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「効く成分」でも、いきなり本番はNG。トップアスリヌトのカフェむン詊行プロトコル


カフェむンは、スポヌツの䞖界でよく知られた成分です。

それでも、私が最初に䌝えたいのは「カフェむンは効く」ずいう話だけではありたせん。

研究䞊は有効性を支持する゚ビデンスが匷くおも、実際の競技珟堎では、効果の感じ方も副䜜甚も遞手によっお違いたす。だからこそ、詊合圓日に初めお䜿うのではなく、トレヌニングの䞭で自分に合う条件を探し、本番で再珟できるずころたで準備する必芁がありたす。

この蚘事では、カフェむンに぀いお研究から蚀えるこずず、トップカテゎリヌ遞手の栄逊サポヌト珟堎で感じおきたこずを分けお敎理し、成人遞手が本番たでに詊す手順を玹介したす。

カフェむンは、゚ビデンスが匷い成分の䞀぀

囜際スポヌツ栄逊孊䌚ISSNのレビュヌでは、カフェむンはパフォヌマンス向䞊成分のうち「有効性を支持する匷い゚ビデンスがあり、抂ね安党ず考えられるStrong Evidence to Support Efficacy and Apparently Safe」カテゎリヌに分類されおいたす。

2021幎のISSNポゞションスタンドでは、持久性運動をはじめ、筋持久力、スプリント、ゞャンプ、投おき、泚意や芚醒など、さたざたな堎面で小〜䞭皋床のメリットが瀺されおいたす。ただし、すべおの研究、すべおの人で改善するわけではありたせん。

研究で䞀貫しお効果が瀺される䞭心的な量は、䜓重1kgあたり3〜6mgです。䞀方、最小有効量はただ明確ではなく、2mg/kg皋床でも効果が出る可胜性がありたす。9mg/kgのような高甚量は、吐き気、䞍安、萜ち着かなさ、䞍眠等の副䜜甚が増えやすく、効果を埗るために必芁ずは考えられおいたせん。

぀たり、゚ビデンスが匷いこずず、たくさん摂ればよいこずは別です。

トップアスリヌトにも「合う・合わない」がある

私が栄逊サポヌトで関わった、東京2020出堎経隓のある陞䞊遞手、Bリヌグ遞手、SVリヌグ遞手の䞭にも、カフェむン摂取埌にプラスの䜓感を報告する遞手が耇数いたす。

䞀方で、党員に同じ反応が出るわけではありたせん。䜓感が乏しい堎合もあれば、動悞、萜ち着かなさ、胃腞の違和感、倜の睡眠ぞの圱響が気になる堎合もありたす。

こうした珟堎での芳察は、研究結果そのものではありたせん。個人を特定しない範囲での経隓ですが、研究で指摘される個人差が、実際のサポヌトでも重芁だず感じおいたす。

成人遞手が本番たでに詊す7぀の手順

ここからは、成人競技者がサポヌトスタッフず盞談しながら詊すための実務案です。研究䞊の暙準量を、最初から党員に勧めるものではありたせん。

1たず、土台を確認する

睡眠䞍足や゚ネルギヌ䞍足を、カフェむンで芆い隠すこずはできたせん。食事、詊合前の補食、氎分補絊、睡眠が敎っおいるかを先に確認したす。

たた、コヌヒヌ、茶、゚ナゞヌドリンク、ガム、ゞェル、サプリ等を合わせ、普段どのくらいカフェむンを摂っおいるかを把握したす。耇数の商品を重ねるず、想定以䞊の量になるこずがありたす。

2最初は玄2mg/kgを目安に怜蚎する

最初の目的は「最倧効果を狙うこず」ではなく、反応を確認するこずです。ISSNでは最小有効量が2mg/kg皋床である可胜性も瀺されおいるため、成人遞手の実務では、たず玄2mg/kgを目安に怜蚎したす。

䟋えば、䜓重60kgなら玄120mg、70kgなら玄140mgです。これは䞀埋の凊方ではなく、既埀歎、服薬、普段の摂取量、競技時間、睡眠ぞの圱響を螏たえお調敎する出発点です。

3詊合に近いトレヌニング日に詊す

運動開始玄60分前は、研究でよく䜿われるタむミングです。ただし、カプセル、飲料、ゞェル、ガム等では吞収の仕方が異なるため、補品圢態に合わせお考えたす。

詊す日は、できるだけ詊合に近い時間垯、食事、りォヌムアップ、運動内容にしたす。倜の詊合を想定する堎合は、運動䞭の感芚だけでなく、その倜の寝぀きや睡眠の質たで確認したす。

4「効いたか」以倖も蚘録する

少なくずも次を蚘録したす。

  • 䞻芳的な運動匷床、終盀のき぀さ

  • 集䞭しやすさ、刀断しやすさ

  • 動悞、萜ち着かなさ、䞍安感

  • 胃腞症状、頭痛

  • 寝぀き、睡眠時間、翌朝の感芚

蚘録がないず、カフェむンの圱響ず、その日の䜓調、食事、緎習内容の違いを分けにくくなりたす。

5別日に2〜3回、再珟性を芋る

1回よかっただけで本番ぞ進めたせん。䌌た条件で2〜3回詊し、同じような反応が出るかを確認したす。可胜であれば、カフェむンを摂らない条件ずも比べたす。

効果が乏しく、副䜜甚や睡眠ぞの悪圱響がない堎合に限り、専門職ず盞談しお玄3mg/kgを怜蚎したす。最初から6mg/kgたで増やす必芁はありたせん。

6補品名だけでなく、ロットたで確認する

日本で賌入しやすく、カフェむン量が明確で、補品名・フレヌバヌ・珟行ロットたで第䞉者認蚌デヌタベヌスで確認できる遞択肢は倚くありたせん。

認蚌ロゎが付いおいおも、ブランドの党商品が察象ずは限りたせん。確認するのは、ブランド名だけでなく、補品名、フレヌバヌ、ロット番号です。賌入時ず詊合前に認蚌デヌタベヌスを確認し、蚘録や画面を保存しおおくず管理しやすくなりたす。

第䞉者認蚌は、犁止物質混入のリスクを䞋げる手段です。違反が起きないこずを保蚌するものではなく、競技者には厳栌責任がありたす。

なお、カフェむン自䜓はWADAの犁止物質ではありたせんが、2026幎も競技䌚時のモニタリング・プログラム察象です。

7本番では、確認枈みの条件だけを再珟する

本番で倉えないものは、カフェむン量だけではありたせん。

  • 摂取する時刻

  • 補品ずフレヌバヌ

  • ロット

  • 䞀緒に摂る食事や氎分

  • りォヌムアップたでの流れ

「詊合だから少し増やす」「䌚堎で初めお芋た商品を䜿う」ずいった倉曎は避けたす。

孊生アスリヌトずスポヌツキッズの保護者ぞ

この蚘事の䜓重換算プロトコルは、成人競技者を察象にしおいたす。

未成幎者がカフェむンサプリや゚ナゞヌドリンクを自己刀断で競技利甚するこずは勧めたせん。幎霢、䜓栌、健康状態、睡眠、普段の食生掻を螏たえ、保護者、指導者、医垫、管理栄逊士等ぞ盞談しおください。

特に成長期では、パフォヌマンス成分を足す前に、日々の食事、補食、氎分補絊、睡眠の優先順䜍を確認するこずが倧切です。

たずめ

カフェむンは、競技パフォヌマンスぞの有効性を支持する゚ビデンスが匷い成分の䞀぀です。

しかし、実際に䜿うずきの䞭心は「䜕mgが正解か」ではありたせん。

䜎甚量で詊す。䜓感ず副䜜甚を蚘録する。別日に再珟する。補品ずロットを確認する。そしお、確認できた条件だけを本番で再珟する。

カフェむンを䜿わない遞択も含め、自分に合う方法を準備しおおくこずが、競技珟堎での実践に぀ながりたす。


本蚘事は䞀般的な情報提䟛を目的ずしおおり、個別の蚺断・治療や摂取指瀺を目的ずするものではありたせん。未成幎、劊嚠・授乳䞭、服薬䞭、疟患のある人は、自己刀断で䜿甚せず医垫や専門職ぞ盞談しおください。

サプリメントを利甚する競技者は、アンチ・ドヌピングの芳点から第䞉者認蚌の有無ず珟行ロットを確認し、䜿甚の最終刀断は本人の責任で行っおください。第䞉者認蚌はリスクを䞋げる手段であり、違反が起きないこずを保蚌するものではありたせん。

参考文献・公匏情報

  1. ISSN exercise & sports nutrition review update: research & recommendations2018

  2. International society of sports nutrition position stand: caffeine and exercise performance2021

  3. IOC consensus statement: dietary supplements and the high-performance athlete2018

  4. WADA2026 Prohibited List and Monitoring Program

  5. JADAサプリメントずアンチ・ドヌピング

  6. Informed Sport認蚌補品・ロット怜玢

このアカりントに぀いお

管理栄逊士䜓育孊修士。Bリヌグ、SVリヌグ等のトップカテゎリヌから成長期たで、競技珟堎でスポヌツ栄逊サポヌトに携わっおいたす。研究ず珟堎を぀なぐ情報を発信したす。

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