びて水風呂へ。

水風呂には、
埋込みGタンクが使われています。

何回も追加投入していました。イベントだけ!?

見ると、
水面に氷が浮かんでいました。

「冷たそう……」

思わず身構えます。

ところが入ってみると、
思っていたほどつらくありません。

むしろ、気持ちいい。

ずっと入っていても苦にならないくらい、
私には入りやすい水風呂でした。

氷が入っていないときにも入りましたが、
ぬるいとは感じず、
こちらもちょうどいい。

見た目の印象と、
実際に体で感じる温度は違うものですね。


鳥の声と風だけでいい

休憩スペースには、
インフィニティチェアが4脚とベンチが2つ。

周囲はウッドフェンスで囲まれているため、
道路からの視線はほとんど気になりません。

このあと、テントが設置されました。

椅子に体を預けると、
聞こえてくるのは鳥のさえずり。

そして、体を通り抜けていく風。

特別なものがあるわけではありません。

でも、何もないからこそ、
風や鳥の声に気づく。

そんな休憩時間でした。


今夜は「いりやど」に泊まります

イベントを楽しんだあとは、
そのまま「南三陸まなびの里 いりやど
に宿泊しました。

今回泊まったのは、
バス・トイレ付きのアネックス棟です。

部屋に入って目に留まったのが、
奥にある横長の木製デスク。

ノートパソコンと資料を一緒に広げても、
まだ余裕があります。

そして、ここにも南三陸杉

ベッドに横になり、上を見ています。

木がふんだんに使われた室内は、
全体が温かく、
柔らかな明るさに包まれているように感じます。

サウナ室で感じた杉のぬくもりが、
そのまま部屋まで続いているようでした。


素泊まりだから、夜の町へ

今回は素泊まり。

夕食は、
宿から歩いて15分ほどの
居酒屋 和来」へ行きました。

開店時間は18時30分と書いてありましたが、
その時間より前に開いていました!?

店内では、
地元の常連さんたちの会話が聞こえてきます。

旅先で、
地元の方の日常の中に少しだけ混ぜてもらう。

観光地を巡るのとはまた違った時間です。

「ポテトにチーズ」
とてもおいしかったです😊

食事を終えて、歩いて宿へ戻ります。

ここで、ひとつ注意点。

お店から信号機のある場所まで、
街灯がほとんどなく、
かなり暗く感じました。

歩いて行く場合は、
懐中電灯を持参したほうが安心です。

信号機から宿までの道には街灯がありました。


誰にも会わない夜

宿へ戻ると、
とても静かでした。

「渡り廊下」と「アネックス棟」です。

今回は宿で夕食をとらなかったこともあるのか、
ほかの宿泊客と顔を合わせることも
ほとんどありません。

聞こえてくるのは、
里山の夜の音。

イベントでたくさんの人と過ごした昼間とは、
まるで違う場所のようです。

にぎやかな時間のあとにやってきた「静けさ」。

私は、その静けさを楽しみながら
夜を過ごしました。


朝の「いりやど」を探検

翌朝。

散歩へ出る前に、
館内を少し歩いてみることにしました。

昨日、
イベントで使われていた場所にも行ってみます。

人が集まり、
声が飛び交っていた場所が、
朝になると静まり返っていました。

澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込みます。

そして、少しだけ立ち止まる。

「静けさ」に耳を傾けてみました。

何も聞こえないようで、
よく聞くといろいろな音があります。

こういう時間も、
泊まったからこそ
味わえたものなのかもしれません。


朝の散歩は「入谷八幡神社」へ

朝の目的地は、
近くにある「入谷八幡神社」。

距離としては近いのですが、
「ここ、通れるのかな?」
と道を探しながら、
くねくねと歩いていきます。

知らない道を歩いていると、
普段なら気づかないような
珍しいものを見つけたりします。

なぜ、ここに?

それも旅先の散歩のおもしろさ。

ようやく神社に到着し、
お参りしました。

オクトパス君を見つけました!

ただし、急な階段が多いので、
歩く際は十分気をつけてください。


「泊まる場所」だけではないのかもしれない

あらためて館内を歩いてみると、
「いりやど」には
地域とのつながりを感じられるものが、
いろいろなところにあります。

地域の本や冊子、チラシがそろっています。

もともと団体研修などを
受け入れている施設だからでしょうか。

単に場所を貸すだけではなく、
人や地域をつないで、
一つの体験をつくる。

そんな「コーディネートする力
が強い施設なのではないかと感じました。

そして、もうひとつ気になったのが、
仕事をする場所としての「いりやど」です。

ロビーや客室などで利用できる無料Wi-Fiは
「Wi-Fi 6」規格に対応。

客室には、
パソコンや資料を広げられる
大きなデスクがあります。

仕事を持ち込んで、
静かな里山の中で考える。

煮詰まったら、外へ出る。

レンタサイクルで周辺を走ってみてもいい。

平日なら、
予約型乗合タクシーを利用して
少し足を延ばしてみるのもおもしろそうです。
利用には事前登録・予約などが必要です。

その先に、海の見えるサウナがあったら——。

仕事なのか、旅なのか、サウナなのか。

だんだん境目がなくなってきます。


南三陸で「思いつく」

今回、「いりやど」に泊まって私が感じたのは、
ここには何かを考えるための
「余白」があるということでした。

都会のホテルのような便利さとは、
少し違います。

棟を移動するには扉を何度も開けます。

夜の町へ歩けば、
懐中電灯が欲しくなるほど暗い場所もあります。

でも、その不便さの向こうに、
里山の静けさがあります。

南三陸杉に囲まれた部屋があります。

少し歩けば地域の人たちの日常があり、
朝になれば神社まで散歩できる。

そして敷地には、KIKUTANSAUNAがある。

ここで仕事をしていたら、
いつもとは違うことを思いつくかもしれません。

さらに「いりやど」を運営する
南三陸研修センターには、
研修や地域とのつながりを
つくってきた経験があります。

もし、ここで生まれた
こんなことをやってみたい
というひらめきを相談できたなら。

ただ思いついただけで終わらず、
人や地域とつながりながら、
形になっていくかもしれない。

もしかすると「いりやど」は、
思いついたことを、
南三陸で形にしていくための拠点
にもなれるのではないでしょうか。


サウナを目的地にしたら、その先に南三陸があった

今回の旅のきっかけは、
KIKUTANSAUNAの1周年祭でした。

でも振り返ってみると、
心に残っているのはサウナだけではありません。

朝、自分で刺身を選んで作った「のっけ丼」。

南三陸杉の香り。

水風呂に浮かんでいた氷。

鳥の声を聞きながら過ごした休憩時間。

地元の常連さんの声が聞こえる居酒屋。

暗い道を歩いた夜。

静まり返った朝の「いりやど」。

そして、道を探しながら歩いた入谷八幡神社。

神社からの帰り道。

サウナをひとつの目的地にすると、
その前後にも旅が生まれる。

サウナに入りに行く」だけだったはずなのに、
気づけば、
南三陸そのものを歩いていました。

それが今回、
いちばんうれしかったことかもしれません。

KIKUTANSAUNAをきっかけに南三陸へ。

そして、サウナの前と後にも、
ほんの少し時間をつくってみる。

そこには、
サウナ室の中だけでは出会えない
南三陸が待っていました。


あとがき

東日本大震災から10年以上が経ちました。

時間が経ったからといって、
すべてが終わったわけではありません。

南三陸を歩いていると、
今もこの場所で暮らし、働き、人を迎えながら、
前へ進もうとしている方々がいることを感じます。

そんな南三陸を、
私なりの方法で応援できたら。

今回の記事には、
そんな気持ちも込めました。

だから今回は、
いつものサウナ探訪記とは
少し構成を変えています。

サウナだけを紹介する記事にすると、
これまでの記事と同じように並び、
せっかく出会った南三陸の風景や人の暮らしまで
埋もれてしまうような気がしたからです。

大きなことはできなくても、
訪れて、楽しんで、
そこで感じたことを書くことなら、
私にもできます。

この記事をきっかけに、
南三陸に行ってみようかな

そんなふうに思ってくださる方が一人でもいたら、
とてもうれしいです。

そして、
今回も最後まで読んでくださったあなたへ。

サウナから始まった南三陸の一泊二日に、
最後までお付き合いいただき、
本当にありがとうございました。


🎪 KIKUTANSAUNA 1周年祭の体験は、番外編へ

今回の旅のきっかけになった、
KIKUTANSAUNA(キクタンサウナ)の1周年祭。

ウィスキングや熱波、テントサウナなど、
イベント当日の体験は
「番外編」で詳しく書いています。

はじめて訪れた私が感じた、
1周年の日のKIKUTANSAUNA。

よろしければ、
こちらも一緒に読んでいただけたらうれしいです。

▶︎【サウナ探訪記 番外編④】キクタンサウナ1周年祭へ|はじめてのウィスキングと熱波体験↓

📎やさしサウナびより noteサイトマップ

📍今回訪れた施設はこちら①

南三陸まなびの里いりやど(KIKUTANSAUNA)

〒986-0782
宮城県本吉郡南三陸町入谷字鏡石5番3

【アクセス】
アクセスについては、公式サイトのアクセスページに記載されていますので、サイトを御覧ください。

📍今回訪れた施設はこちら②
南三陸さんさん商店街

山内鮮魚店

📍今回訪れた施設はこちら③
居酒屋 和来

📍今回訪れた施設はこちら④
入谷八幡神社

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