【2026/27 J3 第4節】FC岐阜vs栃木SC 4-1 1位(HOME / DAZN)
ここまで2勝1分とまずまずのスタートを切った岐阜。今節の相手は栃木SCである。
栃木SCと言えば。昨年ホームでの対戦(2025 J3 第9節)を現地観戦したときの辛い記憶が強く残っている。
天気は雨で、屋根のある席に避難。試合内容もしょっぱく、0-1で敗戦。
入場者数も2270人と驚くほどの少なさで、今期の岐阜もだめなのか…と失望した試合だった(なお、ここからもしばらく低空飛行を続け一時は最下位にもなるが、結局監督の交代が行われたのは第19節直前であった。)。
しかし、石丸監督への交代後のアウェー栃木SC戦では勝利しているし、今シーズンもここまで順調にきている。恐れる必要はない。今節も勝って首位を守りたい。
何より、今節の前日である8月28日は、FC岐阜にとって大切な日である。
やはり、勝たなくてはいけない。勝って良い報告をしなければならない。
スターティングメンバー、リザーブともに前節から変更なし。
GK春名、CBに甲斐と湯岑、RSB箱崎、LSB文、CHに福田と中村、RSH横山、LSH泉澤、CF閑田、ST大串。
リザーブは菅沼、外山、羽田、北島、キム、北、鈴木、テル、武。
開始早々、試合は動く。
センターライン付近から持ち上がった文が泉澤にボールを預けそのままロングラン、泉澤からここしかないという位置に裏抜けパスが出され、文がクロスを上げる。大串が丁寧に触って先制。大串は百年構想リーグの経験を経て、今シーズンついにSTとしての得点感覚を身につけた。
大串はもともとRSBが持ち場。誰もが思いつかないであろうSTへのコンバートという石丸監督の判断は、正しい判断であった。
前半17分、アクシデント。岐阜の屋台骨である福田が右足ふくらはぎを気にする素振りをみせ、途中交代。非常にまずいことになった。
RSBの箱崎をCHにし、RSBの位置に外山を投入。
しかし、試合が崩れるのではないかという不安は杞憂に終わり、いくつか怖いカウンター攻撃を受けるものの、完全に岐阜ペースで試合が進む。
前半32分、相手の攻撃の芽を摘みセカンドボールを奪取すると、文が持ち上がり前線の大串へ縦パス、これを大串がワンタッチでライン際の泉澤へ流す。泉澤からアーリー気味の斜めパスが供給され、これを箱崎がスルー、フリーで抜け出した閑田がゴールへ流し込んで追加点。
前半38分にはCKから閑田が流したボールを泉澤が合わせて珍しくヘディングでゴールを決める。
前半で3点リード?これは本当に岐阜なのだろうか?疑心暗鬼になるような理想的な展開。
後半開始早々の5分、相手CKから今シーズン初失点を喫し、その後も栃木SCペースで試合が進む。岐阜はどうしてもハイプレスでハードワークするスタイルなので、特にこの暑い季節は後半にエネルギーダウンしてしまうのが課題だろうか。
なんとかその後は失点せずにしのぐと、文が足を攣ったタイミングで羽田を投入し、なんと3バックシステムに変更。
甲斐と羽田と湯岑の3CBに、中村と大串の2CH、RWB箱崎、LWB外山、キムと鈴木の2ST、テルのCFという感じにみえた。大串はなんでもできるのね。
後半45+3分、既に名物となりつつある春名の正確なロングキックから右サイドを抜け出したキムが相手との1対1に勝利しクロスをあげ、これをフリーで走り込んだ外山がゴールに流し込みダメ押しの追加点。
4-1で勝利した。
正直、出来過ぎで怖い。この絶好調状態を、福田なしでどこまで維持できるかが鍵である。
入場者数は5020人とあまり振るわず。
今の岐阜の左サイドからの攻撃は、相当ストロングである。泉澤、文、鈴木に北島。J3屈指の攻撃力であるといえよう。
では右サイドはダメかというとそうではない。横山が何度も体を張ってボールをキープし、攻撃のタメを作ることができるのも大きい。相手左サイドとのばちばちのマッチアップは非常に面白かった。
MIPは、アクシデントでRSBとして入った後に試合終盤にサイドを変えてLWBとなり、最後まで駆け上がって得点を決めた外山。荒木もそうだが、右も左もできるユーティリティに私は弱い。
今節で得失点差が「+13」となったのは偶然だろうか。空に良い報告ができた。
このまま首位を走り続けたい。
