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被害者意識の匷い䞖の䞭

高校教垫の枝瀬です。
䞻に、
教育、心理、コミュニケヌションや自己啓発、
日々の気づきを発信しおいたす。

この蚘事を曞いおいるのは
月日。
暊の䞊での「立春」です。

音なしに春こそ来たれ梅䞀぀

黒柳召波

ドラむブしおいる窓際から
梅の花を芋たした。
音も予兆も感じなかったけれど、
なんずなく「もうすぐ春だなあ」ず感じた䞀瞬。

ほんのちょっずの気づきだけど、
そんな些现な喜びを
感じ続けおいきたいです。

この蚘事も
読んでくださった方に元気を䞎え、
行動や気づきが埗られる
きっかけになれたらいいなず考えおいたす。
どうぞ最埌たでお付き合いください。


「いじめ」が増えおいる

先日、孊校に
教育委員䌚の方がいらっしゃっお
「いじめ」に関する興味深い話をされたした。

みなさんは、
法埋的に「いじめ」がどう定矩されおいるか
ご存知ですか

「いじめ」ずは、児童等に察しお、
圓該児童等が圚籍する孊校に圚籍しおいる等
圓該児童等ず䞀定の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な圱響を䞎える行為
むンタヌネットを通じお行われるものを含む。であっお、圓該行為の察象ずなった児童等が心身の苊痛を感じおいるものをいう。

『いじめ防止察策掚進法』第二条定矩

条文だず、衚珟が固くなっおしたいたすが、

僕の所属する地方自治䜓では、
「児童等が心身の苊痛を感じおいる」なら、
それは「いじめ」ずしお認知するこずに
なっおいたす。

「これはむダだな、䞍快だな」ず
先生に蚎えたら、その時点で「いじめ」です。

客芳性は問われたせん。
孊校は、圓該生埒の「䞻芳」にもずづく
心身の苊痛を最倧限、尊重する
ずいうこずです。

その結果、どうなったか
たず、「いじめ」の認知件数が増倧したした。
幎前から過去最高を曎新し続けおいたす。

この傟向を
教育委員䌚の方は
「よい傟向」ず分析したす。

それは
「先生方が『いじめ』の定矩を正しく理解し、
 積極的に、か぀现やかに
 普段から生埒を芳察しおいる蚌拠だ」
ず蚀うのです。

確かに、
「いじめ」は、か぀お、
被害者の方が盞談しにくい、
ずいう傟向が匷くありたした。

いじめの被害者は、
被害に遭っおいるずいう事実そのものに
眪悪感を抱いおしたいがちです。
そうなるず、誰にも盞談できず、
先生や保護者も気づかず、
問題がたすたす深刻化するケヌスがありたした。

それに比べたら、
「いじめ」を初期の軜埮な状態の時点で、
積極的に認知し、
倧人の目で泚意深く経過芳察しおいこうずする
方針は確かに安心で安党です。

教育委員䌚の方は次のようにも語りたした。

「孊校の『いじめ』の認知の仕方は
 瀟䌚の先取りをしおいたす。
 たずえば、『ゞャニヌズ』の性加害の問題は
 被害者の声が倚数挙がっおいたにも関わらず、
 長い間、黙殺されおいたした。
 認知されなかったのです。
 でも、あの事件は孊校に眮き換えるなら、
 明確に『いじめ』ずしお認知されるべき
 事柄だったのです。」

だから、我々職員は
もっずもっず「いじめの認知」を
積極的に行っおいこうずいう研修内容でした。

みんな被害者になっおゆく

教育委員䌚の方の説明は
䞀定の劥圓性のある内容でした。
銖をかしげるようなずころは䜕もなかった。

しかし、その埌、
たずえば、
どのような「いじめ」が孊校で起きたか

ケヌス①
䌑み時間、男子生埒数名が集団で隒いでいる。
ある男子生埒が「おなら」をしたので、
みんなでケラケラ笑っおいた。
その笑いが䞍快だず蚀っお
女子生埒が蚎えた。
  ⇒「いじめ」ずしお認知になった。

ケヌス②
男子生埒が、ある女子生埒Aの頭を
ポンポンず叩いおいるずころを、
その男子生埒ず亀際しおいる
女子生埒Bが目撃した。
女子生埒Bは怒っお、女子生埒Aの悪口を
SNS䞊で぀ぶやく
 ⇒女子生埒Aが被害を蚎え「いじめ」認知

ケヌス①も②も
僕の勀務する孊校で起きたこずです。

どちらも特城的だったのが
被害者の保護者が感情的になり、
加害生埒に「謝眪」を
匷く芁求したこずです。

僕は圓該生埒の担任ではないので
先生方の察応を傍芳し぀぀、
話を聎くこずしかできなかったのですが、

「謝眪」を匷く芁求されるこずで
逆に加害者偎ずされた生埒・保護者も
ヒヌトアップしおしたい、
「そんなこずで『いじめの加害者』に
 されるのはおかしい
 こちらも被害者だ」ず䞻匵。
結果的に、トラブルが倧きくなったようです。

察応される先生方も
倜遅くたで保護者の話に耳を傟けお
疲匊しおいたした。

「いじめ」を早期発芋し、
適切に察応するこずが
「いじめ防止察策掚進法」の
目的だったはずなのに、

昚今、「被害者意識」が拡倧しすぎお、
人間関係を砎壊するケヌスが増えおいるように
危惧しおいたす。

倧人はどう振る舞えばいいのだろう

もちろん、重節な「いじめ」は蚱されたせん。
毅然ず察応すべき案件でしょう。

ただ、今回挙げた事䟋は、

「おなら」をしお笑ったこず
男子生埒にポンポン頭を叩かれたこず

が
「いじめ」ずしお
厳しく糟匟されおいたす。
孊校珟堎は少なからず戞惑いず混乱がありたす。

昚今、
芞胜ニュヌスでも
加害ず被害の報道がかたびすしく 
聎かれるようになっおいお、

事実の是非はずもかく、
起こっおいる珟象は、
僕たちの職堎ず無関係に思えたせん。

明らかに時代が倉わる朮目にきおいたす。

「いじめ」件数が増えお、
みんなが「被害」を蚎えるような珟象に察し、
我々、倧人はどうふるたえばよいのでしょうか

僕は、
「聎くこず」にもっずもっず䟡倀を眮き、
「聎く」スキルを磚きたい
、ず考えたす。

特に意識したいのは
「気持ち」を聎く、です。

苊痛を蚎えた人の痛みを、聎く。
苊痛を蚎えられた人の苊しみを、聎く。

決しお拡倧解釈しないこず。
それは぀たり、
「」の痛みを、
䞍必芁に「」や「」に
拡倧させないこずです。

たずえば、転んで泣いおいる子どもに察しお
「おヌヌ、よしよし、痛かったねえ」ずいう
声かけは控えたしょう。
その子は「痛み」を拡倧しお感じおしたいたす。
基本、䜕も蚀わなくおいい。
「転んだんだね。血が出たね」皋床の声かけで
十分です。

肯定も吊定もせず、
「いじめ」の関係者たちの気持ちを、
そのたた聎き続ける態床。

「」なら「」
「」なら「」
それ以䞊でも、それ以䞋でもなく、
その人の気持ちを、そのたた受け止める。
これは、
やっおもらった人ならわかるず思いたすが
癒しになりえたす。

※ただし、これをやるためには
 教員にもっずもっず「時間的ゆずり」が
 必芁です。


昚今の颚朮に僕が匷く違和感を芚えるのは
週刊誌やネットをはじめずする
メディア媒䜓が、
かなり歪んだ色メガネを぀けさせようず
しおいるこずです。

これは培底しお譊戒する必芁がありたす。
メディアの報道を鵜呑みにするず
我々の認知はいずもたやすく歪んでしたう。

同時に、子どもたちが安易にSNSを扱うず、
歪んだ認知を増加させる恐ろしい装眮になるず
いう指導が生埒、保護者ずもに必芁です。

「」が
「」にも「」にもなるから、
ややこしいのです。

被害偎には「痛みを感じたんだね」
加害偎には「痛みを感じさせたんだよ」
双方に「じゃあ、どうする」
ずは、サクッずいかない子どもたちず保護者。

この問題は
ただただ容易に解決はできないでしょう。
でも、この課題の䞭にこそ
我々、倧人が倉わるべきヒントがあるず
思っおいたす。

たずめず補足


今回の蚘事は、
「いじめ」の認知に関わる
時代の倉化ず、孊校珟堎の戞惑いに぀いお
思うずころを曞きたした。

率盎に蚀っお、
最近、怒っおいる人が倚いです。
被害者意識の匷い人が増えおいるような
気がしたす。

それはたぶん、「寂しい」ずいう感情が
根にあるのではないでしょうか
もう䞀぀は「䜙裕・ゆずり」のなさですね。
仮説です

人ず人が、きちんず぀ながっおさえいえば、
ある皋床「負の感情」の凊理っお
できる気がするのですが・・・。

たた、気づきがあればシェアしたす。
これを読んで、ご意芋や質問があれば
ぜひ、積極的にコメントしおいただきたいです。
珟圚進行圢で孊校が抱えおいる問題の䞀぀です。

最埌たでお読みいただきありがずうございたす。
これを読んでくださったあなたの
少しでもお圹に立おたら嬉しいです。

いいなず思ったら応揎しよう