『ワンパンマン』最強すぎる主人公が、なぜか一番登場が遅い漫画
普通のバトル漫画なら主人公が苦戦する。
この漫画は逆で、「主人公がまだ来ない」を楽しむ漫画。
こんな人へ
無双系バトルが好きな人
シリアスな戦闘の中に急に脱力ギャグが挟まるのが好きな人
とにかく作画のクオリティを見たい人
基本情報
原作:ONE 作画:村田雄介
掲載誌:となりのヤングジャンプ(集英社)
連載開始:2012年
既刊数:37巻(2026年8月時点、連載中)
実績
TVアニメは第3期まで放送済みで、第1期は2015年、第2期は2019年、第3期は2025年に放送されている。
村田雄介による作画のクオリティが高く評価されており、連載開始から10年以上経った今もファン層を広げ続けている。
原作はもともとONE氏がWebで無料公開していた作品で、その人気をきっかけに村田雄介氏によるリメイク版としてスタートした経緯がある。原作版・リメイク版と2つの読み方があるのもこの作品ならではの特徴。
まずは1巻から。
あらすじ
就職活動中だったサイタマは、怪人に襲われている少年を助けたことをきっかけにヒーローを目指す。3年間、髪が抜け落ちるほどの過酷なトレーニングを積んだ結果、どんな敵でも一撃で倒せる力を手に入れた。
しかし強くなりすぎたことで、戦いに手応えを感じられず、達成感のない日々を送るようになってしまう。ヒーロー協会に登録してからも、その強さは周囲になかなか認識されず、無名のヒーローとして活動を続けることになる。
おすすめポイント
「いつサイタマが出てくるんだ?」が気持ちいい
他のヒーローが苦戦して追い詰められるほど、読者の期待も高まっていく。絶望的な状況が続いた後にサイタマが登場し、一撃で決着をつける。
この「待たせてからの一撃」という構成の気持ちよさが、何度読んでも飽きない。
最強なのに、生活が完全に庶民
特売品を気にしたり、くだらないことでムキになったり、住んでいるのは家賃の安いボロアパート。戦闘中に見せる圧倒的な強さと、普段の生活のゆるさとのギャップが面白すぎる!
弟子のジェノスがどれだけ真剣に師匠として仰いでも、サイタマ自身はいたって普通のテンションのままなのもいい。
村田雄介の作画が一度見る価値ある
巨大な怪人、吹き飛ぶ建物、激しい肉弾戦。原作の勢いをそのままに、村田雄介の作画でさらに迫力が増している。
かと思えばサイタマだけ急に手抜きのようなデフォルメで描かれる。この絵の落差も含めて楽しめる作品。
他のヒーローたちの戦いも見ごたえがある
サイタマ以外のヒーローたちの戦いも、ちゃんと見ごたえがある。強敵相手に本気で挑み、傷つきながらも食らいつくヒーロー協会のメンバーたちがいるからこそ、最後にサイタマが決める瞬間がより際立つ。
特にジェノスやキング、タツマキといった個性的なヒーローたちのバトルは、それぞれ単体でも読み応えがある。
「最強なのに認知度が低い」ギャップも見逃せない
誰よりも強いのに、ヒーローとしての評価はいつまでも低いまま。この理不尽な扱われ方すら笑いに変えているところが、この作品らしいところ。
怪人側にもちゃんと存在感がある
ただ暴れるだけの敵ではなく、それぞれに目的や背景が用意されていて、なぜ怪人になったのかが語られることも多い。
サイタマに一撃で倒される怪人たちにも、そこまでの積み重ねがあると分かると、単純な当て馬では終わらない厚みを感じる。
最後に
主人公が最強だと飽きるんじゃないかと思うかもしれないが、他のヒーローたちの熱いバトルとサイタマのシュールな決着、この組み合わせがずっと飽きさせない。強さを追い求めるバトル漫画の枠組みを、そのまま笑いに変えてしまう発想力がすごい作品。
まずは1巻から。
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