もっと早く弁護士に相談すれば…
「弁護士に相談したいけれど、お金がかかる。」
そう考えて、一歩を踏み出せない方は多いのではないでしょうか。
ましてや、子どものいじめや学校でのトラブルについて
「こんな個人的なことを弁護士に相談してもいいのだろうか」
と迷うのは、ごく自然なことだと思います。
多くの保護者は、最初から弁護士を頼ろうとは考えていません。
まずは学校に相談し、先生と話し合い、子どもにとって一番良い解決方法を一緒に考えてくれると信じています。
学校は子どもたちを守る場所であり、
先生は子どもの成長を支えてくれる存在。
そのように信じているからこそ、保護者は学校を頼るのです。
できることなら、学校との話し合いだけで解決してほしい。
それが多くの保護者の本音ではないでしょうか。
ところが、現実には話が思うように進まないケースもあります。
被害を訴えても
「お互い様だったのではないですか」
「被害者にも悪いところがあったのでは」と説明され
保護者が感じている問題と学校の認識に大きな隔たりが生じることがあります。
その結果、話し合いは解決に向かうどころか、少しずつこじれていきます。
何度話しても平行線。
資料をまとめ、証拠を提示し、時間をかけて説明しても前に進まない。
保護者の心身の負担は大きくなり、子どもも不安を抱え続けることになります。
そして、多くの方が後になって口にするのが
「もっと早く専門家に相談すればよかった」という言葉です。
もちろん、すべてのケースで弁護士への依頼が必要というわけではありません。
学校との対話で解決できることが一番望ましいですし、そのような事例も数多くあります。
しかし、話し合いが長期間平行線をたどっている場合や、学校との信頼関係が大きく損なわれてしまった場合には、一度専門家の意見を聞いてみることも一つの選択肢です。
相談したからといって、すぐに裁判になるわけでもありません。
現状を整理し、これからどのように進めればよいかアドバイスを受けるだけでも、気持ちが少し楽になることがあります。
保護者は決して学校と争いたいわけではありません。
子どもを守りたい。
そのために学校を信じ、頼り、話し合いを続けてきたのです。
だからこそ、その思いに学校が真摯に向き合ってくれていたなら…
弁護士への相談を考える必要もなかった家庭は、少なくないのではないでしょうか。
