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今も続いている大和朝廷

こんばんわ。愛川あかりです!
2026年6月30日、内閣は皇室典範改正法案を閣議決定しました。

反対の意見が、主にオールドメディアから噴出してます。
今回の皇室典範改正は、皇族が減少してひとり一人のご負担が増大していることから皇族の人数を増やしましょう、というのが始まりだったはずです。
それが、女系天皇だとか、長子相続だとか、ヘンな方へズレてませんか?

そもそも日本のトップを『天皇』と呼称し、国名を『日本』と定めたのは、天武天皇です。
第40代天皇。
即位したのは飛鳥時代、西暦673年のことです。
唐では、のちの則天武后が暗躍を始め、東欧ではイスラム教徒が東ローマ帝国を盛んに侵食、既に滅んだ西ローマ帝国跡では文明とは程遠いバーバリアンたちが群雄割拠していました。
アメリカどころかイギリスすら、影も形もない時代です。
そんな時代から1400年以上、今上帝は第126代目の天皇陛下です。

えーと、みなさん気付いていますか?

大和朝廷は、歴史の教科書に登場する、既に滅亡した王朝ではなく、成立当初から今日まで、なお続いている世界最古の王朝なのだと。

大和朝廷においては、天皇位は男系をもって受け継がれて来ました。
もちろん、長い王朝の歴史の中には、女性天皇も存在します。
例えば、天武天皇のあと、第41代天皇となった持統天皇は女性で、天武天皇の皇后だった人です。
ですが、この方のお父さんは天智天皇で、元々男系の血を引く内親王だったのです。


次の天皇に誰がなるのか?
皇族数の確保より、こっちの方が姦しいです。

男系、女系、長子相続。
どれが一番優れているのか、そんな議論になっていますが、こんな議論は不毛なことです。

まず、長子相続は絶対ダメです。
どんなにイデオロギーに凝り固まって視野狭窄に陥っている人でも、ちょっと考えればわかることです。

平安時代、藤原一門は一族の娘たちを次々と天皇家に送り込みました。
天皇の子どもを産んだ女性がたくさんいます。
もしもこの時長子相続だったなら、最初の子どもが男なら娘を、女なら息子をと、次から次へと送り込んで何代かすぎれば、最早皇室は、天皇家なのか藤原家なのかわからなくなっていたでしょう。

天皇は男系の子孫でなければならない、このルールが皇室を守ったのです。
藤原一門のこの戦略は現代でも有効です。
だから長子相続ではダメなんです。


一方、男系と女系はそんなに簡単ではありません。

男女同権の現代において、男系のみしか認めないのは女性差別だ、女系でもいいじゃないか!?
そういう議論になってしまえば、女系でもいいよね、って考える人が出て来るのは仕方のないことです。

でも、問題はそこじゃないんです。
大和朝廷における天皇の定義は『男系の子孫であること』なんです。
明文化されたのは明治になってからかも知れません。
でも、実態として男系によって受け継がれて来たのです。

天皇の定義を変えてしまえば、それまでの天皇との連続性は失われます。
当然認めない人も出て来るでしょうし、我こそは正当な天皇である、そう言い出す人が出て来るかもしれません。

だから、これからも男系を続けるということは、大和朝廷を存続させるということであり、女系に変えるということは、大和朝廷を終わらせて、新しい王朝を開くということになるのです。

オールドメディアは、
『あなたは女系天皇を認めますか? YES・NO 』
と問うのではなく、
『あなたは大和朝廷を終わらせたいですか? YES・NO 』
と問わなければ、誠実な態度とは言えませんし、本当の民意だってわからないんです。


天皇とは、辺境の田舎者でしかなかった飛鳥時代の日本人が、強大な大唐帝国の冊封という名の属国化を拒み、飲み込まれまいと必死であがき、緊張する国際関係のわずかなスキをついて成立させた、世界で唯一中華皇帝に対抗しうる地位、今となっては世界でたった一人のエンペラーなのです。

「欠けたるものもなしと思えば」
望月の歌で有名な藤原道長だって、天皇になろうとは思いませんでした。
「平家にあらずんば人にあらず」
そう豪語した平清盛だって太政大臣どまりです。
その後に登場した武士たちだって、征夷大将軍や関白まで。
足利将軍を追放した織田信長でさえ、天皇家には刀を向けませんでした。
いつの時代の日本人も、大和朝廷を滅ぼそうとはしなかったのです。

その大和朝廷を現代のわれわれが終わらせ、新しい王朝を始めてしまえば、世界はもはや、日本の天皇をエンペラーとは認めないでしょう。
真っ先にいちゃもんつけて来る国が、すぐに頭に浮かびますしね?
北朝鮮の金王朝でさえ既に三代続いているんです。
新しい日本の天皇は、その下の地位となるでしょう。
日本国と日本国民に与えるダメージは計り知れません。
これは、現代の感覚で判断するような問題ではなく、千年単位で考えなければならない、非常に慎重な対応が求められる問題なんだと思います。


最後までご覧いただきありがとうございました。
『みんなのフォトギャラリー』から、久藤あかりさんの画像を使わせていただきました。ありがとうございました♡


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