見えないという贅沢
通勤電車。
行きは窓の奥をよく見るようになったけど、
帰りは全然見てなかったことに
ハッと顔を上げて気づいた。
暗いな。

看板にあたる光がぽつんとあって、
奥の山も黒いかたまりにしか見えない。
夜に見る桜並木は灰色だ。
東京には遠征をしに行くけど、
どこに目をやっても「買えよ!」と
言われている気分になる。
電車の天井のカーブした部分まで映像だったのに
うんざりしたことを覚えている。
あれを見るたびに、
私には東京はあわねぇなと思ったものだ。
見えないって一番の贅沢なのかもしれない。
奈良の話はこちらでも
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