コンビニオーナーは経営者なのか?
コンビニは驚くほど高いロイヤリティと引き換えに、
さまざまなシステムを提供されるビジネス。
店舗。
什器。
そして最新のPOSレジ。
そのほとんどが、
本部の資産である。
オーナーは、それらを借りて店を運営する。
仕入れも同じだ。
本部の発注システムを使って商品を発注すれば、
本部の物流網を通じて店舗に納品される。
さらに、労務管理も本部のシステムがある。
出退勤管理。
有給休暇の管理。
本部のシステムを使えば、
その多くを管理することができる。
加盟店は、
店舗運営に集中できる仕組みになっている。
しかし、
別の見方もある。
加盟店は、
ほとんどの意思決定において
大きな裁量を持っていない。
細かく決められた本部のルールを
逸脱することは基本的に許されない。
チェーンにもよるが、
赤字になっても撤退すら
加盟店の一存ではできない場合もある。
その裁量の狭さを揶揄して、
コンビニオーナーは経営者ではない
と言われることも多い。
では、
コンビニオーナーは本当に
経営者ではないのだろうか。
コンビニの売上は、
8割以上が立地で決まるとも言われている。
オーナーの手腕が影響するのは、
2割あればいい方かもしれない。
本部のシステムからの逸脱も
基本的には許されない。
独自性による差別化も、
そう簡単にはできない。
高いロイヤリティを支払い、
そこから
人件費
廃棄
消耗品費
などを支払う。
残る利益は、
決して多くはない。
そんな多くの制約の中で
人を使い、
店を回し、
利益を残す。
それは並大抵の努力ではできない。
もし
「意思決定をすること」が経営者の仕事だと
定義するのであれば、
コンビニオーナーは経営者とは言えないのかもしれない。
しかし、
責任を負うことが経営者の仕事だと
定義するなら話は変わる。
10年以上という長い契約期間。
年中無休。
24時間営業。
店を閉めることもできない中で、
店舗運営のすべての責任を負う。
そう考えれば、
コンビニオーナーは
紛れもなく経営者なのだと思う。
