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「いい子ぶっている」と言われる子どもたち

いじめられている子をかばったり、困っている友達に手を差し伸べたりすると、「いい子ぶっている」「かっこつけている」「えらそうにしている」などと言われてしまうことがあります。

なぜ、そんな言葉を言う子がいるのでしょうか。
単に幼いからなのか。
心の発達がまだ未熟なのか。

でも、こうしたことは、昔からあったことだと思います。
誰かを助けようとする勇気ある行動が、周りから冷やかされたり、からかわれたりする。
その結果、「助けたいけれど、自分まで標的になりたくない」と考える子どもが増えてしまうように思います。

本来であれば、いじめられている子を助けることは、褒められるべき行動です。
困っている人を見たら手を差し伸べる。
間違っていることには「それは違うよ」と言える。
そんな子どもが増えてほしいと、多くの大人は願っているはずです。
それなのに、実際には勇気を出した子どもが孤立し、周りから「いい子ぶっている」と言われてしまう。

この空気は、子どもだけの問題ではなく、大人の社会にもどこか共通しているように感じます。
正しいことを言う人が煙たがられたり、声を上げた人が面倒な人として扱われたりする。
子どもは、大人の姿をよく見ています。
だからこそ、大人がまず変わらなければいけないと感じています。
「人を助けることはかっこ悪いことではない。」
「間違っていることに声を上げることは悪いことではない。」

そういう価値観を、学校でも家庭でも育てていくことが大切だと思います。

いじめをなくすことは簡単ではありません。でも、いじめを止めようとする子どもが、安心して行動できる環境は大切です。
「いい子ぶっている」ではなく「勇気を出してくれてありがとう」と言える環境――。
そんな学校が、増えていくことを願っています。

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