5年目、ようやく奈良の山と目が合った。
奈良に越してきて5年目。
瓦屋根の家、畑、竹林、祠、葉ずれ、鳥の声。
意外と地元と似ている。
ようやっと仕事にも、この土地にも慣れてきた。
今まで、お休みの日は家にこもりっきりだった。
最近は外に目を向ける余裕が生まれている。
奈良はだだっ広い。
空を遮るものがなくて、
日がゆっくり沈んでいく。
「ならじかん」ってこういうことかもしれない。


職場についたら、
緩やかな時間は消え失せる。
最初の頃はずっとSNSしか見ずに、
奈良から目を逸らしていた。
だけど、通勤電車で奥に佇む
なだらかで横に広がる山を眺めていると
時間がゆっくり進んでいく気がする。
ずっとそこにあり続けているからか、
見守られている気がしてならない。
ちなみに、エッセイになる前の
思考の断片や「エッセイの種」は
メンバーシップの方に置いています。
だいたい100〜500文字くらいの
短い思考メモを、気まぐれに更新しています。
舞台裏を覗く感じですが
よかったらどうぞ。
いいなと思ったら応援しよう!
もし、心の琴線に触れることができたなら、こんなに嬉しいことはないです。いただいたチップは心を満たすものに使います!