【せん妄】ICUから一般病棟へ。身体を清めて喜ぶジジイ
私は大動脈解離になった際、コロナ禍でもあったことからそこに妻はおらず、ドクターからの手術の説明や術後の事、およびリスク事項など全て自分で聞いて判断や承知をしていたが、なにしろ緊急手術だったのでドクターにしてみれば最も優先順位が下位だったんだろうね『せん妄』の説明。
結局私は「せん妄」について全く説明を受けないまま手術室に入った。
せん妄の概略は以下
・全身麻酔や鎮痛剤の影響で起きる
・ダメージの大きい手術や加齢で起きる
・まるで夢のような事を事実と認識してしまう
・暴力的になる人もいる
つまりは術後しばらくの間、目が覚めても事実誤認で夢の中なんですな。
私の場合はこうでした。
ICUで目が覚めた時はタイトル画像のように、首と両腕に点滴チューブ。
お腹から3本のチューブが出ている。
お約束のチンチンに尿排出チューブ。
私の場合、手術時間が約4時間で比較的早く目が覚めたとのことで、せん妄も軽かったのか?
まあ、それさえも今はもう判りようもありませんが。
私は性格的に何かと我慢するタイプですが、ああしてほしいこうしてほしいとずいぶんお願いしたようです(自覚があります)
お願いしたのは「尿道の管を抜いてほしい」「お腹に入っている3本の管を抜いてほしい」「自力でトイレに行くので歩かせてほしい」
細かいやりとりは忘れましたが、これらの要望は回復が速かったという事もあり、翌日にかなえてもらいました。
しかしこの雰囲気はどうも私らしくありませんので、これもせん妄症状ゆえの要望だったのかもしれません。
自分で検証して「こりゃ酷かったな~」と思う事例は以下の事。
【せん妄】・・・私が見て感じて思っていた事です(でも幻です)
◇
【せん妄】
ICUは建物2階にあり、真下は駐車場。毎朝5時頃に駐車場の車のクラクションが一定の規則で鳴る。
【現実は】
ICUは3階、駐車場は建物を囲むように広いスペース。もちろんクラクションを鳴らすような人はいない。
◇
【せん妄】
夜の回診、怪しい5人組のドクターが私から4~5m離れた所から、私を見ながら何やらひそひそ話している。そして看護師に指示。看護師は私の首に刺さった点滴針を交換する。なぜそんなことをするんだ?と思いながらも身体が動かない。点滴の針なんて一度刺したら不要になるまで刺したままでしょ。とても怖かった。
【現実は】
ドクターの回診は1日2回、ドクターは1人。看護師への指示は特に無し。順調な経過。
◇
【せん妄】
毎日ルーティンである時間になると、ドクターや看護師が集団でICUにある特別な扉を開け、通路からドカドカと屋外へ退出して行く。
【現実は】
そんな通路は存在しないし、もちろんそんな退出行動は起きていない。
◇
【せん妄】
これら一連の妄想がICUにいた4~5日間ず~と続いていたと認識していた。
【現実は】
ICUには3日しかいなかった(回復が早くすぐに一般病棟へ移れた)
以上のようなことで、ICUにいる間は激しいせん妄だったのに、回復が速かったという事でしょう。一般病棟に移ってからはせん妄状態にはなりませんでした。
◇
ICUにいた時に娘が来てくれました。私と会う前にドクターから
「お父様はせん妄状態かもしれません」と説明を受けたそうですが、娘によると会話に何も違和感は無く、せん妄の事よりも「あ~元気そうで良かった」との思いで一杯だったそうです(泣)
私が大動脈解離で緊急手術の一報を受けた際、妻は「たぶん死なないだろう」、娘は「たぶんダメだろう」、息子は「大動脈解離って?」と意見が割れたらしい(苦笑)
◇
以上、私の大動脈解離:緊急手術後の「せん妄」について起きた事を書いてみました。誰かの参考になれば。
◇
余談ですが
ICUから一般病棟へ移る際、女性看護師さんが「一般病棟へ行く前に身体を洗いましょうね」と。
もちろん嬉しい♪
でもちと恥ずかしい(ジジイだけど)
で、ベッドと身体の隙間に防水シートを敷き詰め、私はスッポンポン。
洗ってもらいましたよ全身を(嬉)
この時はせん妄じゃなく覚醒してました(爆笑)
