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蝶の羽が欠けた時から、 揺らぎの中で、かろうじて息をしている

生きることが、こんなにも重い夜がある。

心が折れている。
何に対しても力が入らない。

羽がもがれたように。

仕事をしなきゃいけない。
分かっている。

生きるための支払いもある。

全部、分かっている。

それでも、体は動かない。

心だけが、静かに壊れていく。

「頑張れ。」

「仕事なんてすればいいだけ。
なんとかなる。」

その言葉が届く場所まで、
もう歩いて行けなくなってしまった。

情けない。

何度もそう思った。

働けない自分が嫌いだ。

頼る自分が嫌いだ。

生きている自分が、
誰かの負担なんじゃないかと思った。

だから、「助けて」が言えなかった。
言ってもどうにもならないことがある。

ただ、生きるのが苦しい。

息ができないくらい、苦しく辛い。

だから私は、今日も文章を書く。

これは誰かを救うための言葉じゃない。

私が、この夜を越えるための言葉だ。

もし明日も同じように苦しかったら。

私はまた、書くのかもしれない。

それでもいい。

言葉が残っている限り、
私はまだ、ここにいる。

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