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ï¿¢ PERFECT World 話


話


話

ナナリは䞀芋、通垞通りの日々を過ごしおいた。

 ナナリは、い぀からか誰に察しおも“フリ”が出来る子だった。
父や兄が血の぀ながった家族ではないずいうこずは芋た目にも明らかだったし、自分がこの村にいる以前の蚘憶がないのも自分の存圚の䞍確かさを煜っおいるのではないだろうか。

 でもそれらを気にしおいないフリをしおいる。
育おの父ず兄に気を䜿わず䜿わせず、明るく無邪気な子䟛に育っおいるフリ。

それが、圌女の考えた粟䞀杯の恩返しなのだろう。

 僕がナナリのそんな性栌に気づいたのは、ずっずナナリを助けおいたからだ。
この村に来た異邊人にいじめられる床「倧䞈倫」ず向けおくる笑顔に、僕は次第に違和感を芚えおいった。

 ケンは他人の感情に鈍感だからな。いじめられお泣いお垰っお来たこずがない、なんお、ナナリの人生ではあり埗ないなんお考えないのだろうか。

気づいた僕も、ナナリにどう話しおいいのか迷っおいたんだ。ナナリが、あたりにも必死だったから。
でも、今は・・・今こそ䌝えるべきなんだ。

 ルヌシアがタむチの郚屋にこもり、ケンはそれをむラむラしながら芋守っおいる。

村長は重圹䌚議だそうだ。僕の父芪も出垭しおいる。村䞀番の掋服店うちのみせの留守番を頌たれたけれど、今日は店の手䌝いをする気にはなれなかった。

 おそらく、ケンの父芪は村長の座を降りるだろう。そうなれば、ナナリの立堎が危ない。いくら平等䞻矩の教育をしおいたっお、芋た目にはっきりず分かるナナリの皮族だけは、少し浮きがちなのだから。

「ナナリ、ちょっず倖歩こう」
䞀人行き堎のないナナリを、僕は誘った。
「トヌマ。でも・・・」
「倧䞈倫。小さい䞘の方ぞ行こう。あっちなら・・・芋えないから、ただ萜ち着けるだろう。・・・いいか」
ナナリに手を差し出す。ナナリは頷いお僕の手を握った。

 ゚スコヌトするのは初めおではないのに、少しドキドキする。思えば、過剰な挔技なしに心を開くのは久々だ。・・・僕も、フリをしおいる。だから、ナナリの気持ちが分かる。

 雑朚林の芋える䞘ぞ行く道ずは違う道を歩く。池は倧きい䞘に遮られおいるので、こっちからは雑朚林も芋えない。
小さい䞘の頂䞊には䞀本の倧きい朚が立っおいる。
その朚を目指しお僕たちは歩いた。

「今日ね、パン屋のおじさんが朝寝坊しちゃったんだっお。い぀も食べおるパンがなかったから、今日は新しいメニュヌに挑戊しちゃった」

他愛もない話ばかりしおいる。
今たでならそんな話に乗っおあげられたんだけど、今はそれをしちゃいけない。

 僕が話に乗らないものだから、ナナリも段々無口になっおいった。
頂䞊たであずちょっずの時、僕は自分から招いた沈黙に耐えられなくなっお口を開いた。
「・・・ナナリ、無理しなくおいいんだ」

ナナリの手が少し震えた。

「俺は、分かっおるよ。い぀もナナリ、自分の気持ちを抌し隠しおるよな。・・・蟛けりゃ、蟛いっお蚀えばいいんだ。今曎皆に蚀えないっおんなら、俺に蚀っおくれればいい。・・・あの家に、いたいか息苊しくない蚳ないだろう。姉ちゃんの郚屋空いおるから、俺ん家䜏んでもいいんだ」

「トヌマには圌女さんがいるでしょ。私なんかがいたら、迷惑だよ」
う぀むいおナナリが答えた。

えっず、粟䞀杯の出だしだったんだけど・・・

そこから、先だったかな。

 頭を軜くかいた僕は、ひず぀咳払いをしお話し始めた。

「圌女ずは別れたよ。別れお倧分経぀んだけど・・・俺からお別れしたんだ。ちゃんず、気になる人がいるからっお。俺、普段はチャラチャラしおるけど、倧切にしたい人の事は真剣に考えるよ。・・・話しおくれないかナナリを、䞀人で苊したせたくないんだ」

 ナナリは僕の手を振りほどいお、䞘の頂䞊たで走っお行っおしたった。頂䞊にある朚たで来るず、立ち止たっお幹に顔を぀けた。
僕も走り寄っお行っお、ナナリの肩にそっず手を眮いた。
「やめお」
ナナリが僕の手をふり払う。僕はどうすればいいのか分からず、ナナリの名前を呌んだ。

「優しい事蚀わないで。私の事効みたいにしか思っおないんでしょう思わせぶりな事蚀わないで。私の事解っおるような事蚀わないでよ。心の䞭に、入っお来ないで。私は䞀人でも倧䞈倫だから。お父さんやお兄ちゃんに頌らなくおも生きお行けるから。・・・生きお行かなくちゃいけないから」

幹に顔を付けたたたナナリが叫んだ。
痛々しい。

「䞀人でなんか、生きお行けないよ。誰だっおそうだ。俺には遠慮しなくおいいんだ。俺はナナリの家族じゃない。話しおよ。ね話すだけでも、心の負担っお軜くなるんだ」
僕がそう蚀った盎埌だった。

僕に駆け寄っおきお、僕の胞に顔を埋めた。泣いおいる。


 ひずしきり泣いた埌、䜓を震わせながらナナリが話し始めた。
「タむチの事がずっず怖かった。最初に䌚った時からずっず睚たれおいたし、私が怖がるのも圓然だずお兄ちゃんは蚀っおたけど。
・・・あの日、雑朚林から出おきたタむチずすれ違った時。黒い服なのに、血が぀いおる様に芋えたの。幻芚だず思ったんだけど、雑朚林に䜕の甚があったのかも気になっお・・・行っおしたった」

ナナリは確かめる様に䞀蚀䞀蚀噛みしめお話しおいる。

「・・・私ね、生たれた村の颚景も、䞡芪の顔も芚えおないのよ。時々倢に出おきお懐かしい気持ちにはなるけど、ただそれだけ。それだけだず、思っおいたの。シオンのあんな姿を芋お、あの悪倢を思い出すたでは・・・」

恐怖が、圌女を包みだす。
僕は励たすように、ナナリを抱きしめた。

「シオンず、同じ殺され方。お父さんも、お母さんも、ただ赀ちゃんだった匟も・・・最埌に銖を折られるの。私が助かったのは、タむチに襲い掛かろうずした人に気を取られたから。・・・倖ぞ逃げたら、村は炎に包たれおいお、あちこちで人圢の様な死䜓が転がっおお・・・そんな悪倢を、あい぀が生み出したのよ」



人の焌ける臭い。朚材の焌ける臭い。

歳の女の子が走っおいる。
『お父さん・・・お母さん・・・助けお・・・熱いよ・・・』
蚀葉に出来ないたた走っお走っお、躓いお転んだ、その時だった。
「お嬢ちゃん、こっちぞおいで」
右半身を焌かれた男が手招きした。誘われるたた、女の子は走る。
ここたでの道のりで、圌女の人間に察する認識はズレ始めおいた。

「いいかい。䜕があっおもここを動いちゃいけないよ。今、別の村に助けを求めたから。自分から、動いちゃいけない。いいね」
 地䞋宀ぞず招かれるず、男はそう蚀い残し地䞋宀の扉を倖から閉めた。

おずこのひずはどうなるんだろう

そんな幌いナナリの疑問に答える者もいない郚屋。
倖の臭いも音も遠ざかったのを認識した途端、緊匵の糞が切れた様にナナリは気を倱った。




「私たちの皮族は狙われるこずもあるから、避難の為の準備がしおある。あの村は・・・ここに近かったから、ヘリではなく地䞋宀だった蚳だけど。けど、あたりの凄惚さに逃げ出す事も出来なかったのよ、皆。・・・その埌、地䞋宀で気絶しおいる私が芋぀かったの」

 ナナリの話す蚀葉に、背筋が凍り぀く。かけられる蚀葉なんお、芋぀かるはずもなかった。僕がこの村で暮らしおいく限り、ナナリの苊しみを救えない。正盎そう思った。


「だけど、この悪倢で苊しんでいる蚳ではないの」
沈黙の埌ナナリが぀ぶやく。
僕は本心を探ろうずナナリの顔を芋る。

 ナナリは僕の䜓に回しおいた腕をほどき、自分の手を、じっず芋぀めた。

「蚘憶が戻った今ずなっおは、あれは䜕床も倢に芋た颚景だったし腑に萜ちたずいう方が正しいわ。この村での幎が傷を癒しおくれたのね。
・・・苊しいのは、あの感觊。熱に浮かされおいたずはいえ、私は、人を刺しおしたったのよ。家の䞭でなんお口に出来ないし、考えない様にするなんお出来ない。・・・苊しくお。あの感觊がただ残っおお・・・」

 感情があふれだす。
ナナリがここたで他人に感情を芋せるのは初めおだろう。
誰も、ナナリを眪に問えない。

 きっずタむチはこの村から出お行く。そしお垝囜軍の恐怖から逃れる為『Atype24ずいう党く関係ない・・・・・・パヌフェクトに襲われた村』ずしお皆が挔じる事になるだろう。

 その時ナナリは襲われたが、返り蚎ちに遭わせた勇敢な女の子ずしお扱われるに違いない。その筋曞きが䞀番皆が生きられる方法だからだ。

だけど、ナナリの䞭の眪は消えない。

背負えるだろうか眪も、過去も、僕に。

「ナナリは人を殺した蚳じゃない。そこはちゃんず芚えおお。・・・人を、傷぀けおしたったのは悔いる事だず思う。でもそれに瞛られおいたら、生きる事なんお出来ないよ。僕はナナリに生きおお欲しい」

「トヌマは、トヌマは怖くないの私、自分の䞭にあんな醜い郚分があるなんお・・・私を、嫌いにならないの」

ただ涙を溢れさせおいる目で僕を芋る。

䞍謹慎だず自分でも思うが、正盎、抱きしめたい皋、かわいい。

「そんなカワむむ顔で芋぀められお、嫌いになれる蚳ないだろう・・・いや、真剣だよ、俺は。倧䜓、寝蟌むたで重症になったのはあの兄さんが動き回るからだよ」
ナナリの手が離れる。

ナナリは涙を拭いお僕に笑いかけた。
「優しいね、トヌマ。ずっず、小さい頃から私をかばっおくれたね。助けおくれたね。
倧䞈倫、私は匱くないよ。・・・孊校卒業したら、この村を出ようず思っおる。い぀たでも、皆に迷惑かけられない。知っおるもの。
お父さんが呪われた皮族を拟った倉わり者だっお蚀われおる事。・・・お父さんが村長じゃなくなったら、お父さんの肩身が増々狭くなるわ。だから私、皆に迷惑かけおられない」

「迷惑じゃないよ」

思わず叫んでしたった。
ナナリの驚いた顔。

蚀いたい蚀葉が、止たらない。

「迷惑だなんお思っおないよ。村長だっお、自分の地䜍だけを考えおたらナナリをここたで育おなかったよ。倧䜓そんな事、子䟛が考えなくおいいんだよ。・・・ただ、子䟛なんだよ、ナナリ。ナナリは、自分だけ先に考えお、人に意芋をぶ぀けずに䞀人で行動するんだ。そんなの・・・そんなの、寂しいよ。もっず頌っおいいんだよ。ナナリを守りたい人はいっぱいいるんだから。ナナリだっお、守りたい人がいるだろう僕だっお、ナナリを守りたいよ」

「ありがずう」

泣きそうな声。
ず思った次の瞬間、たた僕に抱き぀いおきた。

僕を芋䞊げた顔は、笑顔だった。
「ありがずう」
その笑顔に吞い蟌たれながら、僕は気取っお蚀った。
「どういたしたしお」

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 あの日、初めおしゃべったず思うくらい、いっぱいいろんな事をトヌマず話した。
その次の日も、次の日も・・・

い぀も、圓たり障りのない雑談ばかり話しおいたから、きちんず私の事を話しおいたこの数日、すごく疲れた。

 けれどそれは、今で感じたこずのない心地いい疲れだった。・・・ただお兄ちゃんやお父さんには出来ないけど。

私の考えおる事を、知っおくれおいる人がいるずいうのはこんなに心匷いものなのかず思う。

 今日もいっぱいトヌマず話しお家に垰るず、ルヌシアさんが家から飛び出しお来た所だった。胞の䞭に䞍安が枊巻く。

「ルヌシアさん」
䞍安な私の衚情に気づいたのか、ルヌシアさんは笑顔で私に話しかけた。

「ナナリ。・・・倧䞈倫。タむチはもう村を出お行ったよ。あの傷で砂挠越えはキツむかもしれないけどね」
そこたで蚀うず、衚情を曇らせおしたった。

 このヶ月で、こういうわかりやすい所、お兄ちゃんに䌌おきたかもしれない。
「ナナリ。蟛かったら私に話しお。・・・ただ時間はあるから」

「倧䞈倫です。・・・トヌマに、今、叱られおきた所なんです、私。自分の事を話せるようになったのはいいけど、俺の話も聞いおくれっお」
舌を出しお、おどけお䌝える。

ルヌシアさんは安心した衚情で私に埮笑みかけた。
「そうか、トヌマが・・・付き合うの」
「もう、ルヌシアさん・・・そういう所、本圓にこのヶ月で軜くなりたしたよね。・・・『ただ時間がある』っお、どういう事ですか」
再び顔を曇らせおしたった。

「今日の䟿で、行っちゃうんですね」
頷いたルヌシアさんは、意を決したように私を芋る。
「ナナリは、パヌフェクトが嫌いか」
真っ盎ぐな瞳。こういう所、本圓にお兄ちゃんずそっくりだず思う。・・・

いろいろ抜きにしたら、本圓にお䌌合いの二人だず思うんだけどなぁ。

「パヌフェクトの党おが嫌い、ずは思いたせんよ。私はルヌシアさんの事が倧奜きです」
本圓に、本心からの蚀葉。

「私のこずはヌ」

 埌ろから抱き぀かれお、思わず叫んでしたった。
ハルさんが私に頬ずりする。
「この十日皋ムヌドメヌカヌしおあげたじゃヌん。私の事耒めおよヌ」

 確かに、ルヌシアさんはタむチの郚屋にほが篭り、お兄ちゃんがそれを芋お苛぀き、お父さんは力が抜けたような日々の䞭、ハルさんの明るさは助かったずころもある。

「そっか・・・たた私、自分の事ばっかり・・・」
「いやいや、そこ萜ち蟌む所じゃないっおば」

 本圓に、この二人はいいコンビなんだなず思う。私もこんな友達が欲しいな。

“欲しい”ず思うのも、初めおかもしれない。

「ハルさん、重いです・・・ハルさんの事も倧奜きですよ。青色のショヌトカットなんで、最初はどんな倉な人かず思いたしたけど」

「だっお、こんな髪にしずけば“たずもじゃない”っお分かるじゃん。パヌフェクトだっお知ったら“ああ、やっぱり”っお思われるだけで枈むし」

この人も䜕気に傷぀いおいるんだなぁず、こういう所で分かる。

 呚りを気にしおない颚に芋えお、ルヌシアさんず同じくらいに呚りを気遣う。
さらにその方法も䞊手いから、奜きだ。
「あ、ハルさん、準備䞇端ですね。スニヌカヌ履いおたすよ」

トレヌドマヌクのハむヒヌルを履いおいなかった。
「あぁ、ヘリで移動した埌、さらに砂挠越えするからね。・・・ルヌ、今日の最終䟿で行くよ。いいね」

「・・・分かった。確かに、今日でぎりぎりだものね。・・・サニヌずシオンの家族の事だけが、心残りなんだけど・・・」
「ルヌ䞀人でなんでも解決しようず思わない。・・・私たちが慰めおも、無意味だわ。第䞀、今は私たちに䌚える状態じゃないわ」

その蚀葉に、私だったら慰められるだろうかず考える。

倚分、無理だろう。
今はもう、遠い倢の様な蚘憶になっおしたっおいる。
どうやっお前を向けるのかも、参考にならない。

「ルヌシアさん、ハルさん。二人にお願いがあるんです」
私は話題を倉える様に、二人に話しかけた。

「私・・・い぀かは、【生き出いづる村】ぞ行きたいんです。・・・良さそうな村があったら、教えおもらえたせんか」

 【生き出いづる村】  パヌフェクトに二぀名があるように、呪われた皮族にも二぀名が・・・ずいうか、自分たちの事を呪われおいるず蚀いたくないだけなんだけれど。
生き出づる人  生き返った人。
 倧戊争で䞀床死んで、生き返ったのだず。だから、今の環境に少しだけ耐えられるんだ、ず。そういう考えがあるらしい。

「やっぱり、私のルヌツなんだから知っおおきたいです。・・・そっちで暮らす。っおいう可胜性も色々考えたいんで」

「・・・そうね。ナナリは、いろんな可胜性を考えおみおもいいず思う。分かった。手玙送るよ。さぁ、ハル。私の準備もしなくちゃ。二時の䟿たであたり時間がない」

 もうお昌の時を過ぎおいる。元々、私もお昌ご飯を食べに来たんだった。

「そういや、お兄ちゃんは」
䜕気に぀ぶやいた蚀葉が、たたもルヌシアさんの顔を曇らせおしたった。

それだけで、なんずなく分かる・・・
「ケンに、お別れを蚀っお来たんだ。・・・ナナリ、かき回すだけかき回しお・・・私は、䜕のフォロヌも出来ない・・・」

「ハルさんも蚀っおたでしょ䞀人でなんでも解決しようず思わないで䞋さい。私は、倧䞈倫です。トヌマがいおくれるから」

 二人に芋送りに行く事を䌝え、家ぞず垰った。やはり、食卓にはお兄ちゃんの姿はなかった。
あちこし探し回っお、䞀番最埌にしおいたタむチの寝おいた郚屋の様子を䌺う。

ベットに顔を埋めおいる、お兄ちゃんの姿があった。

 気づかれないうちにそっず郚屋を出お、考える。お兄ちゃんを奮い立たせる方法、ルヌシアさんにこの村に戻っおきおもらう方法。

お兄ちゃんのバカ正盎に察しお、ルヌシアさんは奜意的だ。
正盎、こんな特殊な女の人はいないず思う。

 ただ子䟛だけど、簡単なお付き合いなら実はお兄ちゃんは䜕回かしおいる。村長の息子ずいう立堎だからホむホむ来るんだろうけど・・・蚀い寄られお始たっお、振られお終わるのだ。
お兄ちゃんはその床に「どこが悪かったんだろう」っお顔しおるけど、説明しおも分からないだろう。

 私は今たで自分を誀魔化しお生きおきたから、なんずなくわかる。人ず人ずのお付き合いには“嘘やごたかし”も必芁なんだ。

ルヌシアさんは、それが分かっおいながら真っ盎ぐでいようずしおいるみたい。だから、お兄ちゃんの事も理解できるんじゃないかな。

 本圓に、いろいろ抜きにしお二人をくっ぀けたい。二人がさっず䞀緒になれないかな。

 ふず、お父さんの郚屋にかかっおいるワンピヌスに目が留たった。お父さん共々、私を実の子の様に可愛がっおくれたお母さん。

ひょっずするず、お父さんはお母さんの慰めの為にも私を匕き取ったのかもしれない。

 そのお母さんも、幎前に亡くなっおしたったけど・・・お母さんがいたら、タむチはあんなに暎走しなかったんだろうか。

タむチの事も、シオンやサニヌに関しおは憎いず思うけど、お父さんの意気消沈ぶりを芋おるず憎み切れない郚分もある。

ずいうか、お父さんがちゃんずタむチず向き合っおいればず、お父さんを責めたい気持ちの方が匷い。

 ワンピヌスをじっず芋ながら぀れづれず考える。ふず、ある案を思い぀いた。

そうか、その手があったのか。

ひらめいた私は、急いでトヌマの店に向かった。



話(完)ぞ぀づく



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#オリゞナル小説 #パヌフェクトワヌルド

いいなず思ったら応揎しよう

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