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ラむドシェアが日垞になった䞭囜の亀通事情

日本からの旅行者や出匵者からよく聞く「䞭囜のラむドシェアは䟿利」ずいう感想。アプリで車を簡単に呌べ、決枈も簡単。この利䟿性を䜓隓するず「なぜ日本でも同じ仕組みを導入しないのか」ずいう意芋が生たれるのも自然です。

ここでのラむドシェアアプリを介し、䞀般ドラむバヌが有償で乗客を送迎するサヌビス

しかし、珟地目線で芳察するず「日垞の足ではない」ラむドシェアずいう偎面も浮かび䞊がっおきたす。

本皿では䞭囜のラむドシェアは、生掻の䞭でどのように䜍眮づけられ、どのような課題を抱えおいるのか。そしお日本はそこから䜕を孊ぶべきなのかを考察したす。

若者の「車離れ」ず移動手段の二極化

ラむドシェアの状況を知る前提ずしお、䞭囜における䞀般的な移動環境を理解する必芁がありたす。たず、䞭囜では自家甚車を「所有しない」ずいう遞択が広がっおいたす。

䞭囜の運転免蚱取埗者数は、2017幎の3,054䞇人から2025幎には2,051䞇人ぞず、わずか8幎で玄1,000䞇人枛少したした。

運転免蚱の取埗者数掚移

背景にあるのは、珟実的なコスパ刀断です。駐車堎代、ガ゜リン代や電気代、保険料ずいう固定費を払っお自家甚車を所有する合理性が薄れ、地方郜垂の教習所では䟡栌砎壊や、それに䌎う問題も起きおいたす。

2980元で免蚱が取れるず契玄埌
様々な手数料を远加請求する業者の報道

それでは、車を持たない郜垂生掻者は䜕を䜿っお移動しおいるのでしょうか。自家甚車の代わりにラむドシェアを䜿っおいるず思われがちですが、倚くの堎合、その実態は異なりたす。郜垂郚の日垞亀通は、地䞋鉄ず電動二茪車・自転車を軞ずする構造になっおいたす。

䞭囜亀通運茞郚が公衚する地䞋鉄の幎間旅客茞送量は幎々増加しおいたす。

たた、日垞の足ずしお䜿われる電動二茪車の保有台数は党囜で3億5,000䞇台を突砎しおいたす。地方郜垂のシェア電動二茪も2017幎には17.5䞇台皋床でしたが、2024幎末時点で玄713䞇台にたで増加したした。

シェア電動二茪

倧郜垂ではシェア電動二茪が犁止されおいたすが、その代わりシェア自転車が存圚し、党囜で玄1,200䞇台以䞊が日々の通勀・通孊の足ずしお日垞的に䜿われおいたす。

シェア自転車

たずめるず、自家甚車以倖の䞭囜の日垞の足は以䞋のように䜿い分けられおいたす。

存圚感を倱うバス

こうした二極化が進むなかで立ち䜍眮を倱い぀぀あるのがバスです。公的統蚈デヌタによるず、䞭囜党土の路線バス幎間旅客数は、ピヌクだった2014幎の玄781.88億人から2022幎には玄353.37億人ぞず激枛したした。

ミニバスも増えおいる

䞊で瀺した構造の䞭で、バスは「地䞋鉄より遅く、電動二茪車・自転車より䞍䟿」ずいう状況に取り残されおいたす。バス専甚レヌンの敎備やリアルタむム運行情報の提䟛などの努力はあるものの、根本的な速床ず柔軟性の欠劂は芆しがたいようです。

そしお、この二極化構造の䞭で、自動車のラむドシェアは「二極の間に䜍眮しながら、二極から圧迫されおいる䞭間局」ずいう、やや苊しい立ち䜍眮にありたす。ただし、特定のシヌンでは䞍可欠な「最適解」ずしお存圚しおいたす。

日垞の足ずならないラむドシェア

たず数字だけでいうず、ラむドシェアは決しお小さな垂堎ではありたせん。2025幎、ラむドシェア倧手の滎滎だけで幎間137.35億回の配車を蚘録し、2023幎以来12四半期連続で2桁成長を維持しおいたす。2026幎には、ナヌザヌは5.8億人、売䞊は5376億元に達する芋蟌みです。

しかし、ここに矛盟がありたす。2024幎の郜垂亀通出行報告によれば、日垞的な移動手段ずしお遞択するラむドシェア・タクシヌの遞択率はわずか3.5%で地䞋鉄32.2%、自家甚車25.6%、バス11.1%、電動二茪・バむク14.5%に倧きく劣っおいたす。

この「垂堎芏暡は拡倧しおいるのに、日垞におけるシェアは限定的」ずいう状況で、ドラむバヌの䟛絊過剰が起きおいたす。

需芁の増加以䞊のペヌスで䟛絊が増加しおいるので、ドラむバヌ同士の競争が激しくなり、収入が圧迫されおいるのが実態です。

二極化構造の䞭での「䞭間局」

ラむドシェアは、地䞋鉄ず電動二茪車・自転車の「間」に䜍眮したすが、䞡方から需芁を奪われる構造になっおいたす。

こういった構造のなか、ラむドシェアの䟡倀は日垞通勀の代替ではなく、特定シヌンにおける最適解です。

時間を買うシヌン
・深倜垯や早朝
・雚や雪の日の移動
・急ぎや予定に遅れそうな時

荷物・集団・初芋の土地
・空枯・駅から荷物を䌎う移動
・初めお蚪れる郜垂の芳光
・高霢者や子䟛連れの移動

自家甚車を持たない若者の「特別な日の足」
若者の「車離れ」は所有の代替ずしおのラむドシェア需芁を生み出しおいたす。日垞は地䞋鉄電動二茪車で枈たせ、デヌトや飲み䌚など必芁な時だけタクシヌを呌ぶ消費圢態です。
たた、レンタカヌ需芁の拡倧ず䞊行しお「垂内は公共亀通、郊倖はレンタカヌ、倜・特別な時はラむドシェア」ずいう䜿い分けが進んでいたす。

぀たり、ラむドシェアは「毎日䜿う移動手段」ではなく「必芁な時に頌る移動手段」ぞず進化しおいたす。若者にずっおは車を持぀ずいう重い遞択を回避するための安党匁であり、郜垂亀通の二極化が進む䞭で、その隙間を埋める最滑油的な圹割を担っおいるず蚀えるでしょう。

冒頭の「䞭囜のラむドシェアは䟿利」ずいう旅行者や出匵者の感想は、たさに「特別な日の足」ずいうラむドシェアの特性が噛み合っおいたからずも蚀えたす。

自動運転タクシヌず「䜎コスト人力」の壁

それでは䞭囜の自動運転タクシヌはどうなっおいるのでしょうか。ラむドシェア垂堎が抱える構造問題は、ドラむバヌの急増による「䟛絊過剰ず単䟡䞋萜」です。

自動運転タクシヌは、すでに䜎䟡栌化が進んだ人間のドラむバヌによるサヌビスず競争しなければなりたせん。

しかも、自動運転には構造的な高コスト䜓質がありたす。

車䞡・機噚コスト
LiDARや高粟床マップを含め、1台あたり20〜48䞇元玄480䞇〜1,100䞇円。枛䟡償华費だけで1日100元以䞊

遠隔・地䞊サポヌト費甚
L4玚でも完党無人運甚は難しく、遠隔監芖やスタッフの人件費が発生

莫倧な研究開発費
たずえば小銬智行は2024幎、売䞊高5.48億元に察しお研究開発費は10.06億元。売䞊高の玄1.8倍を研究開発に投じおいる

このような環境䞋で、自動運転のサヌビスを提䟛する䌁業の泚文件あたりの運行収支は、特定条件䞋でようやく均衡化し぀぀ありたす。

しかし䞻芁な自動運転事業者を芋る限り、䌁業党䜓で研究開発費・むンフラ投資を含めお安定的な黒字を実珟した段階にはただありたせん。

䞭囜の自動運転タクシヌは技術的には可胜であり、䞀郚で黒字化の兆しが芋えた段階ですが、事業ずしお持続的に利益を生むずいう意味では、いただ「黎明期」です。

将来的には少子高霢化で人件費が高隰すれば損益分岐点は倉化したすが、珟時点では安䟡な生身のドラむバヌにコスト競争力で倪刀打ちできおいたせん。

日本ぞの瀺唆「隙間の公共補完」ぞ

䞭囜での事䟋が浮き圫りにしおいる、このサヌビスの本質は「ラむドシェアが䟿利かどうか」ではなく「その利䟿性を誰がどのようなコストで支えおいるのか」ずいう構造です。

  • 利甚者 安くお䟿利

  • ドラむバヌ 䜎単䟡・長時間劎働

  • プラットフォヌム 薄利倚売の仲介手数料ビゞネス

䞭囜の先行事䟋を鑑みるず、日本におけるラむドシェアの党面解犁には慎重であるべき、ずいうのが筆者の芋解です。

ラむドシェアは新芏需芁を生み出す䞀方で、既存のタクシヌや公共亀通などから需芁を奪う偎面もありたす。

そしお最倧の問題は、需芁以䞊に䟛絊が膚らんだ堎合です。結果ずしお劎働環境の劣化や、プラットフォヌムぞの䟝存を匷める可胜性がありたす。

日本が取るべき珟実的な解は、䟛絊が䞍足しおいる「過疎地・地方」や「深倜・早朝」「芳光地の移動」等に限定した郚分的な補完解犁でしょう。

ただし、民間䞻導のビゞネスモデルでは、採算の合わない地方亀通から撀退するのは自明です。自動運転技術や配車システムは民間から調達し぀぀も、運営基盀は自治䜓などの公共が担い、䜏民の生掻を保障するむンフラずしお組み蟌む必芁がありたす。

テクノロゞヌを単なる新たな収益源ずしお扱うのではなく、いかに公共性を担保しながら過疎・人手䞍足の解決策ずしお瀟䌚に実装できるか。それが、これからの日本における議論の䞭心になるず思いたす。

いいなず思ったら応揎しよう

䞊海圚䜏のえいちゃん チップのご怜蚎をいただき、ありがずうございたす。 いただいたチップは党お蚘事を曞くための費甚ずしお䜿わせおいただきたす。

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