【第412弾】懸垂という挑戦──自分の身体を引き上げる 💪🔥
懸垂。
プルアップ、チンニングとも呼ばれ、これまでにも何度かテーマにしてきた種目だ。
鉄棒や懸垂バーという器具は使うが、負荷になるのは自分自身の体重。分類としては基本的に自重トレーニングに含まれる。
ただ、自分にとって懸垂の面白さは、分類ではなくその奥深さにある。
背中の筋力、腕の力、自分自身の体重、身体の使い方。そして、最後の一回を引き上げようとする意志。
いくつもの要素が重なって、ようやく身体がバーへ向かって動いていく。
シンプルに見えて、決して単純ではない。
だからこそ、自分は懸垂を続けている。
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自分の身体そのものが負荷になる 💪⚖️
懸垂は、筋トレの中でも少し特殊な種目だと思っている。
筋力は必要だが、自分の身体そのものを引き上げるため、体重もそのまま負荷になる。
筋力が高くても体重が増えれば難しくなることがあるし、体重が軽くても引き上げる筋力がなければ上がらない。
さらに、ただバーにつかまって腕を曲げればいいわけでもない。
グリップの幅や向き、胸の張り方、身体の安定、大殿筋の収縮。下ろしていく局面では、背中のストレッチ感も意識する。
自分の身体を一つのまとまりとして扱うテクニックも必要になる。
だから懸垂は難しい。
そして、その難しさこそが面白い。
「背中を使えているのか」という問い 🧠💪
背中のトレーニングでは、「本当に広背筋を使えているのか」と考えることがある。
マッスルマインドコネクションという考え方があるように、動かしている筋肉へ意識を向けることは、自分も大切にしている。
ただ、懸垂は広背筋だけで行う運動ではない。

その先にある達成感が、また次の目標をつくっていく。
僧帽筋や大円筋などの背中・肩周囲の筋群、さらに上腕二頭筋なども関わり、複数の筋肉が協調して一回の動作になる。
だから、「広背筋だけを完璧に意識できなければ意味がない」とまで考える必要はないと思っている。
適切な動作で身体を引き上げ、そのうえで狙った部位への意識やフォームを磨いていく。
自分はそのくらいの距離感で考えている。
意識する。そして、意識できなくなる 🔥🧠
収縮やストレッチを感じる。
フォームを確認する。
狙った筋肉へ意識を向ける。
こうした感覚は大切だ。
しかし、懸垂で限界に近づくと、そんなことを細かく考えている余裕がなくなることがある。
あと一回。
もう一回。
最後は、ただ身体を引き上げることに集中する。
意識することが大切なのに、限界では意識することすら難しくなる。
それでも、それまで繰り返してきた動きを使って身体は一回をつくろうとする。
この瞬間が、自分は好きだ。
だから筋トレはやめられない。
大人になっても「次のレベル」がある 🎮💪
懸垂には、一回、五回、十回と分かりやすい数字がある。
もちろん回数だけがすべてではなく、フォームや可動域、動作の質も大切だ。
それでも、自分で目標を決め、一つずつ超えていく過程は楽しい。
大人になると、これほど明確に目標へ向かって進む経験は、意外と少なくなるのかもしれない。
自分は普段ほとんどゲームをしないが、小学生の頃は『ポケットモンスター』に夢中になった。
初代の赤・緑・青。そして金・銀。
ポケモンのレベルを上げ、どのポケモンを連れていくのかを考え、ジムリーダーや四天王へ挑む。
楽しかったのは、勝った瞬間だけではない。
どのポケモンを育てるのか。どういう組み合わせで挑むのか。少しずつレベルを上げながら、次の場所へ進んでいく。
その過程そのものが楽しかった。
大人になった今、その感覚は筋トレの中にもある。
懸垂も、一回、また一回と、自分自身のレベルを上げながら次の目標へ向かっていく。
一回を増やすまでの時間を楽しむ 📈🔥
十回できたら、次は十一回。
あるいは回数を増やさず、もっと丁寧な十回を目指してもいい。
グリップを変える。動作速度を変える。フォームを見直す。
一つの目標を達成すれば、また次が見えてくる。
ゲームならキャラクターのレベルが上がっていく。
筋トレでは、自分自身が変わっていく。
食べる。眠る。トレーニングする。休む。そして、またバーを握る。
その繰り返しの先に、以前は上がらなかった一回が待っている。
結果だけではなく、そこへ向かう時間まで楽しめる。
それは、筋トレが自分に与えてくれたものの一つだと思う。
自分を引き上げる 💪🌱
懸垂は、自分の身体を自分の力で引き上げる運動だ。
一回を増やそうとすれば、筋力だけではなく、体重、フォーム、疲労、睡眠、食事、その日の身体の状態とも向き合うことになる。
調子の良い日もあれば、思ったほど上がらない日もある。
それでも、またバーを握る。
目標を決める。挑戦する。届かなければ整える。そして、また挑戦する。
子どもの頃にゲームの中で感じていた「次へ進みたい」という感覚を、大人になった今は自分の身体で味わっているのかもしれない。
懸垂で引き上げているのは、身体だけではない。
昨日までの自分を越えて、次の自分へ。
バーを握るたび、自分自身のレベルを一つずつ上げていく。
ご注意 ⚠️🛠️
💪 本記事は、筆者の経験と個人的な考えに基づいた内容です。
🏋️♂️ トレーニングの効果や方法には個人差があります。
⚠️ 実施は体調や環境に応じ安全に行ってください。
✅ 判断と実施はご自身の責任でお願いします。
通底 × 耕運
畑も、身体も、投資も──耕し続ける生き方を。
焰耕 蓮士
