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SNSのいじめ、学校だけに責任を負わせていいのだろうか

子どものいじめというと、以前は学校の中で起きるものをイメージすることが多かったように思います。
でも今は、SNSを使った誹謗中傷や、写真・動画の無断掲載、プライバシーの侵害など、子どもたちの見えないところで起きる問題も増えています。

もちろん、SNS上であっても、子どもが傷つけられているのであれば、大人が放っておいていいわけではありません。
学校で人間関係のトラブルが起きているのであれば、学校として状況を把握し、必要な対応をすることは大切だと思います。

ただ、SNS上で起きていることを、学校の先生だけですべて解決するというのは、現実的には難しいのではないでしょうか。
先生が見ていないところで投稿され、学校の外でやり取りされ、学校では把握できない時間帯に問題が進んでいく――。
それを「学校なのだから、先生が何とかするべき」と一括りにしてしまうのは、少し違うように感じます。

むしろ、SNSの問題については、家庭の役割も非常に大きいと思います。
子どもにスマートフォンを持たせるのは誰なのか。
どのアプリを使うことを認めるのか。
どんな使い方をしているのか。
困ったときに誰に相談するのか。

こうしたことを、家庭でも一緒に考えていく必要があるのではないでしょうか。
そして、これは家庭だけの問題でもありません。
SNSの低年齢化は、もはや一つの家庭だけでは解決できない社会的な問題だと思います。
学校、家庭、SNSを提供する企業、そして社会全体――。
それぞれが自分たちにできることを考えなければ、子どもたちを守ることは難しいのではないでしょうか。

「学校の先生が解決できなかったから学校の責任」という考え方だけでは、現場の先生も疲弊してしまいます。
一方で、「SNSだから学校は関係ない」と切り離してしまえば、学校での人間関係から始まった問題を見逃すことにもなりかねません。

だからこそ、責任を押しつけ合うのではなく、どこまでが学校の役割で、どこからが家庭や社会の役割なのかを、もっと具体的に考える必要があると思います。
子どもたちを取り巻く環境は、私たち大人が子どもだった頃とは大きく変わりました。
だからこそ、大人の側も変わらなければならない。
SNSのいじめをなくすことは簡単ではありません。
「先生だけに任せる」「家庭だけの責任にする」のではなく、みんなで子どもを守る仕組みを考えていくこと。
それが、今の時代に必要なのではないでしょうか。

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