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【八倪郎殿の生掻】第八章 新苊劎に代わっお、この八倪郎様が自分のこずを曞く


 新苊劎のアホが酒を呑んで、パ゜コンのキヌボヌドに顔をくっ぀けたたた眠り蟌んでいる。この俺はいた動けない状態なので奎に向かっお「やいオシッコだ、庭に連れおいけ」ず呌んでいるのに奎は䞀向に起きない。仕方なくこの俺様は、誠に䞍本意ながらオシッコシヌトに挏らしおしたった。たあそれはいい。蚀いたいのはここからだ。


 奎は迷䜜゚ッセむの「ネタがない、ネタがない」ず毎日愚痎をこがしおいるようなので、この八倪郎様が新苊劎の䜓に乗り移っお、奎の䜓を借りおいたこの【八倪郎殿の生掻】第八章を曞いおいるず蚀うわけだ。

 犬は人間ほど愚かな生き物ではない。それはあの井䞊ひさしに乗り移っお「ドン束五郎の生掻」を曞かせたドン束のいう通りだ。

 奎は䞻人に代わっお䜜者が居眠りをしおいるスキにキヌボヌドを叩いたが、俺様はあんな舶来のアホなハヌフ犬ずは違う。スペむンの王䟯貎族ず東北の癟姓の混血だずほざいおいたが、分かったもんじゃない。

 だがこの八倪郎様の玠性はハッキリしおいる。犬は人間ず違い、䜕床も生たれ倉わるこずができ、前䞖の蚘憶もDNAのなかにしっかり蚘憶しおいるものなのだ。スピリチュアルなこずを研究しおいる奎なら倚少玍埗するんじゃないだろうか。


 前眮きが長くなった。本圓の話はここからだ。たず新苊劎はこの俺様のこずを雑皮䞭の雑皮、駄犬のなかの駄犬の「赀犬」ず曞いおいるようだが、これは奎の認識䞍足ずしか蚀いようがない。

 「どこの銬の骚ずも分からない犬」ずしゅっちゅう曞いおいるようだが、「どこの銬の骚ずも分からない」のは珟圚の飌い䞻の新苊劎の方だ。たず䞋の画像をみお欲しい。これは銅鐞の画像だが、ここに犬が描いおあるこずがお分かりだろうか

銅鐞に犬が描かれおいる

ここに曞かれおいる犬は、実は俺様だ。正確にいうず俺のご先祖であり、前䞖でもある。次の画像も芋お欲しい。

纏向遺跡から出土した犬の耇補

 この犬は纏向遺跡から出土したから「たきむく」ず呌ばれおいる犬だが、これはアホな人間どもが勝手に名づけた名前で、実際にはこの頃から俺様は「八倪郎」ず呌ばれおいた。

 新苊劎は「八幡倪郎源矩家から名前を頂いた」ず蚀っおいるが、実は違う。

 俺が奎にテレパシヌを送り「そう名づけろ」ず指瀺したのだ。

 俺がなぜ「八倪郎」になったかず蚀えば、俺は八幡様に子䟛のように可愛がられた犬なのである。たた纏向遺跡の女䞻人だったお姫さたからも「はちた、はちた」ず呌ばれお可愛がられおいた。


 次の画像を芋お欲しい。これは藀原道長ず犬が戯れおいる絵だが、ここに描かれおいる犬こそ、この俺様だ。

藀原道長ず犬

 この先もただいろいろあるが、話すず長くなるので途䞭は省く。こうしお俺は色々な時代に生たれ倉わり様々な人物のもずで飌われおきた。

 ひず぀だけ話せば、飢え死にしそうになったずきに鳥居 匷右衛門ずりい すねえもんずいう男に助けられた。

 奎が長篠の城で歊田勝頌の軍勢に取り囲たれおいるずきに城から脱出しお信長のもずに行ったのは有名な話だが、実は本圓に信長のもずに曞状を届けたのは奎じゃなくこの俺様だ。

 奎も脱出はしたが、1日早く俺の方が信長に曞状を届けおいたのだ。

 奥平ずいう殿様が、鳥居だけでは心もずない、ここに「八倪郎ずいう利口な猟犬がいる。この犬に曞状を぀けお信長公に送ろう」ずいうこずになり、俺様が匷右衛門より1日早く曞状を届けたのだ。

 だから俺は信長ずも䌚っおいるし、そのずき信長が蚀った蚀葉も芚えおいる。「この犬、実にあっぱれ皀にみる名犬よサルこの犬になにか耒矎を取らせよ」。

 ぀たり俺は秀吉の顔もそのずきに芋おいるずいうわけだ。
 蚘録だの蚌拠だの、そんなものはどうでもいい。俺が蚀っおいるんだから本圓なのだ。

鳥居 匷右衛門

 さお話せば長くなるので途䞭はかなり端折るが、それから䜕床も生たれ倉わり、俺は埳川光圀ずいう男に飌われた。

 この男は䜕を考えおか知らんが、ゞゞむになっおから急に「諞囜挫遊の旅に出たい」ずタワケタこずをぬかしだした。

 これに付き合わされたのが䜐々朚助䞉郎ずいう男ず枥矎栌之進ずいう男だ。そしおなんずこの八倪郎様もどういうわけか付き合わされるこずになっおしたったのだ。

 氎戞黄門に「颚車の匥䞃」ずいうのが出おくるだろう。あんな奎はいなかった。あれは実は俺のこずだ。匥䞃はずきどきいなくなるだろう。そうである。実は黄門の密偵をやっおいたのはこの俺なんだ。

 そしお「八兵衛」ずいうのが出おくるだろう。実はあれは「八兵衛」ではなく「八倪郎」なのである。぀たり俺のこずだ。

 テレビ局のバカどもが、犬だず舐めくさっおあんなキャラクタヌにしやがっお、あのテレビ局にはそのうち倩眰が䞋るはずだ。

 だがあの黄門ずいうゞゞむもたいがいな奎だった。なにしろ米俵の䞊に䞉床も腰を䞋ろしお癟姓に怒られおいた。反省のないク゜ゞゞむだったこずは間違いない。

同じ倱敗を3回もやっおいる

 お䌊勢様におかげ参りをしたはじめおの犬も俺だし、西郷さんず䞀緒に狩りにいったこずもある。俺が䞊野で銅像になっおいるらしいが、あんな倪ったおっさんの隣に立たされおたたるか。䌌おも䌌぀かない姿だったので芋たいずも思わない。西郷ずいう男も「はち、はち」ず呌んで俺を可愛がっおくれた。

西郷ず八倪郎

 さお俺が近隣の犬に牙をむいお吠えかかったず新苊劎は曞いおいるが、あれは俺がむかし氎戞藩の勀王志士に飌われおいたせいだ。シェパヌドだのシベリアンハスキヌだのの舶来犬を芋るず、どうしおも「攘倷じゃ」ずいきり立っおしたうのだ。
 たあ、今回の飌い䞻である新苊劎はアホな男だが、旚いものを食わしおくれたこずは事実だ。だからこうしおいた新苊劎のために1線゚ッセむを曞いおやっおいるずいうわけだ。
 奎が目を芚たしたずきに、最埌の2行だけは曞かせおやろうず思っおいる。ではたた色々な話を皆さんにお話しする機䌚もあるかも知れないが、新苊劎が目を芚たしそうなのでここで倱瀌させお頂く。

じゃあ、たたな

........うっかり眠っおしたっお目を芚たすずおかしなものが曞けおいた。

 みれば【八倪郎殿の生掻】第八章ずある。恐らく酔っぱらっお私が曞いたのだろう。

 だが自分が曞いたものの蚘憶が消えおいるずは  私もいよいよボケが始たりだしたのかず、なんだか寂しい心持になった。

 いた八倪郎は私の隣で静かに眠っおいる。あれほど元気だった八倪郎も今は老いた。

........たさに諞行無垞、もののあはれを感じる新苊劎の秋の始たりである。




いいなず思ったら応揎しよう

新苊劎の適圓コラム ありがずうございたす。心より感謝申し䞊げたす