【無職日記18】みんな、〇〇食って元気出そうぜ
※注意※
本記事には、グロテスクな画像が出てくる場合があります。
昆虫食(イナゴなど)、(あくまで日本における)ゲテモノ食いなどがでてきますので、ご了承の上、読み進めてください
夏といえば、サザンオールスターズ。もしくは湘南乃風?
私の場合は、ジャズやボサノヴァだった。
やつを食うまでは。
「セミ食い」という謎のイベント
「セミを食べる人がいる」と知ったのは、2025年5月。
参加した読書会で知り合った人が目をキラキラさせて語ってくれたのだ。
小学生の頃、バラエティー番組『探偵ナイトスクープ』を見て、セミを食べることに興味を持っていたので、とても魅力的に見えた。
残念ながら、昨年は仕事で参加できなかったが、今年は土曜日が休み!
たぶん、この時のために無職になったんだと思う。
セミ取り、18年のブランク

「いっぱい捕まえて、モリモリ食べるぞ」
張り切って臨んだセミハンティングだったけど、苦戦した。
なかなか、セミを見つけることができなかった。
主催者の方は、1匹捕まえるまで一緒にセミを探してくれた。
それも、全員のためにである。めちゃくちゃ優しい。
8人が参加し、ホットスポットもあったので、50匹ぐらいは捕まえることができた。過去最多らしい。やったー。
セミだけでなく、林を歩いている時に見える木漏れ日、静かにたたずむ樹木、セミの抜け殻に触れていると、ざわついていた気分が落ち着いていくのを感じた。
「危険な暑さ」で引きこもりがちだけど、「生物としての人間」には緑や生き物と触れ合うことが欠かせないんだね。シータ。
いざ、セミをしめて揚げていく
捕まえたセミは、フリーザバッグに移し替え、10分ほど冷凍庫に入れて仮死状態にするらしい。
「セミの鳴き声がする冷蔵庫」は少しホラー味があったけど、先輩方は慣れているのか、フライングでビールを開けたり、本や仕事の話に花を咲かせていた。

その後、仮死状態になったり/なっていなかったりするセミを、流水ですすいで羽をもぎ、キッチンペーパーで水気を取り、素揚げにしていく。
私は羽をもがせてもらったのだが、先輩方のように簡単ではなかった。
力をいれすぎて体が崩れてしまったり、仮死していないと動くので体が固定できなかったりする。何より、「死にたくない」というかのように既に羽がもがれている背中をピクピクさせている様子を見ると、何とも言えない気持ちになった。
でも、「羽もぎり楽しい」と聞かれて「楽しい」って迷いなく答えるぐらいには楽しかった。
匂いは香ばしく、見た目も頑張れば食べ物に見えた。
いざ、実食

基本的には塩で食べたが、思い思いに持ち寄った「ごはんですよ」「サルサソース」、カルディのソースと共に、セミを食べた。
まず、クマゼミ(呼称:くま)。
例えるなら「骨が多い魚」だった。
殻や足が固く、しかし「肝」みたいなものが尻尾の辺りに詰まっていて、焼酎と合いそう。
地球温暖化で増えているらしく、41匹とこの日一番多かった。
続いて、アブラゼミ(呼称:あぶら)。
マグロやサーモン的な存在。平凡的な味だった。
体の大きさと中身のバランスが一番良く、個体数もちょうどよかった。
セミ食い初心者のマストキャッチ&イット。
日本酒と合いそう。
最後に、ニイニイゼミ(呼称:にいにい)。
体が最も小さく、揚がり具合が一番良かった。
殻や足が残りづらく、おつまみ感覚で楽しめる。
ビールとの相性が抜群だと思われる。
セミ食って、悩みなんて吹き飛ばせ

知らないというだけで、素晴らしい未知なる世界はいっぱいある。
セミ食いは、退屈な日々の中に喜びを見出す一つの方法だった。
最近、暑さを言い訳に引きこもり、「仕事どうしよう」「めんどくさい家族をどうしよう」とうじうじしていたけど、セミを食うことに比べればミジンコぐらいのことでしかなかった。
セミを食いたきゃやってみればいいように、自分の意思を伝えても意外と大丈夫だったり、やってみれば面白い展開が待っていかもしれない。
もし、暑すぎて自律神経が狂ってイライラしたり、気力が落ちていたりする人は、セミ取りとセミ食い、いかがだろうか?
いいなと思ったら応援しよう!
本📖とおやつ代🍪
ZINEも作ってみたい