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霧島の行方

令和八年大相撲夏場所

今場所こそと願ったことがあった。
横綱豊昇龍の優勝だ。
横綱に昇進してから優勝がない。
場所前には大の里と安青錦の休場が報じられた。
今場所は一人横綱の重圧はあるが、賜杯を抱くチャンスでもあった。

初日
結びの一番。
豊昇龍は小結髙安との対戦。
睨み合いがあった。
髙安が上手投げで勝った。
その一番で、豊昇龍は右足を痛めた。
立ち上がるのもやっと、歩くのもやっとで、付け人の肩を借りて土俵を降りた。
そのまま下がろうとした途中で、付け人の肩から手を離し、ひとり花道を戻り、土俵に向き直って一礼した横綱。
館内のお客さまたちもその振る舞いに気づいていらして、大きな拍手になった。
花道奥で車椅子に乗っていた。
ああ、まさかの初日。

二日目
横綱豊昇龍休場。
二横綱一大関の休場で、大関に返り咲いたばかりの霧島が場所を引っ張る。
霧島は相手に合わせた相撲がうまいなぁ。

五日目終わって霧島五連勝。
平戸海を引かせた。
このまま霧島が突っ走ったら...
優勝したら...
来場所は綱取り...
いやいや、先走ってはいけない。
急いては綱を遠ざける。

中日(八日目)
ただひとり全勝で、勝ち越し一番乗りかと思った霧島に土。
待ったをかけたのは、今場所も押し相撲がノリにノッてる豪ノ山だった。
豪ノ山は去年、1勝14敗の場所があった。(令和七年名古屋場所)
毎日黒星でも諦めずに15日間相撲を取り続けた。
今日の霧島に対しても諦めず、霧島が投げを打ったところを中に入って押し出した。
霧島の連勝を止めた。

殊勲の星
ヒューマンブルドーザー


九日目
一敗で並ぶ翔猿、若隆景、霧島。
翔猿は琴栄峰(弟手計)に敗れ二敗。
若隆景は琴勝峰(兄手計)に敗れ二敗。
この兄弟それぞれの一勝が、結果的に援護射撃になったりしてね。
霧島は若元春に追い込まれたが土俵際で寄り倒し一敗を守って再び先頭。
土俵から落ちて額から血が!
大丈夫なのか?

結びの一番は大関琴櫻と豪ノ山。
物言いがつく一番だったが、豪ノ山連日の殊勲の星。

九日目終わって、
一敗 霧島
二敗 若隆景 豪ノ山 琴栄峰
   翔猿 藤凌駕

十日目
二敗の琴栄峰、藤凌駕、翔猿と白星を挙げて勝ち越し。

全力応援している大栄翔、美ノ海に勝って4勝目。
左目のあたりから流血。
みるみる腫れて左目が開かない状態と花道リポート。
はぁ〜心が休まらない。

若隆景。大きな熱海富士を寄り切って勝ち越し。今場所一番の相撲!

豪ノ山。連勝中の琴勝峰を引き落として勝ち越し。右足先を俵に残して大きな一勝。
師匠の武隈親方(豪栄道)の目の前で、
今場所一番の相撲!

二敗勢は全員勝った。

霧島-正代
正代は不思議な力士で、負けが込んでいてもドカンと大きな一勝を挙げる時がある。
額に大きなテープを貼っている霧島。解説陣は「霧島が余裕で勝つでしょう」くらいのことは言っている。

頭(霧島)と胸(正代)で当たる。
霧島の額のテープが吹っ飛ぶ。
ほらきたー!
まさよー!
正代が勝った。
霧島二敗目。
二敗で6人が並ぶ展開に。

元大関の意地
最後の
「ありがとうございまーす」が
正代らしい

正代は今場所一番の相撲だったんじゃない?
残り五日、あと10回くらいは言いたい、今場所一番の相撲。

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