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【超短編小説】 若手のホップ
「ここにいる皆さんは若手のホープです」
「ホープ?、ホープって何?」
会場がざわざわする。
最前列に並ぶ俺の
後ろで立っている二人組の女性たちが
「チャッピーに聞いてみたら」と小声で言っている。
「ホープについて教えて」
「ホップについて検索しています。ホップとはアサ科カラハナソウ属つる性多年草、和名では『セイヨウカラハナソウ』とも呼ばれる」
「朝から話をしよう、西洋からって言ってるよ」
「違う、ホップになってる。ホープだよ」
「ホープについて検索しています。ホープとは希望です」
「希望だって。若いから希望あるってことなんじゃない」
そう、確かに、hopeは希望だ。
しかし、俺は後者より前者の方がしっくりとした。
ホップ。
ビールが飲みたくなる名前だ。
そして、俺はこれから出会うステップとジャンプと毎日のように会話を交わすことになる。
何故なら、俺の名前は浅香 惺陽だから(おしまい)
