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話すだけでは解決しない苦しさ

いじめの被害に遭うことは、とてもつらい経験です。
そして、学校の対応が適切でなかったとき、被害者やその家族の苦しみはさらに大きくなってしまいます。

勇気を出して学校に相談したのに、話がかみ合わない。
事実を伝えても理解してもらえない。
時間ばかりが過ぎていき、何も前に進まない。

そんな状況が続くと、心は少しずつ疲れ切ってしまいます。
この苦しさを誰かに話したところで、現実がすぐに変わるわけではありません。話を聞いてもらえて少し気持ちが軽くなることはあっても、学校との問題そのものが解決するわけではない。
だからといって、誰にも話さずに一人で抱え込んでいたら、本当に心が壊れてしまいそうになる。
「もう限界。」
そんな気持ちを抱えながら毎日を過ごしている被害者や保護者は、決して少なくないと思います。

さらに苦しいのは、学校側の対応が長引くことです。
「確認します。」
「検討しています。」
「もう少し時間をください。」
そうしたやり取りが何か月も、時には何年も続くことがあります。
もちろん、事実確認には時間が必要な場合もあるでしょう。
しかし、その間にも被害者は苦しみ続けています。
子どもも保護者も不安を抱えながら毎日を過ごす。
時間が解決してくれるどころか、時間が経つほど心の傷が深くなってしまう
そして気づけば、トラウマだけが残ってしまう。
「もっと早く対応してくれていたら。」
「最初にきちんと向き合ってくれていたら。」
そう思わずにはいられません。
被害者が求めているのは、特別なことではないはずです。
自分たちの話を真剣に聞いてもらうこと。
事実を丁寧に確認してもらうこと。
そして、子どもの安全を第一に考えて行動してもらうこと。
その積み重ねがあれば、ここまで苦しみ続ける人は少なくなるのではないでしょうか。

いじめは、その瞬間だけの問題ではありません。
その後の対応次第で、傷が少しずつ癒えていくこともあれば、逆に何年も消えない傷になってしまうこともあります。
だからこそ、学校には「時間が経てば収まる」という考えではなく、「一日でも早く被害者の苦しみを軽くするにはどうすればよいか」という視点を持ってほしいと願っています。


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