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「HRBPが泚目される今、改めお問いたいこず」― 理論ず珟堎、玄20幎間の実践から芋た本質


はじめにHRBPが泚目される今、改めお問いたいこず

近幎、日本でも「HRビゞネスパヌトナヌHRBP」ずいう圹割が泚目され、戊略人事の担い手ずしお期埅が高たっおいたす。倚くの䌁業が導入を進めおいるものの、その実態は䌁業によっお倧きく異なり、「名称はHRBPでも、実態は埓来の人事担圓の延長線」ずいうケヌスも少なくないようです。

HRBPの本質のひず぀ずしお「人ず組織の戊略的な課題解決を通じお事業や組織の成長に貢献するこず」にありたす。経営戊略・事業戊略ず人・組織の接続点に立ち、経営ず珟堎の間を行き来しながら共に未来を描き、その実珟に向けお倉革を䌎走する存圚ず蚀えるのかもしれたせん。

私は9幎間の営業職の経隓を経お、2005幎から独系補薬䌚瀟の採甚チヌムでHRのキャリアをスタヌトさせたした。その埌、2008幎に瀟内で新蚭された HRBP郚門のManagerずしお「HRBP機胜立ち䞊げ」に関わる機䌚を埗たした。ただ「HRBP」ずいう蚀葉さえ囜内では䞀般的でなかった時代です。そこから、米系消費財䌁業の日本法人HRBP責任者、さらには、英系消費財䌁業の日本法人HR責任者ずしおの経隓を重ねおきたした。たた、2023幎3月には自身の䌚瀟を蚭立し、「組織開発・戊略人事・コヌチング」を䞻軞に、囜内倖の耇数䌁業に日々䌎走をしおおりたす。その䞭には、「HRBP機胜立ち䞊げ」や「珟圹CHROやHRBPの方々の䌎走」の䟝頌も耇数ございたす。

本蚘事では、HRBPに関する「理論」も少し亀えながら、私自身の「実䜓隓」から埗た孊びや芖点を䞻軞に、今だからこそ䌝えたい「HRBPの本質」に぀いお綎っおいきたいず思いたす。
 



第1章HRBPずは䜕か ― 定矩を再構築する

 ã€ŒHRBPずは䜕か」ずいう問いに察し、明快な答えを持぀方はどれほどいるでしょうか。人によっおは「経営に近い人事」「戊略人事の実践者」ずいった蚀葉で語られるかもしれたせんが、それだけでは䞍十分かもしれたせん。

倚くの䌁業が参考にしおいるのは、デむビッド・りルリッチDave Ulrich氏によるモデルです。そのモデルでは、戊略人事の圹割は以䞋の4象限に分類されたす 

1. 戊略的パヌトナヌ経営戊略・事業戊略ず人事戊略を敎合させる
2. ãƒã‚§ãƒ³ã‚žã‚šãƒŒã‚žã‚§ãƒ³ãƒˆïŒšçµ„織倉革の掚進者ずなる
3. åŸ“業員のチャンピオン埓業員の声を代匁し、働きがいを向䞊させる
4. ç®¡ç†ã®ã‚šã‚­ã‚¹ãƒ‘ヌト制床蚭蚈や人事業務の䞀貫性や効率化を担う


このフレヌムワヌク自䜓は非垞に有甚ですが、そのたた圓おはめるず違和感がある日本䌁業も倚いのが珟実かもしれたせん。特に、HRBPが「䜕を任され、誰に䜕を期埅され、䜕を評䟡されるか」が曖昧なたたのケヌスでは、その存圚䟡倀が芋えづらくなっおしたいたす。

私自身の経隓にはなりたすが、最も重芁なのは「HRBPは圹職ずいう枠ではなく、経営ず珟堎の間に立぀ “スタンス” ã§ã‚る」ずいう点に尜きるず思いたす。䞖の䞭や環境の倉化・ニヌズをアゞャむル俊敏に察知し、人ず組織に真正面から向き合い、ビゞネスの成吊に戊略性を持っお介圚する芚悟を持぀。これはどの䌁業でも、どの囜においおも共通するHRBPの本質だず確信しおいたす

次章では、私が初めおHRBPに就いた2008幎、独系䌁業での経隓を振り返りながら、「HRBPの原点」に぀いおお話ししたす。

  

第2章HRBPずしおの原点 ― 「事業の䞀員」ずしおの衝撃

 2008幎、採甚チヌムから異動し、私が初めおHRBPずしおのキャリアを歩み始めたのは、ある独系補薬䌁業でのこずでした。圓時はただ日本囜内においお「HRBP」自䜓がほが浞透しおおらず、その蚀葉にピンず来る人もほずんどいなかった時代です。しかし、その圹割には、埓来の「人事担圓」ずは党く異なる芖点ず責任が䌎いたした。

それは、“事業偎の本郚長・郚長陣ずずもに意思決定の堎面に戊略的に関わる” ずいう、たさに「戊略人事」の原点ずも蚀える䜓隓でした。

 

人事が“事業偎の経営䌚議に出る”ずいう良きカルチャヌショック

配属初週、私は正盎戞惑いたした。新任HRBP Managerである私が、事業偎の戊略䌚議に出垭するこずから始たりたした。圓日の議題は、売䞊や利益、将来のポヌトフォリオ、マヌケット戊略など、明らかに “ビゞネスそのもの” の議論。 

その䞭で、人事が䜕を語るのか

人事ずしおの情報は持っおいる。採甚や研修の実務経隓ず制床やポリシヌの䞀定の知識もある。でも、それをどう「事業の蚀葉」に倉換しお語ればよいのか分からない。この時に匷烈に実感したのが、「人事の専門性だけでは、HRBPは務たらない」ずいうこずです。
 

「機胜」ではなく「組織構造や背景」に目を向ける

それたで私は、「機胜」起点で物事を掚進する人事経隓を積んできたしたし、実際、倚くの事業䌚瀟の人事郚門はそうだず思いたす。採甚や異動調敎、瀟内研修、制床運甚など、機胜単䜍での察応が倚かったのです。ずころが、このHRBPずいう立堎においおは、そのような「機胜分断」では事業偎ずの議論はかみ合いたせん。

たずえば

  • 営業郚の生産性が萜ちおいる → 単に “人財が足りない” のか、“組織蚭蚈が䞍適切” なのか

  • 若手が蟞めおいく →  “䞊叞の育成スキル䞍足” なのか、“瀟内キャリアの道筋が䞍透明で機胜しおいない” のか

こうした「問い」を立おながら、事業偎ず䞊走しながら解いおいくのが、HRBPの仕事でした。

぀たり、「衚面的な珟象」ではなく「構造」、さらには「背景」や「意図」を芋抜く芖点が問われる。そしお、そこに察しお、人事ずしおの仮説ず想定される解決の遞択肢を提瀺し、先回りしおアゞャむルに俊敏性持っお動き、時にはヘルシヌコンフリクト健党な衝突を意図的に生み、議論を衝突させたうえで、アラむンメント双方向のすり合わせを取る  ―  箄17幎前の私のHRBPずしおの日々は、この連続でした。
 


「誰かの代匁者」ではなく、「ビゞネスの共同責任者」

私が特に印象に残っおいるのは、「遠藀さんは人事ずはいえ、うちの事業の拡倧ず成長にもっずコミットしおほしい」ず蚀われたこずです。圓時の私は、「人事支揎郚門」ずいう認識をどこかで持っおいたした。でもその蚀葉は、そんな私の "スタンス" を倧きく倉えるきっかけになりたした。 

HRBPずは、「人事から珟堎を支えるだけの人」ではなく、「珟堎ず共に、事業ず組織の成長を共に成し遂げるパヌトナヌ」なのだず。もちろん、事業郚長のように最終KPIを背負うわけではありたせん。しかし、事業が成果を䞊げるために、人・組織・カルチャヌずいった面で戊略的にどう貢献するか、その “自分の打垭” を芋極めお、責任を持っおバットを振るこずが求められおいたした。 

 

HRBPずしおの “芚悟” の原点

この2008幎に始たった経隓は、私にずっお「HRBPずは䜕か」を肌感芚で叩き蟌たれた時期でした。

  • ビゞネスの話が分からなければ、戊略の議論に加われない

  • 組織の構造を理解しなければ、打ち手が打おない

  • アゞャむルに動けないず、盞手にされない

  • 珟堎の信頌がなければ、倉化は起こせない

人事の知識だけでは到底足りず、「経営ず事業ぞの理解」「察話力」「戊略性」「アゞリティ」「日頃からの関係構築」「䞖の䞭ぞの関心」など、HRBPに必芁なマむンドセットずスキルセットは、極めお総合的か぀ビゞネス的だず気づかされたした。

ここで私は、HRBPずしおの “芚悟” ã‚’持぀ようになりたした。それは、私にずっお、“ビゞネスパヌトナヌ” ずしお「 “人事” を䞻語にするこず」から脱华する意識改革でもありたした。

次章では、その埌私が経隓した、米系䌁業でのHRBP責任者ずしおの詊行錯誀ず成長に぀いお綎っおいきたす。 

 

第3章HRBPの “䞡利き” 実践 ― 米系䌁業での挑戊ず成長

2008幎にHRBPずしおの原点を䜓隓埌、私がヘッドハントを受けお飛び蟌んだのは、米系高玚消費財䌁業でした。始めの2幎間は、日本党囜のリテヌルビゞネスのHRBP責任者、その埌は、Corporate Functions本瀟コヌポレヌト機胜のHRBP責任者ずしお、日本法人本瀟党䜓ずAPACアゞア倪平掋地域本瀟のHRBPの責任を持ちたした。それは、囜境・文化・蚀葉の芖点だけではなく、営業・マヌケティング・財務・物流・IT・デゞタル、そしお人事ずいった機胜の芖点含めお、様々な芳点での「ボヌダヌレス」の芖座の高さが求められるものでした。

この経隓は、私にずっお「HRBPずはボヌダヌレスに䜕を担えるのか」「どこたで経営ず事業に戊略的に介圚できるのか」を再定矩する機䌚ずなりたした。 

 

“グロヌバル” ず “珟堎” の狭間で芋えたこず

グロヌバル䌁業では、囜・地域暪断で暙準化された斜策やポリシヌが倚く存圚したす。制床やシステムなどが敎っおいるからこそ、その粟床や䞀貫性が評䟡される䞀方で、ロヌカル各囜ずの距離や乖離も生じがちです。特に、APAC地域においおは、䞀芋、文化が近しいように芋えがちですが、颚習や働き方の倚様性が極めお高く、「制床や斜策を運甚するだけの人事」では各囜の珟堎に響かない事象を倚々芋おきたした。

たずえば、グロヌバルで策定されたタレントマネゞメント斜策をAPAC党䜓で展開しようずした際、日本の珟堎では「管理職の兌任が倚く、人財育成にたで芖点が回らない」ずいった声が、そしお、ある囜からは「キャリアを高めるこずがなぜ倧切なのかが浞透しおいない」ずいうフィヌドバックが返っおきたした。

このずきに痛感したのが、“斜策の単なる翻蚳者” ではなく “背景・意矩を含めた橋枡し圹” になるこずの重芁性です。

぀たり、グロヌバル共通斜策を、「手段」ありきで進めるこずや、単に蚀葉の面で倉換するのではなく、盞手の文脈や珟堎のリアルを捉えたうえで、「目的」を明確にし、戊略に玐付く斜策・制床を「意味あるもの」にしお届けるこず。それがHRBPの倧切な圹割であり、存圚意矩だず実感したのです。 

 

HRBPは “問い” で組織を動かす

私が心がけおいたのは、「答え⇒ 人事からの䞀方通行になりがちを持ち蟌むこず」ではなく、「問いを投げかけるこず」でした。

・なぜこの取り組みは珟堎に根づかないのか
・その課題の背景にある構造やマむンドは䜕か
・このマネヌゞャヌは䜕に迷い、䜕を躊躇しおいるのか etc.

そうした「問い」を通しお、事業の郚門長やマネヌゞャヌずの1on1や組織レビュヌの堎で䞁寧に掘り䞋げおいくこずで、珟堎の本音や組織の “沈黙” が浮かび䞊がっおくるのです。

私が関わったある事業郚門では、「タレントの定着率が䜎い」「マネヌゞャヌ局が匱い」ずいう課題が衚面化しおいたした。しかし、それは単なるスキルの問題ではなく、「評䟡のサむクルにおいお、目暙蚭定時の双方向のすり合わせが䞍明瞭で、メンバヌ目線での透明性ず玍埗性が䌎っおいない」「キャリア察話が双方向になされおおらず、個人の持ち味の発揮床や瀟内でのキャリアパスが曖昧」「“挑戊” を蚀葉では掚奚する䞀方で、珟堎では倱敗を蚱容する組織颚土が根づいおいない」ずいった、Root Cause根深い原因が随所にありたした。

HRBPずしお、私は「問い」を立おるこずから始め、構造的な課題を可芖化し、APAC各囜のHRBPの同僚たちず毎週のようにVCVideo Conference - 圓時はTV䌚議で情報共有や議論を重ねたした。そのうえで、HRBPが協働し、「期埅されるマネヌゞャヌ像の再定矩」「Valueに沿った行動評䟡の再定矩」「察話型1on1の導入」「成長実感ず貢献実感に぀ながるレコグニション称賛機䌚の導入」など、単に手段を講じるのではなく、「目的」を基軞ずした打ち手を講じたした。 

 

“成果” ず “䟡倀芳” の䞡立をHRBPが導く

その時に所属しおいた米系䌁業では、圧倒的な成果䞻矩が前提にある䞀方で、「どのように達成したかHow」も公平に芋る芖点が問われたした。数字を達成しおいおも、組織を砎壊しながらの成果は評䟡されない ― そのバランス感芚が、非垞に倧胆か぀繊现にマネゞメントに求められおいたした。HRBPずしお、そうした “マむンドセットず行動面の評䟡” においおも、仕組みづくりず介入の担い手ずしお倧きな圹割を担いたした。

私は圓時、APACでのValue評䟡制床蚭蚈にも関わりたしたが、単に衚面的なコンピテンシヌ定矩ではなく、「この䌚瀟のマネヌゞャヌずしお、䜕を倧切にしおいおほしいか」の "期埅倀" を䞁寧に蚀語化し、珟堎が腹萜ちできる圢にするこずに腐心したした。

たた、タレントレビュヌやサクセッションプランでは、単にハむパフォヌマヌを可芖化するだけでなく、「5幎埌・10幎埌の組織の未来に必芁な人財像」を描き、それに察しお今䜕を仕掛けるべきかを共に考える。HRBPずしお「経営ず未来を語る」貎重な機䌚でもありたした。 

 

“䞡利き” の芖点がHRBPを匷くする

ここで私が埗た最倧の孊びは、「経営ず珟堎」「制床ず文化」「グロヌバルずロヌカル」ずいった盞反しそうな芳点を同時に捉え、"双方を行き来するバランスを持たせた䞡利きの芖点" をHRBPが持぀こずの重芁性です。

どちらかに偏るず、珟堎に寄り添いすぎお戊略が芋えなくなったり、制床を敎えすぎお誰も䜿わなくなったりしたす。HRBPは、垞に柔軟性を持ち、双方のバランスを行き来し、察話を通しお接点を぀くり、登堎人物に合わせた蚀葉で「䌝わるこず」を意識した翻蚳をし、融合させおいく存圚。その正解の無い難しさず面癜さを、この米系䌁業での経隓は教えおくれたした。

次章では、続く7幎間にわたる英系䌁業での日本法人HR責任者ずしおの実践を通じお、「HRBPを “機胜” ずしお根づかせる」偎の芖点に぀いお掘り䞋げおいきたす。 

 

第4章日本法人責任者ずしおの7幎間 ― “HRBP文化を根づかせる” 芖点

2012幎11月からの玄7幎間、私は2぀の英系䌁業FMCG -日甚消費財- 䌁業ずコンスヌマヌテクノロゞヌ䌁業においお、日本法人のHR責任者の圹割を務めたした。この期間は、単にHRBPずしおの “実行者” であるこずにずどたらず、「HRBPそのものを組織に根づかせる」ずいうもう䞀段䞊のチャレンゞが問われるフェヌズずなりたした。
 

HRBPずは “配眮” ではなく “浞透” である

倚くの䌁業で芋かけるのが、「HRBPを蚭眮したした」ずいう状態。しかし、HRBPずいう機胜や圹割を䜜っただけでは䜕も倉わりたせん。むしろ蚀葉だけが走ったり耇雑に芋えるこずで、珟堎を混乱させる芁因にもなりかねたせん。 

私がHR責任者ずしお着任した圓時も、珟堎にはこうした声がありたした。

  • 「HRBPっお、䜕ができるの」

  • 「採甚ず育成ず制床以倖に䜕が必芁なの」

  • 「結局、〇〇の盞談の時には人事の䞭の誰に話せばいいの」

これらは、HRBPずいう機胜を配眮したに過ぎず、珟堎にずっおただ「意味ある存圚」になっおいないこずの衚れかもしれたせん。そこで私がHR責任者ずしおたず取り組んだのが、“HRBPが機胜し浞透する土壌づくり” です。 

 

信頌がすべおの土台になる

仕組みよりも前に、倧切なのは「むンテグリティ誠実さ」であり「人ずしおの信頌」だず、私は匷く感じおいたした。 

たずえば、珟堎マネヌゞャヌから「どうしおも察応が難しいメンバヌがいお、チヌムから倖れお欲しい」ず盞談があったずき、「では、䜕らかの凊分を怜蚎したしょうか」ずいう刀断を即するのは簡単なのかもしれたせん。 

しかし、HRBPずしおはそこからが本番です。

・䜕がこの状態を生み出しおいるのか
・マネヌゞャヌの関わり方に改善の䜙地はないのか
・本人にずっおの成長の可胜性は残されおいないか

こうした「問い」をたお、「䌎走者」ずしお共に考える姿勢が、信頌を醞成する鍵になりたす。

HR責任者ずしおHRBPず共に垞に珟堎に出向き、察話を重ねるこずで、「関係性の質」に倉化が䌎うこずを実感できおきたす。その時、珟堎は初めお「単なる採甚や劎務問題の窓口」ではなく「事業や組織を前進させるパヌトナヌ」ずしおHRBPを迎え入れおくれるこずを倧きく実感できたした。これこそが、HR責任者ずしお、正解の無いHRBPメンバヌの皆さんに「成長実感」や「貢献実感」を味わっおもらえる醍醐味かもしれないず感じ取れたのです。 

 

HRBPの圹割を蚀語化し、組織に浞透させる

信頌をベヌスにし぀぀、次に取り組んだのは、HRBPの圹割そのものを「芋える化」し、経営・マネゞメント局に定矩ずしお浞透させるこずでした。

私が2012幎に倖資系消費財䌁業のHR責任者就任埌に蚭蚈した圓時のフレヌムワヌクの䟋を挙げるず

私が圓時䜜成したオリゞナル版
 - 今でも各瀟様の支揎で掻かせおいたす - 


これらを、マネゞメント局向けセッション、党瀟タりンホヌルミヌティング、事業郚門メンバヌずの1on1などを通じお、“共通蚀語” ずしお地道に育おおいくこずに力を泚ぎたした。


HRチヌム内の再線成ず育成

同時に、人事郚門内でも「HRBPずしおのスタンス」を醞成するための取り組みが必芁でした。

実際、埓来型の人事機胜に慣れた人事メンバヌにずっお、機胜分断を解き攟ち、党瀟最適ず戊略的HRBP的なスタンスに移行するこずは、決しお容易ではありたせん。

私はそのようなHRBPに配眮されたメンバヌ向けに、以䞋のような支揎策を人事郚内で取りたした

● 他郚門ずの “戊略察話” の機䌚を定期的に蚭定
●「この問いを持っお事業偎の䌚議に臚んでみたら、どんな姿が芋えおきそう」ずいったコヌチング型のアプロヌチ
● 斜策手段導入ずいった成果よりも “介圚の質” を評䟡するアプロヌチぞのシフト
● HRBP個々でのむンプット機䌚倖での孊びなどの提䟛支揎ず、それを人事郚内で「共有」するアりトプット機䌚の蚭定  etc.

HRBPに求められるのは、単なる「察応力」だけではなく、「傟聎力・問い力・提案力・瀺唆・巻き蟌み力」など倚岐に枡りたす。この â€œäººäº‹ãƒ‘ヌ゜ンのマむンドセット倉革” そのものを促すのも、HR責任者ずしおの重芁な䜿呜でした。 

 

結果ずしお珟れた “颚土倉化”

こうした積み重ねが数幎経った頃、ある事業偎の同僚ディレクタヌからこんな蚀葉をかけおもらいたした。

「うちの郚門のHRBPは、もう単なる人事じゃない。HRBPがいなければ、意思決定に困る時がある」ヌ この蚀葉を聞いたずき、私はようやく「HRBPの存圚意矩」が根を匵り始めたこずを実感したした。HRBPずいう “圹割” が意味を持぀には、「経営・珟堎双方からの信頌」が絶察的に必芁なのです。 

 

“機胜ずしおのHRBP” を次の䞖代に繋ぐ

人の配眮入退瀟含めは倉わりたすし、組織は倉わりたす。だからこそ、“個人䟝存のHRBP” ではなく、“再珟性のあるHRBP像” を残すこずも重芁です。 

斜策や制床ではなく、「こういう時に、HRBPならどう考えるか」ずいう思考・姿勢・察話の文化を組織に埋め蟌むこず。それが、HR責任者時代の7幎間の私の倧きなテヌマのひず぀だったのだず今になっお振り返るこずができたす。

次章では、私自身がこれたでのキャリアで芋出しおきた「HRBPが果たすべき4぀の圹割」に぀いお、理論ず実践の䞡方の芖点から深掘りしおいきたす。

 
 

第5章HRBPが果たすべき “4぀の圹割” ず、その介圚䟡倀

これたで私がHRBPずしお、たたHR責任者ずしおさたざたな珟堎で向き合っおきた䞭で、埐々に芋えおきたのは「HRBPずは、こういう意矩ある存圚だ」ずいう本質的な共通項です。

デむビッド・りルリッチ氏が提瀺したHRBPの4象限モデルは、人事の専門性を「戊略」「業務」「埓業員」「倉革」ずしお敎理するもので、理論的に非垞に有効です。これに沿っお、私は、自身の実䜓隓を通じお、HRBPずいう存圚の本質を、グロヌバルず日本ずいう双方の芖点も持ち、よりリアルに、より経営・珟堎にずっお意味ある圢で再定矩する必芁性を感じおきたした。ここでは、私自身が珟堎で磚いおきた4぀の圹割、そしおそれを支える “介圚䟡倀” の考え方をご参考たでにお䌝えしたいず思いたす。  


① 戊略的パヌトナヌ  敎合の高床なナビゲヌタヌであり、時にコヌチずしおの存圚

HRBPはたず䜕より、「ビゞネスの䞀員」でなければなりたせん。
人事の専門家であるこずは圓然ずしお、その前提にあるべきは、経営・事業戊略を理解し、組織・人事戊略ず高床に敎合させられる存圚であるこずです。 

私はこれを、“戊略ず組織の敎合” を果たす高床なナビゲヌタヌず䜍眮づけおいたす。

特に、倖郚環境が䞍確実で経営の前提が揺らぐ珟代においおは、進行圢の組織力にアゞャむルに沿っおいく戊略策定が求められたす。HRBPは単に経営や事業郚門の指瀺を受ける立堎ではなく、パヌトナヌずしお䞊走し、時に先回りしお経営意思決定を支える打ち手を提案する存圚であるべきなのです。

私はこのスタンスを、「想定されるリスクPotential Risks」ず「可胜性のある奜機Opportunities」の䞡方をアゞャむルか぀敏感に察知し、経営や組織リヌダヌたちにずっおの “パヌトナヌであり、時にコヌチ” であるこずず定矩しおいたす。
 

② チェンゞ゚ヌゞェント  察話を通じお倉化を “自分ごず化” させる仕掛け人

HRBPは「珟状維持の管理者」ではなく、倉化を蚭蚈・促進し、組織の進化を珟実のものにする実行者です。

䌁業における倉革の倚くは、戊略の再構築、構造改革、カルチャヌシフトなど、“人” や “組織” の倉容を䌎いたす。そこに介圚し、倉化を粘り匷く前に進めおいくのがHRBPです。

私はある䌁業の組織再線においお、圹割定矩をれロベヌスで再蚭蚈し、䜵せおマネヌゞャヌ局に察しお “自分たちは䜕を期埅され、どう倉わるべきか” を玍埗感ある圢で䌝え切る、ずいうプロゞェクトをリヌドしたした。

重芁なのは、「仕組み」だけで終わらせないこず。珟堎ずの察話を通じお、倉化を “自分ごず化” させるこずこそがHRBPの真骚頂であり、その “倉化の担い手を育おる営み” もたた、私たちの責務だず思っおいたす。
 

③ 埓業員のチャンピオン  関係の質の橋枡し圹

HRBPが真に経営ず珟堎の間に立぀には、“数字” や “制床” だけでなく、人の感情や声なき声に耳を傟ける力  傟聎力ず共感力 ãŒäžå¯æ¬ ã§ã™ã€‚

たずえば、ある珟堎で若手瀟員の離職が盞次いだ際、衚面的な理由は「キャリアに䞍安がある」ずいうものでした。しかし、掘り䞋げおみるず、「䞊叞が自分に関心を持っおいないず感じる」「頑匵っおも認められない」ずいう、“感情の領域の断絶" が根本の原因であるこずが芋えおきたした。

私はHRBPずしお、こうした状況においお、「制床の調敎」や「䞊叞ぞの泚意喚起」で終わらせるのではなく、「関係の質の橋枡し」や「察話の促進」を仕掛けるこずを意識したした。

HRBPは “組織の耳” ずしお、埓業員のリアリティを経営に䌝える翻蚳者であり、たた “共感を戊略に倉換する力” が問われるこずが鍵のひず぀だず考えおいたす。
 

④ 管理の゚キスパヌト = 経営ず珟堎の䞡者が “玍埗しお動ける仕組み” を創る人

察話や関係構築ずいった “アヌト” 的偎面に加えお、HRBPには 、制床・仕組みの蚭蚈ず実装ずいう "サむ゚ンス" 的偎面も䞍可欠です。

  • タレントマネゞメントの蚭蚈

  • コンピテンシヌによる行動評䟡制床の策定

  • ゚ンゲヌゞメント向䞊斜策の仕組み化

  • サクセッションプランの構築ずモニタリング

私はこれらを、“人の可胜性をUnlock解攟し、䟡倀をMaximize最倧化する” ずいう芖点で捉えおいたす。制床導入自䜓が目的になっおはいけたせん。個の可胜性を最倧化するための “起動装眮” のひず぀であるべきです。

だからこそ、私が倧切にしおいるのは、すべおの斜策においお「Whyなぜ今それをやるのか」ず「Who & What誰にずっお䜕が倉わるのか」を明確にし、経営ず珟堎双方にずっおの “How玍埗しお動ける仕組み” を創るこずです。

  

「HRBPの介圚䟡倀」ずは䜕か

これら4぀の圹割は、決しおバラバラに存圚するものではありたせん。それぞれが連動し、HRBPずいう存圚が “経営・組織・人” の間にある接続点ずしお、耇雑な力孊を぀なぎ盎しおいくからこそ、そこに真の介圚䟡倀が生たれたす。

 ç§ãŒè€ƒãˆã‚‹HRBPの存圚意矩ずは、

「個の可胜性をUnlock解攟し、䟡倀をMaximize最倧化する」こずで、匷くしなやかな組織を぀くり、未来に向かっお䟡倀を創出する “戊略的な媒介者であり䌎走者” であるこず に他なりたせん。

それは単なる「人事の延長」ではなく、「経営ず組織の未来に介圚する空間プロデュヌサヌ」ずも蚀えるのではないかず独自芖点で思っおいたす。

次章では、こうしたHRBPの圹割を支える根幹であり、私自身が最も倧切にしおいる「察話」の力に぀いお、具䜓的な実践ずずもにご玹介したす。
 

 

第6章HRBPの本質は“察話”にある

ここたで述べおきたように、HRBPの圹割は倚岐にわたりたす。
経営に䞊走し、倉革を掚進し、埓業員の声を汲み取り、制床を蚭蚈・実装する。そのすべおに共通しお土台ずなるのが、「察話」の力です。

私はこれたでのキャリアで、制床を倉えおも、䜓制を倉えおも、察話が䌎わない組織は倉われないこずを䜕床も痛感しおきたした。むしろ、 “本質的な察話” の「小さな䜓隓small winの積み重ね」こそが、組織の関係性の質や空気さえも倧きく倉えおいくこずもあるこずを数倚くの䜓隓から実感しおおりたす。 

 

「問い」を投げるこずから始たる

HRBPの介圚䟡倀の䞀぀は、“答え” を出すこずではなく、“問い” を差し出すこずにあるず思っおいたす。

私が実際に経営や珟堎に向けお投げかけおきた問いの䟋を挙げるず

  • 「その斜策は、メンバヌ目線で “動ける構造” になっおいたすか」

  • 「この人の離職は、誰にずっおどんな “意味” がありたすか」

これらの問いは、単なる確認ではなく、“思考を止めおいた郚分” に光を圓おる行為です。HRBPの本質は、斜策や制床を運甚する人ではなく、察話を通じお芖点を拡匵させる存圚だず、私は考えおいたす。
 

 

察話は “関係性の再蚭蚈” でもある

たずえばある䌁業で、経営局ず珟堎リヌダヌの間に深い䞍信感が生たれおいたケヌスがありたした。制床倉曎の背景がうたく䌝わらず、珟堎は「たた䞊が勝手に決めた」ず冷ややかな反応を瀺しおいたのです。このずき私が行ったのは、人事的な資料や説明を加えるこずではなく、“背景にある䟡倀芳や意図をめぐる察話” をセットアップするこずでした。

● なぜこの制床が必芁なのか
● 経営は珟堎に䜕を蚗そうずしおいるのか
● 珟堎はどんな垌望ず䞍安を抱いおいるのか etc.

こうしたやり取りを察話ずいう “堎” で重ねおいくうちに、少しず぀本音が芋え始めおきたした。

制床は倉わっおいたせん。
ただ、“蚀葉の意味” が倉わったのです。

察話は、情報の䌝達ではなく、関係性の再蚭蚈である。それが、HRBPが果たすべき深い圹割のひず぀だず私は感じおいたす。

  

察話が組織の “感性” を育おる

もうひず぀、察話には組織の感性を育おる力があるず思っおいたす。

意思決定が早く、成果志向の匷い組織では、「感情」や「背景」を軜芖する傟向が芋られるこずもありたす。そうした無自芚な “眮き去り” が、やがおカルチャヌの摩耗や信頌の厩壊に぀ながっおいくリスクを秘めおいたす。

HRBPは、ずきにそんな組織の “沈黙” に耳を柄たせ、そこに蚀葉を䞎え、察話ずいう感性の回路を぀なぎ盎す空間を創る意識ず行動が必芁になっおくるず思うのです。

理論だけでは「理解」には぀ながるが、人の「感情」は決しお動かないこずも実䜓隓から数倚く芋おきたした。よっお、私は垞に、“事実” ず “意味づけ” の䞡面で「䌝わる」コミュニケヌションを心がけおいたす。目の前の数字やデヌタだけでなく、それが “誰にどう響いおいるのか” に向き合える力。それが、HRBPにずっお欠かせない感性であり、信頌の土壌だず思うのです。

  

察話ずは、“経営ず珟堎の共創” の起点

最埌に、察話ずは単に “仲を取り持぀” こずではありたせん。

● 経営の意図を珟堎に届ける
● çŸå Žã®ãƒªã‚¢ãƒªãƒ†ã‚£ã‚’経営に届ける
● åŒæ–¹ã®èŠ–ç‚¹ã®é–“ã«ã‚ã‚‹â€œã‚ºãƒ¬â€ を可芖化し、期埅倀をすり合わせる

 

この連鎖を促す “共創の起点” こそが、HRBPが仕掛ける察話の本質ではないでしょうか。

私は垞に、「この察話の堎を経お、盞手が “次の䞀歩” を螏み出したくなるか」を倧切にしおいたす。
こういった日々のHRBPの関わりスタンスが、盞手の意識を䞀段䞊げ、組織を䞀歩前に進める。その小さな連続の先に、文化が育たれ、成果が創られるのだず信じお日々動いおいたした。 

 

“察話の技術” ではなく、“察話のあり方” を持぀

HRBPは「話すこずに長けおいる人」である必芁はありたせん。
「聎く力」「意味を問う力」「沈黙を扱う力」を通じお、関係性ず信頌を築いおいく存圚です。

制床や数字の裏にある “人ず組織のリアル” を芋぀め、そこに “意味づけ” ず “蚀葉” を䞎える。

そうした â€œå¯Ÿè©±ã‚’通じた倉化” こそ、HRBPが真に果たせるむンパクトであり、未来に぀ながる䟡倀だず私は信じおいたす。

次章では、HRBPをこれから目指す方々に向けお、キャリア圢成や孊び方の芖点をお䌝えしおいきたす。
 

 

第7章これからHRBPを目指す方ぞ ― キャリアず孊びの芖点

「HRBPを目指したいのですが、どんな経隓が必芁ですか」
「いきなり戊略人事はハヌドルが高くお  」
私がキャリア盞談を受けるなかで、最もよく寄せられるのがこうした声です。

確かに、HRBPずいう圹割は幅広いスキルず芖座が求められ、䞀芋、䞀足飛びにたどり着けるポゞションではないのかもしれたせん。けれども、私はむしろこう問い返したくなりたす。

「〇〇さんは、目の前のこずに倢䞭で取り組めおいたすか」

 HRBPずは、特別な肩曞ではなく、“スタンス” であり “姿勢” ã ãšæ€ã†ã‹ã‚‰ã§ã™ã€‚

ここでは、これからHRBPを目指す方に向けお、キャリア圢成ず日々の実践においお倧切にしおほしい芖点をお䌝えしたす。

  

「HRBPになる」囚われより、「HRBP的なあり方」を意識するこずから始めよう

HRBPは、䞀定の裁量が䞎えられるポゞションであるこずが倚いため、キャリア初期の方にずっおは遠い存圚に感じるかもしれたせん。

しかし、HRBP的スタンスは、職皮や圹職に関係なく実践可胜です。

● 募集職皮を怜蚎する際、「この人を採甚するこずで事業にどんな圱響があるか」ず問う
● 異動垌望に察応するずき、「組織ずしお䜕を倉えるチャンスか」ず捉える
● 勀怠や制床の問い合わせの裏にある “本音” に耳を傟ける etc.

こうした日々のリフレクションの小さな積み重ねが、”経営ず珟堎の間に立぀思考力” を育おおくれたす。HRBPは、なるものではなく、“あり方Being” ã ãšæ€ã†ã®ã§ã™ã€‚


たた、私の経隓から、「珟堎を芋るこず」も倧切だず感じおいたす。

䟋えば、2010幎に米系高玚消費財䌁業でHRBP責任者になった際は、実際に癟貚店の売り堎に䜕日間も立ちたした。2016幎に英系コンシュヌマヌテクノロゞヌ䌁業でHR責任者に就いた際は、家電量販店の営業担圓者に同行し、さらには、売り堎での新補品の蚭眮業務などにも携わりたした。これらは自ら熱望したこずです。

この “珟堎を芋る・䜓隓する” ずいう行動を通しお、珟堎の瀟員が日々䜕を考え、䜕を楜しみ、䜕に困っおいるのか ― そうした “生の声” に、売堎や移動の道䞭などでじっくり耳を傟けるこずができるのです。同時に、自瀟の事業がどの様な流れで日々動いおいるのか、たさに目の前で䜓感するこずさえもできるのです。「事業を知る」「人を知る」「日垞を知る」うえでの最良の方法だず私は思っお、立堎が䞊がれば䞊がるほど、その意識ず行動は垞に䌎うよう心掛けおきたした。


あわせお倧切にしたこずが、珟堎に出向いお1on1を積み重ねるこずです。

䟋えば、2012幎に英系日甚消費財䌁業でHR責任者に就いた際は、日本法人の圓時の瀟員数が120名前埌だったこずもあり、入瀟埌45日以内で、党瀟員ずの1on1を実斜したした。個々の日皋調敎・䌚議宀手配も含めお、党お自身で動きたした。なぜなら、それこそが â€œã‚¹ã‚¿ãƒ³ã‚¹â€ ã ã‹ã‚‰ã§ã™ã€‚ 

 

「3぀の芖点」で自分を芋぀め盎す

私は、日々、CHROやHRBPを志す方々に䌎走するなかで、自身のキャリアや䟡倀を内省する支揎で次の3軞を掻甚するこずがありたす

 â‘  Will志向・䟡倀芳

  • 䜕に察しお熱意を持おるのか

  • どんな組織や人ず関わりたいのか

  • どんな瀟員が掻躍する姿を芋たいのか  etc.

② Canスキル・経隓・自身ならではの持ち味

  • どんな堎面で成果を出しおきたか

  • 苊しい状況でどう螏ん匵っおきたか

  • 埗意な察話スタむル・埗意な圹割は  etc.

③ Need䞖の䞭・組織・瀟員のニヌズ

  • 垂堎や業界が求めるこれからの人事の圹割は䜕か

  • いた自瀟の瀟員は、䜕を考え䜕に苊しんでいるか

  • 自瀟のpain (痛みどころ) においお、自分が “埋められるギャップ” はどこにあるか  etc.


この3軞を定期的に振り返るこずで、「自分がHRBPずしおどこに䟡倀を発揮できるのか」が明確になり、非連続な䞭にも、キャリアの䞀貫性ず可胜性を同時に育むこずができやすくなるず思いたす。
 

 

「経営」ず「珟堎」の䞡方に奜奇心を持぀こず

HRBPにずっお、「どちらの芖点にも行き来できるこず」は最倧の歊噚です。

● 経営䌚議で語られる戊略にワクワクできるか
● æ±ºå®šäº‹é …の裏にある背景・意図を自分の蚀葉で語れるか
● çŸå Žã®ç–²åŒŠã‚„迷いに気づき、自ら出向いお向き合えるか

 

この䞡方を内包するには、「むンテグリティ誠実さ」 ず「奜奇心」 ãŒæ¬ ã‹ã›ãŸã›ã‚“。

私が意識しおいるのは、経営偎ず話すずきも、珟堎瀟員ず話すずきも、「盞手が芋おいる䞖界」に奜奇心ず敬意を持っお謙虚な姿勢で入り蟌むこず。そうしお埗た芖点を぀なぎ、敎理し、重なる点ず重なりにくい点を芋出す。そのうえで「問い」を投げかける。その繰り返しが、HRBPずしおの厚みを䜜っおいくものだず感じおいたす。 

 

「問い」をい぀も心に

 HRBPずいう圹割は、決しお䞇胜ではありたせん。だからこそ、自分の介圚がどんな意味を持ち、どう未来を創ろうずしおいるのかを問うこずにこそ、䟡倀があるず思っおいたす。

 ãã®ãŸã‚ã«ã¯ã€åˆ¶åºŠã‚„知識以䞊に、「察話力」ず「芚悟」が問われる。

「理論」に加えお、「実䜓隓」が生きおくる。

だからこそ、「むンテグリティ誠実さ」や「奜奇心」が欠かせないのです。

私はそう確信しおいたす。


次章では、これたでの内容を螏たえ、「HRBPは “圹職” ではなく “スタンス” である」ずいう私の信念をもずに、本皿の締めくくりをお届けしたす。

 

 

第8章おわりにHRBPは “圹職” ではなく “スタンス” である

ここたでお読みくださり、本圓にありがずうございたす。

本蚘事では、私自身のキャリアの歩みず実䜓隓に加え、理論や実践から導いた「HRビゞネスパヌトナヌHRBP」の本質に぀いお、自分なりの考察を綎っおきたした。

HRBPのキャリアの原点ずなった2008幎から、耇数䌁業での詊行錯誀、そしおHR責任者ずしおHRBP機胜を根づかせるチャレンゞ。
どれも決しお平坊ではありたせんでしたが、䞀貫しお持ち続けおきた想いがありたす。


それは、繰り返しになりたすが、

「HRBPは、圹職や肩曞きではなく、“スタンス” である」

ずいうこずです。

  


HRBPの本質は、立堎ではなく「あり方Being」に宿る

どんなに制床を知っおいおも、どんなに立堎が䞊でも、そこに「察話」ず「信頌」がなければ、HRBPは機胜したせん。

䞀方で、肩曞きがなくおも、珟堎のマネヌゞャヌや瀟員ず䞁寧に向き合い、「この人がいるから安心できる」「考える芖点が倉わった」ず思っおもらえる存圚こそが、たさにHRBP的な䟡倀を生み出しおいるのだず私は思いたす。

 çµŒå–¶ãšçŸå Žã®é–“に立ち、倉化を仕掛けお、「問い」を投げ、可胜性を信じる。

そんな “あり方” を䜓珟するすべおの人が、HRBPになる可胜性を秘めおいるのではないかず私は信じおいたす。

  

自分らしいHRBP像を芋぀けおいこう

HRBP像に “正解” はありたせん。䌚瀟や組織、たたは䞖の䞭の状況によっお、HRBPに求められるこずは垞に倉わりたす。

だからこそ、「自分にしかできないHRBP像」を探求し、育おおいくこずが倧切だず感じたす。

私も、最初から「これこそがHRBPだ」ず分かっおいたわけではありたせんし、今でも垞に奜奇心を持っお探求し続けおいたす。ここに綎ったこずも、誰かにずっおは正解では無いのかもしれたせん。堎数を螏み、倱敗を重ね、時に経営に背䞭を抌され、珟堎に救われながら、“私なりのHRBPのあり方” を探求しおきただけなのです。

そもそも倚様な組織ず個に向き合ううえで、HRBPが正解を決め぀けるこず自䜓が違っおいるのではないかず思うのです。そんな感じで、フラットで柔軟であるこず。䜕を孊べばいいのかず悩み立ち止たる時間があるのであれば、アゞャむルなマむンドセットを持っお、ずりあえず珟堎に足を運び察話をするこず。「シンプルに動くこず」が倧事です。 

 

そしお、未来ぞ。

これからの時代、組織はたすたす「人ず組織の力」を問われる時代になりたす。人事は、その機胜もさるこずながら、より「人事パヌ゜ン」である個々のマむンドセットず行動倉容に焊点が圓たっおくるような気がしおなりたせん。

● 䞍確実性の䞭でアゞャむルにどんな意思決定をするか
● å€šæ§˜ãªèƒŒæ™¯ãšäŸ¡å€€èŠ³ã®äž­ã§ã©ã†ã€ãªãŒã‚Šã€ã©ã†è‚²ãŠã‚‹ã‹
● æ€¥é€Ÿãªå€‰åŒ–の䞭で、どう未来ず垌望を぀くるか
● è‡ªåˆ†ã¯äœ•ができる人なのか぀たり、䜕者なのか

こうした「問い」に向き合う最前線にいるのが、HRBPではないでしょうか。


私は、HRBPは “組織における今ず未来を描く空間プロデュヌサヌ” のようなものだず信じおいたす。”倚様な個” が組織ずいう舞台のなかで、いかにむキむキず可胜性を芋出し個性を発揮しお茝けるのか。その噂を耳にした倖郚の方々が芳客ずしお芳に来たいず思えるか 将来の瀟員ずしお候補者の方々をAttractできおいるか。

制床や仕組みだけでは届かないずころに、HRBPの察話ず問いかけがあるからこそ、組織の未来が倉わるのではないかず思っおいたす。手段ではなく、「目的」は䜕かを垞に問う姿勢にも぀ながるかもしれたせん。


このnoteは、9幎間の営業職を経お、今から20幎前の2005幎に倖資系䌁業でHRのキャリアをスタヌトさせ、その3幎埌の2008幎にHRBPに出䌚っお以降の軌跡、そしお、各転機を振り返りながら、人事ずいう仕事の原点ずこれからを蚀葉にしおみようずいう思いで曞きたした。読んでくださった皆さたのなかに、ひず぀でも「自身の珟圚地、そしお未来ぞず぀ながる」芖点や気づきがあれば、これほど嬉しいこずはありたせん。

そしお、もしよければ、皆さた自身のHRBPずしおの実践もお聞かせいただき、双方向の察話の機䌚も持おれば嬉しく思いたす

キャリア自䜓も「぀ながり」から気づくこず、「問い」から始たるこずもあるように感じおいたす。その出発点ずしお、このnoteが埮力ながら誰かにずっおお圹に立おるなら幞いです。


本蚘事を最埌たでお読みくださり、心より感謝申し䞊げたす。

今埌も、人事ずいう仕事の奥深さずおもしろさを、皆さたず共に探求しおいけたらず願っおいたす。


いいなず思ったら応揎しよう

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