骨も愛おしい
2026年7月21日(火)晴れ34度
今日は愛して止まない愛犬チビの四十九日。
朝にお水と、チビがいつも好んで食べていたおやつをたっぷりお供えした。
お花は、昨日夫が庭からカスミソウを摘んでお供えしていた。
仕事から帰宅し、まずは家事を少し。
途中、娘たちを学校に迎えに行って、家に戻ってからチビの骨壺を開けた。6月4日に葬儀をして以来の骨とのご対面。
骨がこんなにも愛おしいなんて……。
チビの骨はとても立派らしい。
チビを火葬してくれた方が、
「15歳でこれだけ立派な骨と歯のコはとてもめずらしいです。どれだけ愛されていたのかよくわかります」
と言ってくれた。
脚の骨はとてもガッチリしていたし、爪も喉仏も歯もキレイに残っていた。頭蓋骨もとてもキレイ。目が大きくて鼻への曲線もすごくキレイ。とにかくイケメンだったチビ、骨になってもそのイケメンぶりは変わらない。
なぜ骨壺を開けたのか。
それは、カビを防ぐため。
葬儀の数日後、夫が「骨を長く保管するとカビてくることがあるらしい」と言って、乾燥剤を買っていた。
私は、早く入れてあげたいと思いながら、なんとなく骨壺を開ける気持ちになれずにいた。
でも今日、「開けるなら今日だ!」と思って、チビの骨と対面した。
対面してみるととにかく愛おしすぎて、蓋を閉じるまでずっと話しかけていたと思う。できれば骨を取り出して、私の横に置いて一緒に眠りたいと思った。
しばらく骨を見つめて、頭をそっと撫でてから骨壺を閉めた。
夕方、実家の父にお願いに行った。
私は時おり、父の位牌に向かって手を合わせ、お願いごとをしている。
「チビが寂しくないように、一緒にいてあげてね」
今日はそんな風に心の中で言ってきた。
いつもお願いばかりされている父だけれど、優しくてみんなから頼られてばかりいた父なら「わかったよ」と微笑みながらチビを迎えてくれているだろう。
チビが亡くなってから今日まで、「チビかもしれない」と思ったことはたった一度だけ。4日の葬儀を終えて、その夜中の6月5日、いつもチビと真夜中のルーティンに行っていた頃に目が覚めた。
その直後の午前2時2分、私の携帯電話に着信が。すぐに切れてしまったので誰からか確認すると、相手は非通知だった。
「チビだ!」と直感で思った。
父が亡くなった時も、弟の腕時計や父の部屋のテレビに反応があった。
チビが亡くなった数日後、若い頃に両親を亡くした叔母が「昔、命日とかそういう時に、よく電話がチリンって鳴ったんだよ」と教えてくれた。
私はそれからもチビからの電話を待っていたけれど、まだ2回目はない。
まあ、なくてもいいや。
チビはずっと私の心にいるのだから。
