れおと見えない世界 19モーツァルト編:光の中のティータイム
リビングとダイニングの間にある、わずかな2段の階段。
夕方から夜にかけての練習の時間、そこは特別な場所になります。
階段の天井が急に明るく光り出し、その光の中から彼が降りてくる――✨✨
息子のれおによると、
そこにはいつもモーツァルトが座っているのだそうです。
まるで神さまのような登場ですが、
当時の我が家では、この現象が日常の中のごく自然なひと幕になっていました。
これまでもお話ししてきましたが、
息子のれおがピアノを練習していると、時折そこにモーツァルトが現れます。
このお話はれおが7歳ぐらいの時のこと。
朝の練習の時には毎回のように、
でんぐり返し(前転)して「おはよう!」と挨拶してくるお茶目なモーツァルト。
そんな彼が、夕方以降に決まって座るのが、例の階段です。
その階段に、れおが大好きなチョコレートとクッキーが置いてあるのを見つけました。
「ねえ、なんでここにお菓子が置いてあるの?」と聞くと、
れおは当たり前のようにこう言いました。
「モーツァルトにあげたんだよ」
以前、モーツァルトがそこでビスケットを食べていたあとに消えていき、
れおが「あっ今、ビスケットこぼして行った!」と言いながら、
一生懸命に片足でふきふきしていた姿を思い出します。
ふたりともお行儀悪いですよね🤭
もちろん、私の目に見えるのは何もこぼれておらず、床はきれいなのに……
れおの目には確かに、こぼれたビスケットが見えていたようです。
れおが言うには、ビスケットはいつもお皿に入っているのだそう。
そのお皿は、薔薇がまわりに描かれた、古くさい感じのもの。
ふと「そのお皿……私好みだわ」と思わず笑ってしまった記憶があります。
それにしても、
モーツァルトの生きた18世紀という時代
「ビスケット」というものは存在したのでしょうか?
ここはGeminiに…
モーツァルトが生きた18世紀のヨーロッパにおいて、
お菓子は貴族や上流階級の社交に欠かせない贅沢な存在でした。
当時「ビスケット(Biscuit)」という言葉は、
現代でイメージするようなクッキーのような焼き菓子を指すこともありましたが、
もっと広く「二度焼きされたパンや菓子」全般を指す言葉として定着していました。
モーツァルトの故郷であるザルツブルクや
彼が活躍したウィーンでは、カフェ文化が花開いた時代。
繊細な焼き菓子や、薔薇の意匠があしらわれた美しい磁器を使って、
お茶の時間を楽しむ習慣は確かに存在していました。
ただし、れおが見ていたのは、
かつてウィーンの宮廷やサロンで繰り広げられていた
優雅な「ティータイム」の姿ではなく
お皿を持ってビスケットをこぼしながら食べる
自由人なモーツァルトの姿でした。
ピアノの音色に導かれ、
18世紀のウィーンの風が、少しだけ私たちの日常に迷い込んできた瞬間でした。
不思議なお話ですが、あくまでも「れおの見えるモーツァルト??」…真実は謎のままです。
今日は久しぶりに、息子れおとモーツァルトとの不思議な交流についてでした。
最後までお読みくださってありがとうございます。
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