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好きなものに囲まれる暮らしを作るには?


休日の朝。

お気に入りのマグカップにハーブティーを入れて、読みかけの本を開く。窓を少し開けて、やさしい風を浴びる。

そのあと散歩に出て、近所のお気に入りのパン屋さんに行く。焼きたてのパンの香りを楽しんで、クロワッサンを買う。

そんな愛すべき時間。


もしかすると、丁寧な暮らしに見えるかもしれませんが、最初からこんな生活だったわけではありません。

むしろ昔の私は、自分が何を好きなのか、よくわかっていませんでした。

好きなものがわからなかった


「好きなものに囲まれた暮らし」

そう聞くと、感性が豊かな人とか、おしゃれな人とか、そういうイメージがあるかもしれません。

でも私は、もともとそういうタイプではありませんでした。

何が好きなのか。何をしている時が心地いいのか。

それよりも、いまやるべきこと。役に立つこと。効率がいいこと。
そんな基準で選ぶことの方が多かったと思います。

好きなことは後回しにしても困らないけれど、役に立たない自分になる方が怖かったからです。そして、目の前のやるべきことに追われていました。笑

そして、自分の「好き」という感情は、いつも後回しになっていました。


小さな好きを回収する


今の暮らしは、「好きなものに囲まれるぞ!」と意気込んで作ったわけではありません。

小さな好きを放置しなくなった。
それだけです。

自分にとって、ハーブティーが落ち着く。
この作家さんの文章が好き。
散歩すると頭が静かになる。
このマグカップを見ると少し嬉しい。
パン屋さんにいくとごきげんになる。

そういう小さな感覚を、以前より大事にするようになりました。

別に人生を変えるほど大きなことではありませんが、その積み重ねは意外と侮れません。

私は人生を回収することが好きです。

転んだ場所で拾ったものを持ち帰る。遠回りした理由を考える。なぜ自分はそれが好きなのかを観察する。

そんなことを繰り返していると、昔はバラバラだと思っていたものが繋がり始めます。

本が好きだったこと。音楽が好きだったこと。散歩が好きだったこと。静かな時間が好きだったこと。
それらは全部、私がごきげんに生きるためのヒントでした。

昔の私は、もっと特別な何かを探していました。
でも実際には、人生を変えたのは大きな発見ではありません。

小さな「好き」の積み重ねでした。

気づいたら囲まれていた


好きなものに囲まれる暮らしというのは、高級な家具を揃えることでも、趣味を増やすことでもないのだと思います。

自分が心地いいと思うものを、少しずつ残していくこと。
心地よくないものを、少しずつ手放していくこと。

その結果として、気づいたら好きなものが周りに増えている。
そんな感じです。

好きなものに囲まれる暮らしは才能ではなく、人生の中に散らばっていた「好き」を拾い集めた結果だと思っています。


もし今、「好きなものがわからない」と感じているなら。
昔好きだったものを、一つだけ思い出してみるのもいいかもしれません。

それは、本当に興味がなくなったのでしょうか。
それとも、何かを優先するうちに後回しになっていただけなのでしょうか。


自分が何に機嫌よくなって、何に疲れて、何に安心するのか。
それを少しずつ知っていく。

すると、身の回りの生活は、ゆるやかに心地よいものに変わっていきます。


好きなものに囲まれる暮らしは、何かを足すことよりも、自分の好きを見逃さないことなのだと思います。


▼こんな毎日に辿り着くまでに考えたこと


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