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形だけの謝罪では、傷は消えない
問題が大きくなってから、「申し訳ありませんでした」と謝罪される。
でも、その言葉だけで、被害者が苦しんできた時間が消えるわけではありません。
怖かった記憶。
誰にも信じてもらえなかった苦しさ。
何度も勇気を出して訴えたのに、見て見ぬふりをされた絶望感。
それらは、簡単には消えないのです。
むしろ、形だけの謝罪によって、さらに傷ついてしまうこともあります。
学校側としては「謝罪をしたことで一区切り」と考えることもあるのかもしれません。ですが、被害者側からすれば、そこに至るまでに心が限界を超えている場合もあります。
それに付け加え、加害者からの謝罪のあとは、更なるいじめや二次被害が続くこともあるのです。
本当に苦しかったのは、問題そのものだけではありません。
隠蔽されたこと。
なかったことにされたこと。
「大げさだ」「気にしすぎだ」と扱われたこと。
そうした積み重ねが、人を深く傷つけるのです。
先生方も忙しく、大変な現場で働いていることは理解しています。
ですが、被害者側が求めていたことは、最初からそれほど難しいことではなかったはずです。
隠蔽せず、
ごまかさず、
ちゃんと事実と向き合ってほしかった。
ただ、それだけなのです。
もっと早い段階で誠実に対応してくれていたら、ここまで問題が大きくならなかったかもしれない。被害者がここまで深く傷つかずに済んだかもしれない。そう感じる場面が本当に多くあります。
謝罪は大切です。
でも、本当に必要なのは「問題が大きくなってからの謝罪」ではなく、「問題が小さいうちに向き合う姿勢」なのではないでしょうか。
被害者をこれ以上苦しめないためにも、そのことをもっと真剣に考えてほしいと思います。
